ドラゴンエイジで連載されていた影崎由那による漫画かりんと、甲斐透によるライトノベルかりん増血記の英語版コミック&ノベルです。漫画版(Graphic Novels)は全14巻、著者名に甲斐透(Tohru Kai)の名前があるライトノベル(Novel)が全11巻です。
かりん Chibi Vampire 英語版コミック&ノベル
かりん 日本語オリジナル版
吸血鬼の一族に生まれたのに何故か血が増える「増血鬼」として覚醒してしまった落ちこぼれ吸血鬼の果林は、増えすぎた血を他人に与えないと鼻血を出してしまう。そこへ転校生の雨水健太がやってきて、かりんの増血鬼としての体が反応する。…といった感じの作品です。吸血鬼というありがちな設定を逆手にとって増血鬼というのが面白いファンタジーラブコメですね。ささいな事ですぐ鼻血を出して恥ずかしがるドジっ子の果林がかわいいです。
漫画が原作でその後にライトノベルが発売されるというちょっと変わった作品です。ただライトノベルの方はまったくのオリジナルストーリーなので、両方読まれても楽しめるかと思います。英語版を読まれる場合は、英語にあまり自信の無い方は漫画版を、それなりに自信のある方はライトノベル版を購入されると良いでしょう。
なお英語版ですが北米の翻訳漫画出版社大手であった Tokyopop から発売されています。漫画版の方は全14巻すべてがリリースされていますが、小説版の方は Tokyopop が2011年5月をもって北米における翻訳出版事業から撤退してしまいましたので、残念ながら第8巻までしかリリースされていません。ですから他の出版社が新たにライセンスを取得しない限り、小説版については9巻以降が発売される可能性はほとんどありません。また今後在庫が希少となる可能性もありますので、この作品の英語版に興味のある方は早めに買っておかれた方が良いでしょう。