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バトル・ロワイアル Battle Royale

同名の映画が大ヒットしましたね、高見広春によるバトル・ロワイアルの原作小説とそのコミックの英語版です。著者名に作画担当の田口雅之(Masayuki Taguchi)の名前がある方がコミックで、全15巻です。

バトル・ロワイアル Battle Royale 英語版ライトノベル&コミック

バトル・ロワイアル 日本語オリジナル版

バトル・ロワイアル 英語版

上述した監督:深作欣二、主演:藤原竜也による同作映画を見たという方は多いのではないでしょうか。中学生たちが孤島で殺し合うという衝撃的な設定により、国会で問題だとして取り上げられたこともあったそうです。その一方で同作は日本アカデミー賞の最優秀編集賞、優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演男優賞、優秀音楽賞、優秀録音賞を始めとしてさまざまな映画賞を獲得した名作でもあります。

さてそのバトル・ロワイアルの原作小説および漫画の英語版ですが、海外での反応もおおむね日本と似たような感じでした。作品の残虐性を不快だと思う人がいる一方で、多くの人々から高い評価を得ています。そのおかげなのかどうかは解りませんが、小説も漫画も複数の出版社から複数のバージョンが発売されており、購入の際には注意が必要です。できれば原作小説の英語版の読破に挑戦したいものですね。

爆転シュート ベイブレード Beyblade

コロコロコミックで連載されていた青木たかおによる、爆転シュート ベイブレードの英語版コミックです。アニメの影響もあって子供たちにベイブレードが大人気になりましたね、全14巻。

爆転シュート ベイブレード Beyblade 英語版コミック

ベイブレード 日本語オリジナル版

爆転シュート ベイブレード 英語版

ベイブレードというのはタカラトミーから発売されているベーゴマを改良したおもちゃの名称です。コロコロコミックにてそのベイブレードをモチーフにした漫画が連載され、それがアニメ化されるに至って日本全国の小学生の間で大人気となり、一時期は社会現象とまでいわれていました。その後、連載終了やアニメ放送の終了にともない人気は次第に下火となり、小学生たちの興味は別の商品に移ることになりましたが、近年「メタルファイト ベイブレード」という新シリーズの漫画やアニメが展開され、人気が再燃したみたいです。

今回紹介する「爆転シュート ベイブレード」が連載されていたのが1999年~2004年ですから、当時小学生だった子供たちは今ちょうど中学生~高校生くらいでしょうか。まだこの作品を懐かしんで読むには早いような気もしますが、ものすごく好きだったというお子様に英語版をプレゼントしてあげるというのも良いかも知れません。内容的に難しいセリフが少ないので英語を学びはじめたばかりという方には比較的やさしい部類に入ると思います。

デビル・メイ・クライ Devil May Cry

カプコンの名作アクションゲーム、デビル・メイ・クライの小説と漫画の英語版です。英語リスニング力を強化したい方には、デビルメイクライの北米版アニメブルーレイもあります。

デビル・メイ・クライ Devil May Cry 英語版ライトノベル&コミック

デビル・メイ・クライ 日本語オリジナル版

デビル・メイ・クライ 英語版

著者名に後池田信也(Shinya Goikeda)とあるのが小説で全2巻、茶屋町勝呂(Suguro Chayamachi )とある方が漫画で全2巻です。それぞれゲーム本編の外伝的なカプコン公式オリジナルストーリーとなっていますので、ゲームを既にプレイした事のある方でも楽しめるかと思います。

デビル・メイ・クライのゲームでは登場人物たちが英語を話すという演出もされてましたので、世界観的には英語で読んだ方が雰囲気を楽しめるでしょう。スラングをまじえたセリフ使いもクールな感じで、小説版は英語で本を読むことに慣れている方には最適な作品だといえます。しかしその分ちょっと上級者むけなので、英語力にあまり自信がないという方は漫画版の方を購入されると良いでしょう。

HELLSING ヘルシング

ヤングキングアワーズで連載されていた、平野耕太によるHELLSING(ヘルシング)の英語版コミックです、全10巻。また英語リスニング力を強化したい方には、HELLSING ヘルシングの北米版アニメブルーレイもあります。

HELLSING ヘルシング 英語版コミック

HELLSING 日本語オリジナル版

HELLSING 英語版

大英帝国の王立国教騎士団・通称「ヘルシング機関」に所属するヘルシング家当主インテグラとアーカード、セラスの二人の吸血鬼を主軸に展開する吸血鬼と吸血鬼ハンターとの戦いを描いた物語です。題名のHELLSINGとはブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」に登場する吸血鬼ハンターの代名詞的キャラクター、ヴァン・ヘルシング教授(Van Helsing)の名前に由来してますが、HELLSING内のヘンルシング家は大英帝国に忠誠を誓うイギリス人であるのに対し、ヴァン・ヘルシング教授はオランダ人ですね。

さてこの作品は舞台がイギリス、しかも骨太なホラーバトル。プロテスタントとカソリックの対立や、敵役としてナチスが登場するなどご当地のイギリスや北米で受けそうな要素が盛りだくさんです。そして当然のごとくそれらの地域で高い評価を受け、少年ジャンプのビッグタイトルと同じくらいの人気を得ました。

全10巻、ちょっと長いですが舞台がイギリスの作品であるだけに英語で読むとまた格別な雰囲気を味わえます。少々時間がかかっても、ゆっくりと読めば不可能ということもありません。全巻読破したころには相当の英語力がついていることでしょう。

FLCL フリクリ

ガイナックスとProduction I.GによるOVA作品、FLCL(フリクリ)のコミックとライトノベルの英語版です。著者名に作画担当のウエダハジメ(Hajime Ueda)とあるのがコミックで全2巻、執筆担当の榎戸洋司(Yoji Enokido)とあるのがノベルで全3巻です。英語リスニング力を強化したい方には、フリクリの北米版アニメブルーレイもあります。

FLCL フリクリ 英語版コミック&ノベル

FLCL フリクリ 日本語オリジナル版

FLCL フリクリ 英語版

鶴巻和哉監督の初監督作品ですね。日本での発音である “フリクリ” は英語圏の方にはとても難しいため、英語では “Fooly Cooly” という発音があてられているそうです。the pillows の音楽と併せた非常に個性的な演出が特徴的なこの作品は OVA作品 ということで日本国内でこそ知名度はそれほど高くないですが、カートゥーンネットワークでの放映がされた北米では高い人気を得ました。

コミックが全2巻ということで、英語版コミック初心者の方にはおすすめなボリュームです。小説版の全3巻は中級者以上の方に最適でしょう。どちらも英語で読むとさらに雰囲気がでて、Fooly で Cooly なテイストを楽しめることでしょう。

コミック、ライトノベル共に 翻訳出版大手の Tokyopop から発売されていますので、翻訳の質についてはある程度期待しても良いでしょう。

EDEN エデン

月刊アフタヌーンで連載されていた、遠藤浩輝によるEDEN(エデン)の英語版コミックです、全18巻。

EDEN エデン 英語版コミック

EDEN 日本語オリジナル版

EDEN 英語版

正式なフルタイトルは “EDEN 〜It’s an Endless World!〜” ですね。エデンといえば旧約聖書の創世記に登場する地上の楽園で、アダムとイヴが知恵の実を食べて追放されるまで住んでいた場所のことですね。より正確には “エデンの東方にある園” こそが楽園であり、エデン=楽園というのは後世にひろまった誤解です。

上記のことはこの作品とは関係ないことのように思えますが、この作品にはエノアやソフィアやグノーシアなどグノーシス主義とその神話をモチーフにしたような内容が見受けられます。一方でグノーシス主義がキリスト教の一宗派ではなく、独立したオリエント起源の “東方の” 宗教と解釈される場合もあることを考えると、なにやら上の話が意味深に思えてくるから不思議です。まあ気のせいでしょうけど。

もちろんこれらはあくまでお話を面白くするための味付けのようなものです。エヴァンゲリオンがカバラの思想を世界観に取り入れてるのと同様に、グノーシスを理解することによってこの作品の世界観をより一層楽しめますよというだけのことです。遠藤浩輝氏自身がこの作品について「エヴァンゲリオンに影響された」 とあとがきで語っていますね。

そんな作品ですから英語で読むにはかなりの英語力が必要になります。娯楽作品であることには違いないのですが、単語や表現がやたらと小難しいのですね。ですからこのサイトで主眼である “楽しんで英語を学ぶ” には最適とは言えない作品かも知れません。

いばらの王 King of Thorn

コミックビームで連載されていた岩原裕二による、いばらの王の英語版コミックです、全6巻。またいばらの王の北米版アニメブルーレイもあります(※国コード規制に注意)。

いばらの王 King of Thorn 英語版コミック

いばらの王 日本語オリジナル版

いばらの王 英語版

あらすじ
治療法のない致死率100%の謎の石化病「メデューサ」が蔓延する世界で、人類の生き残りを託されてコールドスリープがほどこされた160人の人々が目覚めた時に見たものは・・・”いばら” に覆われた廃墟と化した施設で人々を襲う獰猛なモンスター達だった。

この作品は、最近アニメ映画化されてどうやら日本よりも海外での評価が高いようです。なんとなくB級パニックサスペンスの雰囲気が漂うこの作品は好きな人にはたまらないものがあるでしょうね。私も結構好きです。

なんでもスペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭という映画祭に出品されていて、なんらかの賞の受賞が期待されているみたいです。この映画祭では最近日本のアニメ作品の受賞が多く、国内および海外向けのプロモーションの場として活用されているみたいです。

※シッチェス・カタロニア国際映画祭での日本のアニメの主な受賞作品

ハウルの動く城(観客賞)
スチームボーイ(アニメーション部門長編作品グランプリ)
時をかける少女(アニメーション部門長編作品グランプリ)
蟲師(最優秀特殊効果賞、最優秀映画音楽賞)
スカイ・クロラ(批評家連盟賞、最優秀映画音楽賞)
サマーウォーズ(アニメーション部門長編作品グランプリ)

いぬかみっ! Inukami!

原作は有沢まみずによるライトノベルですが、ここでは松沢まりの作画による漫画版いぬかみっ!の英語版コミックを紹介します、全6巻。

いぬかみっ! Inukami! 英語版コミック

いぬかみっ! 日本語オリジナル版

いぬかみっ! 英語版

犬神、つまり犬の神様(ヒロイン役のようこの正体は犬ではなく妖狐)と犬神使いの少年のお話ですね。日本の神道や民間伝承などをモチーフにした世界観が特徴的です。神様といってもどことなく愛嬌があり、人間よりむしろ人間くさいキャラクター達ばかりで、古き良き日本を感じさせるにおいがしてくるような気がしますね。

なお犬神じたいは実際に西日本を中心に古くから伝わる伝承で、神様というよりはどちらかというと呪術に用いられる憑き物ですね。犬神を使役する(あるいは使役すると疑われた)家系は犬神筋とよばれて差別を受けていたと言われています。この辺の伝承を調べると、この作品の持つなごやかなイメージからはかけはなれた民俗史をかいま見ることになりますので注意してください。

全6巻ということで英語版コミックに挑戦するにはちょうどよいボリュームです。日本語オリジナル版と同様に1巻から6巻まで個別に発売されている Tor Books の英語版の他に、Seven Seas から3巻づつをそれぞれ1冊にまとめたオムニバス版(1-3巻と4-6巻の計2冊)も発売されていますのでお好きな方を選ばれると良いでしょう。

イチロー! Ichiroh!

まんがタイムきららMAXで連載中されていた未影による、イチロー!の英語版コミックです。全5巻。

イチロー! Ichiroh! 英語版コミック

イチロー! 日本語オリジナル版

イチロー! 英語版

イチローと言っても野球選手ではなく、受験などで使われる一浪の方ですね。大学受験に失敗して浪人することになった女の子の予備校と寮生活をつづる日常系萌え4コマ作品です。実際に浪人をして受験勉強をしている人のひとときの心の安らぎとしてはとても良い作品なんじゃないですかね。一般的にとても暗いイメージのある予備校や浪人生活を明るく描くことにより、受験をひかえた高校生やかつて受験生だった大学生や社会人に人気となりました。

ただ英語圏での評価はどうなんでしょうかね。日本の受験システムに近いアジアの国の人々はおそらく共感できるだろうと思いますが、アメリカやイギリスなど欧米には日本でいうような浪人生は存在しませんので、この作品のストーリーがわかりにくいかも知れませんね。

灰羽連盟 Haibane Renmei

安倍吉俊による同人誌「オールドホームの灰羽達」を元に製作されたアニメ、灰羽連盟の北米版アニメのアニメコミックです。日本語版は存在しない北米オリジナル商品です。また 灰羽連盟の北米版アニメDVD もあります。

灰羽連盟 Haibane Renmei 英語版アニメコミック

灰羽連盟 英語版

原作である「オールドホームの灰羽達」の同人誌が手に入りにくい現状では、できればその同人誌の英語版でもいいから手に入れたいと思うところですが、残念ながらこちらは前述の通り北米版のアニメから製作されたアニメコミックです。アニメの画面をキャプチャして作られていますのでもちろんカラーです。ただしジブリのフィルムコミックなどと比べるとコマ割りのセンスがあまり良くありませんね。

わざわざ北米向けにオリジナル商品が発売されるという事は、それだけこの作品のアニメが北米地域で人気となった証明でもあります。日本ではそれほど有名というわけでも無いのに、海外でヒットして日本でも再評価されるというケースは昔から結構ありますね。この作品はその小さな一例だと思います。