Gファンタジー」タグアーカイブ

デュラララ!! Durarara!!

成田良悟によるによるライトノベル作品、デュラララ!!の英語版ライトノベルとコミックです。

デュラララ!! Durarara!! 英語版ライトノベル

デュラララ!! Durarara!! 英語版コミック

デュラララ!! 日本語オリジナル版

デュラララ!! 英語版

舞台は東京池袋。非日常に憧れる気弱な少年・竜ヶ峰帝人(りゅうがみねみかど)はこの街で様々な出逢いを体験をする。天真爛漫なストーカー少女・魔に魅せられた高校生・引き籠りの天才闇医者・快楽主義の情報屋・池袋最強の男、そして漆黒のバイクを操る首無しライダー。こうして池袋を舞台にした群像劇が始まった…という感じの作品です。

ライトノベルの英語版は北米の翻訳漫画出版大手の Yen Press より、現在第1巻のみ発売中で、第2巻が2015年11月17日の発売予定となっています。

漫画版はライトノベルより先行して英語版が発売されたので、「デュラララ!!」が全4巻、「デュラララ!! 罪歌編」が全3巻、そして「デュラララ!! 黄巾賊編」が全3巻でそれぞれ既に発売済みとなっています。

なお商品タイトルに (Novel) の文字が含まれていて、原作者である “成田良悟 / Ryohgo Narita” の名前の他に、イラスト担当の “ヤスダスズヒト / Suzuhito Yasuda” の名前がある方が英語版ライトノベルで、漫画版の作画担当の “茶鳥木明代 / Akiyo Satorigi” の名前がある方が英語版コミックです。あとは日本語オリジナル版のカバーイラストなどとも比較してよく確認してください。

続きを読む

黒執事 Black Butler

月刊Gファンタジーにて連載中の、枢やな による 黒執事 の英語版コミックです。英語リスニング力を強化したい方には、黒執事の北米版アニメブルーレイもあります。

黒執事 Black Butler 英語版コミック

黒執事 日本語オリジナル版

黒執事 英語版

19世紀末期、史実においてはその最盛期を迎えていたイギリス。名門貴族・ファントムハイヴ伯爵家の若き当主であるシエルに仕える執事のセバスチャン・ミカエリスは、品位・教養・武術・料理・容姿など全てにおいて完璧だが、実は彼には執事としての表向きの仕事の他に、主人と共に「女王の番犬」として表ざたにはできない数々の事件を秘密裏に処理するという仕事があった。さらにセバスチャンとシエルの主従関係には他言できないまた別の秘密があって…という感じの作品です。この作品はアニメ化だけでなく映画化・舞台化までされたので、そちらで知っている方もいるのではないでしょうか。

英語版は北米の翻訳漫画出版社大手の Yen Press (Orbit) より、現在のところ第15巻までが発売されています。その後の続巻も日本語オリジナル版の刊行からおよそ1年後というペースで発売されているようですから、これを機にこの作品の英語版を買い集められてはいかがでしょうか。この作品はイギリスが舞台なので、英語で読むとさらに雰囲気が出ますよ。

続きを読む

うみねこのなく頃に Umineko When They Cry

07th Expansion 制作による同名のサウンドノベルゲームのコミカライズ版、うみねこのなく頃にの英語版コミックです。オリジナル版は各エピソードごとに月刊ガンガンJOKER・月刊Gファンタジー・ガンガンONLINE・少年ガンガンにて連載または連載中。また 07th Expansion の前作にあたる、ひぐらしのなく頃に の漫画の英語版もあります。

うみねこのなく頃に Umineko When They Cry 英語版コミック

うみねこのなく頃に 日本語オリジナル版

うみねこのなく頃に 英語版

英語版は ひぐらしのなく頃に と同じ北米の翻訳漫画出版大手の Yen Press から、現在のところ Episode1 の第1巻が2012年11月20日に発売済み、第2巻が2013年2月26日に発売予定、Episode2 の第1巻が2013年5月28日、第2巻が2013年8月27日に発売予定になっています。日本語オリジナル版もまだ連載中ですから、英語版の単行本がすべて発売されるのは果たしていつ頃になるのか解りませんが、全部読んだら結構な英語学習になる事でしょう。お好きなエピソードだけ抜粋して買われても良いでしょうね。

以下に出題編・展開編の各エピソードごとのサブタイトルや作画担当者の情報をまとめます。ちなみに日本語オリジナル版と英語版が同じ巻数で発売されるとは限りません。英語版では単行本 2~3巻分をまとめてオムニバス版として発売される事も多いですから、購入前には注意が必要です。

うみねこのなく頃に 出題編

  • Episode1 Legend of the golden witch 作画:夏海ケイ
  • Episode2 Turn of the golden witch 作画:鈴木次郎
  • Episode3 Banquet of the golden witch 作画:夏海ケイ
  • Episode4 Alliance of the golden witch 作画:宗一郎

うみねこのなく頃に散 展開編

  • Episode5 End of the golden witch 作画:秋タカ
  • Episode6 Dawn of the golden witch 作画:桃山ひなせ
  • Episode7 Requiem of the golden witch 作画:水野英多
  • episode8 Twilight of the golden witch 作画:夏海ケイ

tactics タクティクス

月刊Gファンタジーで連載を開始し、掲載誌を何回か移した後に現在は月刊コミックアヴァルスにて連載中の、木下さくらと東山和子による合作漫画、tactics(タクティクス)の英語版コミックです。

tactics タクティクス 英語版コミック

tactics 日本語オリジナル版

tactics タクティクス 英語版

明治後期の日本、小さい頃から妖怪を見ることのできた主人公の一ノ宮勘太郎は、表向きは民俗学者でありながら裏では妖怪退治を生業としている。駆け出しの頃に鬼に傷を負わされた勘太郎は、そんな鬼をも食らうという伝説の妖怪・鬼喰い天狗の封印を解いて春華と名づける。こうして勘太郎と春華と、勘太郎の身の回りの世話をする妖狐の3人は、妖怪退治を名目に妖怪たちを助ける日々を送るのであった…という感じの作品です。

英語版ですが、北米の翻訳漫画出版大手であった Tokyopop から第8巻までリリースされたところで、この Tokyopop が北米での事業を停止してしまいました。という事でいまのところ9巻以降の英語版がリリースされるめどは立っていません。最近は妖怪が登場する漫画やアニメが人気が高いだけに残念ですね。

Pandora Hearts パンドラハーツ 

月刊Gファンタジーにて連載中の、 望月淳によるPandora Hearts(パンドラハーツ)の英語版コミックです。

Pandora Hearts パンドラハーツ  英語版コミック

Pandora Hearts 日本語オリジナル版

Pandora Hearts 英語版

四大公爵家の一つベザリウス家の嫡男・オズ=ベザリウスは、15歳の成人の儀の最中に身に覚えのない罪によって、闇の監獄・アヴィスへと堕とされる。アヴィスの中に閉じ込められたオズはそこで「血染めの黒うさぎ(ビーラビット)」と呼ばれるチェインのアリスと出会い、彼女と契約を交わすことでアヴィスから脱出することに成功するが…という感じのファンタジー作品です。アニメ化もされましたのでそちらで知っているという方もいるかも知れませんね。

英語版は翻訳漫画出版大手の Yen Press から今のところ第9巻まで発売されています。第10巻の発売予定が2012年5月29日で、その後およそ2ヶ月ごとに1巻づつ発売される予定になっているみたいですね。この作品のファンの方はこのペースに併せて英語版の続刊を買って読めば、ちょうど良いペースで英語学習ができるのではないでしょうか。

switch スイッチ

月刊ステンシルにて連載を開始し、現在では月刊Gファンタジーにて連載中の、naked ape によるswitch(スイッチ)の英語版コミックです。全13巻。

switch スイッチ 英語版コミック

switch スイッチ 日本語オリジナル版

switch 英語版

麻薬中毒者や密売組織の摘発に従事し、薬物犯罪に関しては逮捕や家宅捜索に加えておとり捜査など、一部警察以上の捜査権限を持つ関東信越厚生局麻薬取締部。そこの新人捜査官である衛藤快と倉林春は、一度は日本から撤退した中国の密売組織龍玄が、再び国内で活動を始めた事を受けて捜査を開始する。そこで浮かびあがった “switch” と呼ばれるキーワード、それは16年前、何人もの人々の命を奪い、ついには捜査官の命まで奪い、そして一切の捜査資料とともに忽然と消えた幻のドラッグの名前だった…という感じの作品です。

英語版は翻訳漫画出版大手の VIZ Media から発売されています。全13巻という事で英語初心者の方にはちょっと長い作品でしょうか。また犯罪や薬物に関する英語表現は少々難しいような気がします。この作品を選ばれるなら、じっくり時間をかけて読むようにしてください。

超獣伝説ゲシュタルト Gestalt

月刊Gファンタジーで連載されていた、高河ゆんによる超獣伝説ゲシュタルトの英語版コミックです。全8巻。

超獣伝説ゲシュタルト Gestalt 英語版コミック

超獣伝説ゲシュタルト 日本語オリジナル版

超獣伝説ゲシュタルト 英語版

ゲシュタルトというと、ついゲシュタルト崩壊の事が頭によぎってしまうのは私だけでしょうか。ちなみに Gestalt とはドイツ語で “形・形態” を意味しているそうです。この作品では伝説の島とそこに伝わる神の名前という事になっています。ゲシュタルト崩壊とはなんの関係もありません。

高河ゆん氏の描くファンタジーは女性ならではの繊細さが氏の作画とあいまって独特の世界観を生み出していますね。ファンタジーの要素の一つである冒険は多少弱い感じがしますが、高度文明を離れた癒しのような要素が結構強い感じがします。まあ登場する女の子がかわいらしいと言ってしまえば、身も蓋もないでしょうか。表現を少し変えると、女の子の衣装が野暮ったくないんですよね。この変はちょっと男性のファンタジー作家さんだとなかなか真似できない所なんじゃないでしょうか。

ZOMBIE-LOAN ゾンビローン

Gファンタジーで連載中のPEACH-PITによる、ZOMBIE-LOAN(ゾンビローン)の英語版コミックです、全13巻。

ZOMBIE-LOAN ゾンビローン 英語版コミック

ZOMBIE-LOAN 日本語オリジナル版

ZOMBIE-LOAN 英語版

テレビアニメ化もされて人気となったZOMBIE-LOAN。ちょっと変わった感じのタイトルですが、文字そのまま「命の融資を承るローン会社」のことで、死者が命の融資を受けるとゾンビとして復活し、その代わりに莫大な借金を背負わされるという独特な設定が面白い作品です。主人公の紀多みちるは「死神の目」によって死期の近い人間を見分けることができ、クラスメートでゾンビの赤月知佳と橘思徒の二人の借金返済のために力を貸すことになります。

Gファンタジーということで少々若い年齢層むけではありますが、男性女性を問わず高い評価を受けるPEACH-PIT。ローゼンメイデンなど他のヒット作の知名度が高すぎるためにこの作品はあまり有名とはならなかった印象はありますが、その独特な世界観と作画は一見の価値ありです。

隠の王 Nabari No Ou

月刊Gファンタジーで連載されていた、鎌谷悠希による隠の王(なばりのおう)の英語版コミックです、全14巻。また 隠の王の北米版アニメDVD もあります。

隠の王 Nabari No Ou 英語版コミック

隠の王 日本語オリジナル版

隠の王 英語版

現代に息づく忍者の世界・隠の世、その最大の秘術・森羅万象をその身に秘める中学生の戦いを描いた作品です。アニメ化もされて人気となりましたね。画像から推測できるように、かわいらしい少年(六条壬晴)が主人公で、何故か背中に羽が生えて小悪魔と化して、他の忍者を誘惑して困らせたりもします。ストーリー展開はシリアスですが、リアルな忍者作品というよりは忍者ファンタジーといった感じで、比較的若い方向けの作品でしょうかね。

海外では必ず一定の人気が得られるニンジャ、この作品もその例にもれず人気となりましたが、いかんせんこのジャンルにはNARUTO ナルトなどビッグタイトルが多いので、それらには今一歩及ばずといったところでしょうか。この作品で表現されているような情緒的な部分を感じてもらえればもっと人気がでたのでしょうが、海外ではやはり少年漫画的な派手な戦闘やアクションの方が好まれるのでしょうね。

最遊記 Saiyuki

月刊Gファンタジーで連載されていた、峰倉かずやによる最遊記の英語版コミックです。全9巻。コミックZERO-SUMで連載されていた最遊記RELOADの英語版コミックもあってこちらは全10巻です。また幻想魔伝 最遊記の北米版アニメDVDもあります(※リージョンコードに注意)。

最遊記 Saiyuki 英語版コミック

最遊記 日本語オリジナル版

最遊記 英語版

この作品の元ネタになっているのはご存知中国古典の「西遊記」ですが、考えてみればテレビドラマやアニメによる二次創作は見たり読んだりした事ありますが、原典となる書物を読んだ事がありません。おそらくは多くの日本人が同じだと思うのですが、概要だけ知っていてもちゃんとストーリーを知らない物語って結構ありますよね。アラビアンナイトなんかも同様だと思います。

この作品の場合はタイトルが「最遊記」となっているように、どちらかというと独自の世界観に西遊記の設定をちょっと拝借したという程度の関係になっていますが、そうなってくると逆にオリジナルの西遊記との共通点を確認したくなるのが人情というものではないでしょうか。