カテゴリー別アーカイブ: 少女漫画

ゴーストハント Ghost Hunt

なかよしで連載されていた原作:小野不由美、作画:いなだ詩穂によるゴーストハントの英語版コミックです。小野不由美による原作小説・悪霊シリーズは残念ながら英訳されていません。全12巻。

ゴーストハント Ghost Hunt 英語版コミック

ゴーストハント 日本語オリジナル版

ゴーストハント 英語版

普通の女子高校生・谷山麻衣が、SPR(渋谷サイキックリサーチ / Shibuya Psychic Research)に所属する変わり者の霊能者たちとともに様々な怪事件に挑む作品です。ホラーをベースにしたミステリですが、それほど怖い作品ではありませんので、その手のものが苦手な人でも楽しめるかと思います。

さてホラーやオカルトというのは、その国や地域の歴史や民俗文化が深く関わってきます。ですから英語学習をする上でそれらを単純に非科学的と否定しては、自分の学習範囲を狭める結果となります。そういう意味でもこの手の作品を英語版で読むことは、英語学習によい効果をもたらすことでしょう。

英語版は翻訳漫画出版大手の Del Rey から今のところ第11巻まで発売されています。コミックの最終巻である第12巻が発売されるかどうかは、いまのところ解りませんが、できれば最後まで発売してもらいたいものです。

学園王子 Gakuen Prince

別冊フレンドで連載中の柚月純による、学園王子の英語版コミックです。

学園王子 Gakuen Prince 英語版コミック

学園王子 日本語オリジナル版

学園王子 英語版

伝統ある名門私立城史丘学園高等部、通称 “ジョシ高”。もともとは女子高だったために男子は数えるほどしかいなく、さらに美少年ばかり。そんなジョシ高では女子たちによる熾烈な美少年の奪い合いが起きるだった…そんな感じの作品です。ちょっとエッチな描写もあるようですね。

最近では美女を奪い合う男子たちの戦いなんてテーマもほとんど見かけなくなりましたが、美少年を奪い合う女子たちの戦いというのはまた変わったテーマですね。個人的にはそんな状況におかれたら喜ぶというより怖くなってしまいますが、結構したたかな男子たちが多いのも面白いですね。

英語版は翻訳漫画出版大手の Del Rey から第4巻まで発売されています。第5巻以降が発売されるかどうかは解りかねますが、もしかしたら売り上げかライセンスの関係かで、続巻の発売が中止になってしまったのかも知れません。

彼方から From Far Away

LaLaで連載されていた、ひかわきょうこによる、彼方からの英語版コミックです、全14巻。

彼方から From Far Away 英語版コミック

彼方から 日本語オリジナル版

彼方から 英語版

高校2年生の立木典子は下校途中に爆弾テロに巻き込まれ、その衝撃で異世界に飛ばされてしまった。見たこともない樹海に落とされ、見たこともない虫の大群に襲われている典子を助けたのは、渡り戦士のイザーク。典子とイザークは二人で連れ立って旅をすることになったのだった…という感じのファンタジー作品ですね。

ファンタジーを楽しめるかどうかは、その世界観にのめり込めるか、登場人物に共感できるかという事が重要だと思いますが、普通の女子高生である典子に共感したという女性は多かったのではないでしょうか。

全14巻ということで少々長めではありますが、かつてこの作品が大好きだったという方の英語学習にはぴったりでしょう。ファンタジー特有の固有名詞や異文化的な描写がどのように訳されているのか注意しながら読むと良いでしょう。

天使のキス Forbidden Dance

別冊少女コミックで連載されていた芦原妃名子による、天使のキスの英語版コミックです。全4巻。

天使のキス Forbidden Dance 英語版コミック

天使のキス 日本語オリジナル版

天使のキス 英語版

バレエを題材にした作品ですね。過去にバレエコンクールで怪我をして以来踊れなくなってしまった藤井彩。ある日男性だけのバレエチーム「COOL」の演目を見て再び踊りたい衝動にかられた彩は、COOLの日比谷アキラに入団を申し込むが、バレエのコンクールで1位を取るという条件を出される…という感じの物語です。

全4巻ということで、ちょっと英語で読んでみるにはちょうどよいボリュームです。バレエに関する専門用語などがでてきますが、その辺もあわせて勉強されると良いでしょう。

この作品の英語版は翻訳漫画出版大手の Tokyopop から全4巻すべてが発売されていますが、その出版社の Tokyopop が2011年5月をもって北米における翻訳出版事業から撤退してしまいました。ですから今後在庫が希少となる可能性もありますので、この作品の英語版に興味のある方は早めに買っておかれた方が良いでしょう。

破天荒遊戯 Dazzle

コミックZERO-SUMで連載中の遠藤海成による、破天荒遊戯(はてんこうゆうぎ)の英語版コミックです。

破天荒遊戯 Dazzle 英語版コミック

破天荒遊戯 日本語オリジナル版

破天荒遊戯 英語版

天真爛漫な性格で魔法や肉弾戦が得意な少女ラゼルは突然義父から家を追い出されて旅にでることになる。旅の途中でアルゼイドという父親の仇を探して旅する青年に出会ったラゼルは「アンタの人生、アタシが面白おかしく演出してやるわ!」と宣言する。こうしてラゼルとアルゼイドの二人の破天荒な旅が始まるのであった…という感じのお話です。

天真爛漫な性格の魔法使いの少女に青年の二人旅。なんとなくスレイヤーズを思い出してしまう設定ですが似てるとも言えませんね。

英語タイトルの Dazzle は目がくらむほどのまぶしい光というような意味がありますが、どういう意味でつけられたんでしょうかね。主役のラゼルの性格などの比喩表現でしょうか。

ぼくの地球を守って Please Save My Earth

花とゆめで連載されて大人気となった日渡早紀の、ぼくの地球を守っての英語版コミックです、全21巻。

ぼくの地球を守って Please Save My Earth 英語版コミック

ぼくの地球を守って 日本語オリジナル版

ぼくの地球を守って 英語版

1980-90年代の少女漫画を代表するSFファンタジーの名作ですね。月の基地とか超能力とかに加えて前世の記憶という要素も絡めて、どんどんと話が広がっていく展開は当時の読者を魅了しました。なんでも一部の読者の間に前世ブームみたいな事も起きて小規模な社会問題にもなったようで、騒動の過熱を心配した作者である日渡早紀氏が紙面上で「この作品はフィクションである」という異例のアナウンスをするに至りました。私も初版コミックスの作者コメント欄でその内容を読みましたが、氏のコメントは漫画家として至極当然の主張でしたね。同時にそれだけこの作品の世界観にのめり込んでしまった読者が大勢いたという事に歓心したのを覚えています。

さて今でもこの作品は心に残る名作だと思ってらっしゃる方は大勢おられるだろうと思います。そういう方は昔を思い出しながらこの名作を英語学習に役立ててはいかがでしょうか。全21巻というボリュームは英語で読むには少々長いですが、2冊づつ程度読み終わるごとに買い足して、ぜひとも全巻読破に挑戦してください。全巻読み終わる頃には、相当な英語力がついていることでしょう。

ヤマトナデシコ七変化 The Wallflower

別冊フレンドで連載中の、はやかわともこによるヤマトナデシコ七変化♥の英語版コミックです。

ヤマトナデシコ七変化 The Wallflower 英語版コミック

ヤマトナデシコ七変化 日本語オリジナル版

ヤマトナデシコ七変化 英語版

見た目が地味で性格も暗い少女が、明るく美しく生まれ変わるストーリーは少女漫画の永遠の王道ですね。それだけにそれぞれのキャラクターをいかに魅力的に描くかがこの手の作品の良し悪しを決める重要なポントだと思います。この作品の主人公のスナコはホラー好きで美しいものを見たら鼻血を吹いて気絶するというギャグキャラ的な要素もありながら、家事全般が得意という良いところもあります。その他いろいろな要素を含めてこの手の作品のヒロインによくあるような、おとなしすぎてイライラしたり、逆に傲慢すぎて鼻についたりしない絶妙なキャラといえるでしょう。

英語タイトルの Wallflower は、いわゆる “壁の花” の事ですね。舞踏会などで容姿や雰囲気などから男性にダンスを誘ってもらえない女性を指す言葉です。英語版のリリースも順調に続いているようですから、英語学習用に英語版を揃えられてはいかがでしょうか。

伯爵カイン Cain Saga

花とゆめで連載されていた由貴香織里による、伯爵カインシリーズの英語版コミックです。

伯爵カインシリーズ Cain Saga 英語版コミック

伯爵カインシリーズ 日本語オリジナル版

伯爵カイン 英語版

ヴィクトリア時代のイギリスのロンドン、大貴族であった父の跡を継いで伯爵となったカインはいつしか毒の収集をすることとなる。

伯爵カインシリーズはこれまで5部作が描かれていますが、英語版コミックスへの収録は Vol.1に「忘れられたジュリエット」、Vol.2に「少年の孵化する音」、Vol.3に「カフカ-kafka-」、Vol.4は2巻組で「赤い羊の刻印」が収録されています。残念ながらいまのところゴッドチャイルドは英訳されていません。英語版は翻訳漫画出版大手の VIZ Media からとなっておりますので、訳の出来などは悪くはないでしょう。

舞台がロンドンのお話なので英語で読むとまた雰囲気が良いものとなることでしょう。巻数もそれほど多くないので英語版漫画初心者の方にもおすすめですね。

Walkin’ Butterfly ウォーキンバタフライ

Vanilla,コミックWalkerで連載されていた、たまきちひろによる、Walkin’ Butterfly(ウォーキンバタフライ)の英語版コミックです、全4巻。

Walkin’ Butterfly ウォーキンバタフライ 英語版コミック

Walkin’ Butterfly 日本語オリジナル版

Walkin' Butterfly 英語版

「ウォーキン☆バタフライ」のタイトルでテレビドラマ化もされましたね。長身がコンプレックスだったミチコはファッションショーでモデルと間違えられて舞台に立つ。きらびやかな衣装と化粧で見違えた自分にうっとりしたものの、舞台の上で客の視線に晒されると緊張で一歩も動けなくなってしまう。そこでデザイナーに痛烈な批判を受けてその場から逃げ出すが、やがてミチコは長身をいかしたモデルという職業を目指すようになる…という感じのお話です。

上述のとおり日本語版は全4巻なのですが、英語版は3巻までしかリリースされていません。本来なら最後まで出版される予定だったのでしょうが、4巻の発売は中止となったようです。出版社も Aurora Publishing というあまり有名ではない会社なので詳しい事情はわかりませんでした。

東京少年少女 Tokyo Boys & Girls

別冊少女コミックで連載されていた、相原実貴による東京少年少女の英語版コミックです、全5巻。

東京少年少女 Tokyo Boys & Girls 英語版コミック

東京少年少女 日本語オリジナル版

東京少年少女 英語版

もともとの作品は1990年代に描かれた漫画ですね。時代でいうとちょうどバブル期あたりでしょうか。あの頃の「東京」というのは、とにかく輝いて見えたような印象が私にはあります。表紙の画像は新装版のものを使用しているのでそれほど古くは感じないですが、中身はそれなりに時代を感じます。しかし今よむと逆に新鮮というか面白い感じがしてくるから不思議です。

英語版は翻訳漫画出版大手の VIZ Media から発売されています。上述のとおり表紙のデザインは新装版コミックスの方を採用していますが、これは良い判断だと私は思います。全5巻ということで英語で本を読むことに慣れていない方でも、なんとか読めるボリュームだと思います。昔読んでいた人も、まだ読んだ事がない人もこの作品で英語を学ばれてはいかがでしょうか。