日本アニメ史の「はじまり」の作品、手塚治虫による鉄腕アトムの英語版コミックです。いまだからこそ日本語版・英語版ともに揃えて愛蔵しておきたい作品です。
鉄腕アトムはおそらく100年たっても名作としての地位を保っているでしょうね。しかしあまりにも昔の作品のためか鉄腕アトムの海外での知名度はそれほど高くありません。Osamu Tezuka と Astro Boy という名前は聞いたことがあっても、実際に見たことがあるという人はあまりいないのではないでしょうか。
しかしながら浦沢直樹によるPLUTOの様に、名作だからこそ何度でも甦るという面もあります。こうして一人の作者の手を離れてひとつの文化の共有財産となる様な作品は、数多くある漫画作品の中でもそれほど多くはありませんね。我こそはと思う意欲的な漫画家の方による手塚作品のリメイクをもっと読んでみたいと私は思います。