月別アーカイブ: 2009年5月

金色のガッシュ!! Zatch Bell!

少年サンデーで連載されていた、雷句誠による金色のガッシュ!!(こんじきのガッシュ)の英語版コミックです、全33巻。

金色のガッシュ!! Zatch Bell! 英語版コミック

金色のガッシュ!! 日本語オリジナル版

金色のガッシュ!! 英語版

高嶺清麿はMITの論文をもたやすく理解するほどの頭脳の持ち主だが、クラスになじめず不登校を繰り返す毎日を送っていた。そんな清麿の家にある日ガッシュ・ベルと名乗る少年がやってきて清麿の父親に清麿の友達になってくれと頼まれたのだと言う。実はガッシュ・ベルは魔物の王座をかけて戦う魔物の子供だったのである…という感じの物語です。

英語版でガッシュの名前が Zatch となっているのは、”ガッシュ” という発音が英単語の gash(切り傷、溝、スラングで女性器)という語を連想させるからでしょうね。さすがに子供向け作品でこれはまずいでしょう。

日本語オリジナル版は全33巻ですが、こんど文庫版が全16巻でリリースされる予定みたいです。また英語版は28巻まで発売したところでリリースが止まってしまい、29巻以降は発売されていません。

ぼくの地球を守って Please Save My Earth

花とゆめで連載されて大人気となった日渡早紀の、ぼくの地球を守っての英語版コミックです、全21巻。

ぼくの地球を守って Please Save My Earth 英語版コミック

ぼくの地球を守って 日本語オリジナル版

ぼくの地球を守って 英語版

1980-90年代の少女漫画を代表するSFファンタジーの名作ですね。月の基地とか超能力とかに加えて前世の記憶という要素も絡めて、どんどんと話が広がっていく展開は当時の読者を魅了しました。なんでも一部の読者の間に前世ブームみたいな事も起きて小規模な社会問題にもなったようで、騒動の過熱を心配した作者である日渡早紀氏が紙面上で「この作品はフィクションである」という異例のアナウンスをするに至りました。私も初版コミックスの作者コメント欄でその内容を読みましたが、氏のコメントは漫画家として至極当然の主張でしたね。同時にそれだけこの作品の世界観にのめり込んでしまった読者が大勢いたという事に歓心したのを覚えています。

さて今でもこの作品は心に残る名作だと思ってらっしゃる方は大勢おられるだろうと思います。そういう方は昔を思い出しながらこの名作を英語学習に役立ててはいかがでしょうか。全21巻というボリュームは英語で読むには少々長いですが、2冊づつ程度読み終わるごとに買い足して、ぜひとも全巻読破に挑戦してください。全巻読み終わる頃には、相当な英語力がついていることでしょう。

ヤマトナデシコ七変化 The Wallflower

別冊フレンドで連載中の、はやかわともこによるヤマトナデシコ七変化♥の英語版コミックです。

ヤマトナデシコ七変化 The Wallflower 英語版コミック

ヤマトナデシコ七変化 日本語オリジナル版

ヤマトナデシコ七変化 英語版

見た目が地味で性格も暗い少女が、明るく美しく生まれ変わるストーリーは少女漫画の永遠の王道ですね。それだけにそれぞれのキャラクターをいかに魅力的に描くかがこの手の作品の良し悪しを決める重要なポントだと思います。この作品の主人公のスナコはホラー好きで美しいものを見たら鼻血を吹いて気絶するというギャグキャラ的な要素もありながら、家事全般が得意という良いところもあります。その他いろいろな要素を含めてこの手の作品のヒロインによくあるような、おとなしすぎてイライラしたり、逆に傲慢すぎて鼻についたりしない絶妙なキャラといえるでしょう。

英語タイトルの Wallflower は、いわゆる “壁の花” の事ですね。舞踏会などで容姿や雰囲気などから男性にダンスを誘ってもらえない女性を指す言葉です。英語版のリリースも順調に続いているようですから、英語学習用に英語版を揃えられてはいかがでしょうか。

ゆびさきミルクティー Yubisaki Milk Tea

ヤングアニマルで連載されていた、宮野ともちかによるゆびさきミルクティーの英語版コミックです、全10巻。

ゆびさきミルクティー Yubisaki Milk Tea 英語版コミック

ゆびさきミルクティー 日本語オリジナル版

ゆびさきミルクティー 英語版

アルバイト先の写真館でウェディングドレスを着た事をきっかけに女装に目覚めてしまった少年を中心に展開されるラブコメディです。女装少年を題材としたシリアス系のラブコメって実は結構少ないような気がします。主人公自身が女装した自分の姿に欲情するなど、アブノーマルなフェティシズムがふんだんに描かれています。

英語版の方は Tokyopop より8巻までリリースされており、英語版の8巻には日本語版の8巻と9巻の2冊分の話が収録されています。ですから実質的に英訳されているのは日本語版の9巻までですね。なんだか中途半端ですが、原作の長期連載休止があったり、出版社の Tokyopop の翻訳出版事業からの撤退などが重なってこういう結果となっていしまいました。最終巻である第10巻の英語版が手に入らないのは残念ではありますが、こればかりはどうしようもありません。

伯爵カイン Cain Saga

花とゆめで連載されていた由貴香織里による、伯爵カインシリーズの英語版コミックです。

伯爵カインシリーズ Cain Saga 英語版コミック

伯爵カインシリーズ 日本語オリジナル版

伯爵カイン 英語版

ヴィクトリア時代のイギリスのロンドン、大貴族であった父の跡を継いで伯爵となったカインはいつしか毒の収集をすることとなる。

伯爵カインシリーズはこれまで5部作が描かれていますが、英語版コミックスへの収録は Vol.1に「忘れられたジュリエット」、Vol.2に「少年の孵化する音」、Vol.3に「カフカ-kafka-」、Vol.4は2巻組で「赤い羊の刻印」が収録されています。残念ながらいまのところゴッドチャイルドは英訳されていません。英語版は翻訳漫画出版大手の VIZ Media からとなっておりますので、訳の出来などは悪くはないでしょう。

舞台がロンドンのお話なので英語で読むとまた雰囲気が良いものとなることでしょう。巻数もそれほど多くないので英語版漫画初心者の方にもおすすめですね。

戯言シリーズ Zaregoto

戯言シリーズ(ざれごとシリーズ)とは講談社ノベルスから刊行されている西尾維新のライトノベルシリーズのことです。ここで紹介するのはその英語版ライトノベルとなります。

戯言シリーズ Zaregoto 英語版ライトノベル

西尾維新 戯言シリーズ 日本語オリジナル版

戯言 英語版

注意!
傷物語の英語版を除き、物語シリーズの他のライトノベルの英語版は今のところ(2015年11月現在)発売されていません。アマゾンで “Bakemonogatari” などのワードで検索すると怪しげな表紙の商品が何点かヒットしますが、それらは Wikipedia などのネット上の情報をただまとめて一冊の本にしただけの購入する価値のない商品ですので注意してください。”

それはさておき西尾維新の独特の世界観やセリフ回しがどんな風に英訳されるのかファンならば興味の尽きないところですね。

Amazon の個別商品ページでは、第1巻のクビキリサイクルの冒頭を試し読みできるようですから英語でライトノベルを読むという事がどんな雰囲気なのか味わえるでしょう。ちょっと難しそうだと感じた方はまず日本語版を読んで話の流れを覚えておいてから英語版を読むと理解がだいぶ楽になります。初めの1回はほとんど意味が理解できなくとも、何度も繰り返し読むことによってだんだん意味が解ってくるようになりますので、途中であきらめずに少しづつ読むようにしてください。だいたい最初の1回は1ヶ月で1冊のペースくらいがちょうど良いかと思います。いずれにせよ焦らずにじっくり時間をかけて読む心構えが重要です。

以下に英語版が発売中のシリーズ各巻のタイトルとその英訳を以下にまとめておきます。

  • クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い / The Kubikiri Cycle
  • クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 / The Kubishime Romanticist

Walkin’ Butterfly ウォーキンバタフライ

Vanilla,コミックWalkerで連載されていた、たまきちひろによる、Walkin’ Butterfly(ウォーキンバタフライ)の英語版コミックです、全4巻。

Walkin’ Butterfly ウォーキンバタフライ 英語版コミック

Walkin’ Butterfly 日本語オリジナル版

Walkin' Butterfly 英語版

「ウォーキン☆バタフライ」のタイトルでテレビドラマ化もされましたね。長身がコンプレックスだったミチコはファッションショーでモデルと間違えられて舞台に立つ。きらびやかな衣装と化粧で見違えた自分にうっとりしたものの、舞台の上で客の視線に晒されると緊張で一歩も動けなくなってしまう。そこでデザイナーに痛烈な批判を受けてその場から逃げ出すが、やがてミチコは長身をいかしたモデルという職業を目指すようになる…という感じのお話です。

上述のとおり日本語版は全4巻なのですが、英語版は3巻までしかリリースされていません。本来なら最後まで出版される予定だったのでしょうが、4巻の発売は中止となったようです。出版社も Aurora Publishing というあまり有名ではない会社なので詳しい事情はわかりませんでした。

まもって守護月天! Mamotte Shugogetten

月刊少年ガンガンで連載されていた、桜野みねねによるハートフルコメディ、まもって守護月天!の英語版コミックです、全11巻。

まもって守護月天! Mamotte Shugogetten 英語版コミック

まもって守護月天! 日本語オリジナル版

まもって守護月天! 英語版

少年漫画ではもはや王道といっていい、不思議な少女が住み着く事になる系のラブコメ作品ですね。父親の中国みやげの支天輪から現れた守護月天小璘が、一人暮らしの中学2年生の七梨太助を不幸から守るために支天輪から色々な星神を呼び出して活躍します。小璘が呼び出す星神たちの中国の天文に関する設定が特徴的ですね。

英語版はちょっとややこしいですが、TokyoPop という出版社から Mamotte Shugogetten というタイトルで1巻から5巻まで、Gustoon Entertainment という出版社から Guardian Angel Getten というタイトルで1巻から4巻までがそれぞれリリースされています。さらにややこしいことに、Tokyopop版は1冊のボリュームが400ページ前後とおそらく2巻分の話が収録されていると思われるので、確認したわけではありませんがもしかしたらTokyopop版は5巻までで全話収録されているのかも知れません。いずれにせよこれから英語版を買われる方は Tokyopop版を購入された方が良いでしょう。

東京少年少女 Tokyo Boys & Girls

別冊少女コミックで連載されていた、相原実貴による東京少年少女の英語版コミックです、全5巻。

東京少年少女 Tokyo Boys & Girls 英語版コミック

東京少年少女 日本語オリジナル版

東京少年少女 英語版

もともとの作品は1990年代に描かれた漫画ですね。時代でいうとちょうどバブル期あたりでしょうか。あの頃の「東京」というのは、とにかく輝いて見えたような印象が私にはあります。表紙の画像は新装版のものを使用しているのでそれほど古くは感じないですが、中身はそれなりに時代を感じます。しかし今よむと逆に新鮮というか面白い感じがしてくるから不思議です。

英語版は翻訳漫画出版大手の VIZ Media から発売されています。上述のとおり表紙のデザインは新装版コミックスの方を採用していますが、これは良い判断だと私は思います。全5巻ということで英語で本を読むことに慣れていない方でも、なんとか読めるボリュームだと思います。昔読んでいた人も、まだ読んだ事がない人もこの作品で英語を学ばれてはいかがでしょうか。

トリコロ Tori Koro

まんがタイムきららで連載されていた(現在電撃大王に移籍して不定期連載中)、海藍のトリコロの英語版コミックです、全2巻(まんがタイムきらら分)

トリコロ Tori Koro 英語版コミック

トリコロ 日本語オリジナル版

トリコロ 英語版

母親の二人暮しの七瀬八重の家に、青野真紀子と由崎多汰美の二人の下宿生が住む事になる。三人は同じ学校に通うことになり、さらにクラスメートの潦景子を加えた4人を中心に展開されるいわゆる日常系萌え4コマです。

まんがタイムきらら創刊時に連載を始めた萌え4コマブームの初期を代表する作品のひとつですね。その後電撃大王に掲載誌を移籍しましたが、英訳されているのはまんがタイムきららでの連載分のみです。

4コマ漫画は難しいストーリーがないために、英語で初めて漫画を読むという方に私が特におすすめしたいジャンルです。全2巻ということでボリュームも少ないので、初心者の方はこういう作品の中から好みの作品を探して英語版を買われると良いでしょう。