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ロザリオとバンパイア Rosario + Vampire

月刊少年ジャンプにて連載されていた、池田晃久によるロザリオとバンパイアの英語版コミックです。またロザリオとバンパイアの北米版アニメDVDもあります。

ロザリオとバンパイア Rosario + Vampire 英語版コミック

ロザリオとバンパイア 日本語オリジナル版

ロザリオとバンパイア 英語版

高校受験に失敗したあげく、書類審査だけで入学できるという妖怪の通う陽海学園に入学してしまった青野月音は、封印の十字架によって能力を封じている少女・赤夜萌香と出会う。彼女と仲良くなった月音は萌香の封印を解いてしまい、本来の人格である裏萌香を出現させてしまう。当初は人間界に戻ることを考えていた月音だったが次第に妖怪たちとの共存の道を選ぶようになっていく…という感じのファンタジーラブコメ作品です。

さて英語版ですが、北米の翻訳漫画出版社大手の VIZ Media よりロザリオとバンパイア全10巻と、続編であるロザリオとバンパイア season IIの全14巻がすでに発売済みとなっています。とりあえず第一部の全10巻だけでも読破すれば結構な英語力がつくと思われます。特に Season II が好きだという方も Season II のみ買われても良いでしょう。作品全体を通して難しいセリフが少ないので、英語版漫画初心者の方にもおすすめな作品のひとつです。

また英語版コミック全24巻が一つのBOXケースにまとまった、まとめ買い・プレゼントに最適なBOX SETもあります。
Rosario + Vampire Complete Box Set: Volumes 1-10 and Season II Volumes 1-14 with Premium

ボボボーボ・ボーボボ Bobobo-bo Bo-bobo

週刊少年ジャンプで連載されていた、澤井啓夫によるボボボーボ・ボーボボの英語版コミックです。またボボボーボ・ボーボボの北米版アニメDVDもあります(※リージョンコードに注意)。

ボボボーボ・ボーボボ Bobobo-bo Bo-bobo 英語版コミック

ボボボーボ・ボーボボ 日本語オリジナル版

ボボボーボ・ボーボボ 英語版

一言でいえば不条理ギャグ漫画といえば良いのでしょうか。この手の作品のあらすじや設定を書くのは非常に馬鹿らしい徒労に思えるので割愛させていただきます。

日本語で読んでもよく解らないこのセンスを英語で読んで理解するというのはかなりハイレベルなことではないでしょうか。さらにそれを翻訳するなんて作業は考えるだけで嫌になるほど難しく、そういう意味ではどんな訳がなされているのか非常に興味があります。

しかしアニメのように動きで笑いを表現できるメディアと違って漫画ではこの作品の面白さを表現するのは難しかったのか、いまのところ第5巻までしか英語版はリリースされていません(SJ Edition)。まあ不条理ギャグならアメコミでも名作がたくさんありますから、どうせ英語で読むならそちらをおすすめします。

遊戯王 Yu-Gi-Oh!

週刊少年ジャンプで連載され、子供たちに大人気となった高橋和希による遊☆戯☆王の英語版コミックです。当時はまっていた世代のお子さんの英語教育に最適だと思います。全38巻。

遊☆戯☆王 Yu-Gi-Oh! 英語版コミック

遊☆戯☆王 日本語オリジナル版

遊戯王 英語版

この作品は派生作品が多いですね。派生漫画では
遊☆戯☆王R(漫画:伊藤彰 / Akira Ito) 全5巻」、
遊☆戯☆王GX(漫画:影山なおゆき / Naoyuki Kageyama) 連載中」
の二作品が英訳されています。また海外オリジナルっぽい作品も何冊が出版されているようですね。ちょっと多くてさすがに確認しきれませんが、それだけ海外でも人気となったという事でしょう。

私自身はあまりカードゲームをやらないのですが、なんでもトレーディングカードゲーム自体はマジック:ザ・ギャザリングというアメリカのゲームが最初らしいですね。それに日本的な改良とキャラクター付けがなされて生まれたのが遊戯王で、それがまたアメリカで大人気となるというのは、なんとも日本らしいという感じがします。

遊戯王の英語版で英語を学んで、いつか海外の遊戯王ファンとデュエルをするなんて日が来れば素敵ですね。

ホイッスル! Whistle!

週刊少年ジャンプで連載されていた、樋口大輔によるホイッスル!の英語版コミックです。全24巻。

ホイッスル! Whistle! 英語版コミック

ホイッスル! 日本語オリジナル版

ホイッスル! 英語版

基本的にサッカー漫画は北米よりもサッカーの人気が高い地域、つまりヨーロッパや南米で人気がでる傾向があります。サッカーに限らず大抵のスポーツ漫画はその競技の知名度や人気に左右されますね。逆に野球の漫画はヨーロッパや南米ではあまり人気がでません。

他にはこの作品の舞台がキャプテン翼なんかと違って国内中心に展開していく点も海外であまり人気が出ない要因の一つです。結局日本チームに負ける事になるにせよ、自国のチームが登場すれば読むほうにも熱が入りますからね。そういう意味では国内的には良作であるのにも関わらず、海外展開がしにくい作品の一つであると言えます。

逆に考えると、スポーツ漫画を海外展開する上でのテクニックみたいなものも見えてくるはずです。例えばライバル意識の強い国同士の試合を設定すると、きっとその国の人たちは熱中して読むでしょう。イギリス vs フランス、フランス vs ドイツ、インド vs パキスタン、ブラジル vs アルゼンチン、アメリカ vs キューバなど因縁の対決を作品中で実現すれば良いのです。圧倒的な差で勝敗が決まってしまうとか試合内容によっては非難を受ける可能性もありますが、海外で受けるエンターテイメントという事についてよく考える事もこれから必要になってくるのではないでしょうか。

封神演義 Hoshin Engi

殷周戦争を独特の雰囲気で描いて人気を博した藤崎竜による封神演義(ほうしんえんぎ)の英語版コミックです。全23巻。

封神演義 Hoshin Engi 英語版コミック

封神演義 日本語オリジナル版

封神演義 英語版

ファンの方はご存知だと思いますが、この作品は中国の古い怪奇小説を元に独自の解釈を加えてストーリーが作られています。その小説も史実に民間伝承を加えてできあがった作品なので、実際の歴史を知るものにとっても、いろいろと面白い作品だと思います。

日本で有名な中国の怪奇小説といえば他に、西遊記や三国志演義や水滸伝といったところが挙げられるでしょうか。しかしよく考えてみれば、これらの二次創作であるテレビドラマを観たり小説や漫画は読んだ事あっても、原典に近い形の訳本を読んだ事がありませんね。最近では名作はなんでもドラマになったり映画になったり、漫画やアニメになったりして、それはそれでとても良いと思うのですが、たまには原典を読んで当時の雰囲気に思いを馳せるというのも良いかもしれません。封神演義は光栄の訳本がオリジナルに近いみたいなので、近いうちに読んでみたいと思っています。

いちご100% Strawberry 100%

少年ジャンプで連載され大人気となった河下水希によるいちご100%の英語版コミックです。全19巻。

いちご100% Strawberry 100% 英語版コミック

いちご100% 日本語オリジナル版

いちご100% 英語版

ジャンプの漫画といえばバトル漫画が最初に思いつきますが、恋愛漫画の少女の可愛らしさも他誌をよせつけないものがありますね。もちろん他誌にも恋愛漫画の名作はたくさんありますが、特に作画の点においてジャンプはやはり独特の雰囲気を持っていると思います。ストレートにいえば、とても可愛らしい美少女がちょっぴりエロい格好をしてくれればストーリーなんて二の次みたいな割り切り感があって、逆に安心して読む事ができます。ジャンプ編集部は娯楽としての漫画をよく解ってると思います。

ちなみに海外での評価ですが、「典型的なハーレム漫画」である点が駄目だという声と、むしろそこが良いという声がありました。私はどちらかと言えば後者ですが、やはり漫画は多種多様な作品が生み出されてこそだと思っていますので、こういう王道を踏んだ作品というのもやっぱり必要なんだと考えています。

Hunter×Hunter ハンターXハンター

週間少年ジャンプで休載を度々繰り返しながらもかろうじて連載中の冨樫義博によるHunter X Hunterの英語版コミックです。

Hunter X Hunter ハンターXハンター 英語版コミック

Hunter X Hunter 日本語オリジナル版

Hunter X Hunter 英語版

週間少年ジャンプの連載が過酷な事はいまさら言うまでもないですが、これだけ休載を繰り返しながらもまだ連載が続いているのはひとえに人気があるからでしょう。いつになるかは解りませんが、きちんとした形でストーリーが終わるまで連載を続けて欲しいと思います。

海外では北米を中心に英語に翻訳されて漫画もアニメの人気があります。ただハンターという設定が忍者や海賊などに比べて少々解りにくいせいか、大ヒットという程でもない印象です。また内容も敵味方で善悪の二元論にきっちり分かれていないために、勧善懲悪のストーリーが大好きなアメリカの人たちにはあまり受け入れられないのかも知れません。私なんかはそこが良いと思うのですが、好みの問題は仕方がありませんね。

武装錬金 Buso Renkin

ジャンプで連載された和月伸宏による武装錬金(ぶそうれんきん)の英語版コミックです。アニメ化もされましたね。全10巻。

武装錬金 Buso Renkin 英語版コミック

武装錬金 日本語オリジナル版

武装錬金 英語版

同じ錬金術を扱った作品である鋼の錬金術師の大ヒットでなんだか少し影が薄い印象もありますが、ジャンプの作品としてそれなりの成功はしているみたいです。ただアニメ化やゲーム化が連載が終わってからなされるという後手後手に回ったために、大きなブームとはならなかったのが残念に思われます。和月伸宏氏は初連載でるろうに剣心という大ヒット作品を生み出しているだけに、色々と大変なのかも知れません。

海外では北米を中心に漫画とアニメが英語化されています。

なお漫画の英語版は北米の翻訳漫画出版大手の VIZ Mediaから発売されています。

Bastard!! バスタード!!

少年ジャンプで連載されて今でもジャンプの別冊で連載中でもある萩原一至によるBastard!! 暗黒の破壊神の英語版コミックです。根強いファンの多い作品でもあります。

Bastard!! バスタード!! 英語版コミック

Bastard!! 日本語オリジナル版

Bastard!! 英語版

いったいいつになったならこの物語は完結するんですかね? どんどん話のスケールがインフレーションしていって、オチのつけどころを見失っているような気がします。もともとこの作者は少年ジャンプのような完全に商業化されたシステムの中で漫画を書けるような人ではなかったような気がします。今でもジャンプ系の雑誌で続きを書いているので、集英社そのものが商業一辺倒というわけでは無いのでしょうが、個人的に好きな作品なので色々と残念に思います。

バスタードといえば少年誌にしてはかなりエッチな描写が話題にもなりましたが、現在では青年誌にうつってより肉感的なエロスになっていますね。コメディタッチな描写も相変わらずあるのですが、いろいろと変わりすぎだと思います。もしこの作品の連載が終わったら、また別の作品を描いてくれるんですかね?見たいような、見たくないような…

聖闘士星矢 Knights Of The Zodiac

ジャンプで連載されて一世を風靡した大人気コミック、車田正美による聖闘士星矢(セイントせいや)の英語版コミックです。全28巻

聖闘士星矢 Knights Of The Zodiac 英語版コミック

聖闘士星矢 日本語オリジナル版

聖闘士星矢 英語版

英語タイトルの “Knights Of The Zodiac” ですが、これだとゴールドセイントが主役みたいな感じがしますね。まあ “Saint Seiya” だと宗教の聖人のお話みたいな感じもしますので色々考えた上でこのタイトルになったんでしょう。

さてジャンプの王道を行くこの作品ですが海外でも結構人気があって、フランス・スペイン・イタリア・ブラジル・メキシコ・アルゼンチンなどでアニメが現地の言葉で翻訳されて放映されたみたいです。しかしなぜかアメリカでの放映は2003年になるまで行われなかったようで、しかもたった32話分しか放映されてないみたいです。32話といえばフェニックス一輝とデスクィーン島で戦うところまでしかなく、物語の序盤でしかありません。その後別の会社が52話までDVD化して販売したみたいですが、やはり途中で製作中止になってしまったみたいです。良い作品であるだけに惜しいですね。