角川の漫画誌ハルタで2014年2月から2023年9月まで連載されて、2024年の1月からアニメの放送も始まった九井諒子によるダンジョン飯の英語版コミックです。
ダンジョン飯 Delicious in Dungeon 英語版コミック
パーティを組んでダンジョン探索に挑むライオス率いる一行は、探索中に食料が尽きてしまい空腹のままレッドドラゴンと戦うはめになってしまう。本来の力を出せぬまま戦い、ライオスの妹ファリンがドラゴンに食べられながらも使った脱出魔法でファリン以外の仲間は危機を脱するが、ファリンを助けるためにダンジョンに戻ろうとするライオスに付いてきたのは、ハーフエルフのマルシルとハーフフットのチルチャックの2人だけだった。
そしてこのままでは再び食糧難に陥る可能が高いという問題を解決するために、ライオスはダンジョンでの現地調達、すなわち「モンスターを料理して食べる」というとんでもないアイデアを提案する。ドン引きして嫌がる2人をよそにモンスターを調理しようとするライオスだったが、正しい調理法がわからない。そこへドワーフのセンシが通りがかって協力を申し出るが…という感じの作品です。
英語版は Yen Press から記事を作成している現時点で第12巻まで発売されており、近い将来には最終巻である第14巻まで発売されると思います。アニメ放送が始まったばかりで今が旬のダンジョン飯の英語版を読み始めるにはとても良いタイミングかも知れませんね。
また海外ではこちらの公式英語版に対して以下のような感想が寄せられています。
“デリシャスな漫画!”:☆☆☆☆☆
この漫画のデザインが本当に大好き! あと早く続きを読みたくてたまらない! 私は普段あまりギャグ漫画を読まないんだけど、ダンジョン飯はRPGが好きな人のツボを完璧に抑えてて最高!
“ファンタジー要素を盛り込んだ素敵な料理漫画”:☆☆☆☆☆
料理漫画が好きなので、この作品を知った時は絶対面白いだろうなと思った。キャラも魅力的で、作画も素晴らしい。(モンスターを用いた料理のいくつかは本気でよだれが出るほど美味しそう)。そして料理の手順など細部に至るまでのこだわりがこの作品を読むに値するものにしている。
“素晴らしい漫画の最高の始まり”:☆☆☆☆☆
※今のところ4巻まで読んだ、以下はネタバレなし
キャラの台詞回しは楽しくスマート。作画も表現力に富んでいて素晴らしい! 物語もよく練られていて、世界観も細部まで考えられているようだ。現段階でそれぞれのキャラクターやこの世界の過去について全てが語られている訳ではないが、もっと知りたいという欲求を刺激されるのに十分な事は知る事ができる。
作品の中身以外ではこの英語版の製本の艶消し加工についても言及したい。なかなか興味深くて良いね。
4巻まで読んだ段階での感想になるけど、上で語った良い部分はこれからも失われないと思う。