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テニスの王子様 The Prince of Tennis

テニプリこと許斐剛のテニスの王子様の英語版コミックです。全42巻。

テニスの王子様 The Prince of Tennis 英語版コミック

テニスの王子様 日本語オリジナル版

テニスの王子様

ジャンプのスポーツ漫画といえば、キャプテン翼に代表されるように人間には無茶な技を繰り出す事が多々ありますが、この作品のようにその事にひらきなおってしまった作品は他に無いような気がします。よい大人が真剣に悪ノリすると怖いという事がよく解る作品だと思います。

それでも全42巻という長期連載が可能になってしまうジャンプの度量の深さはさすがというか、ファン層のはじけっぷりが凄いというか、「結局こういうの好きなんだろ?」という悪ノリした大人たちの声が聞こえてきそうな作品でもあります。私も決して嫌いじゃありません、好きとは認めたくないですが。

英語版は北米の翻訳漫画出版大手の VIZ Media から42巻全てが発売されています。海外にもこういうのが好きな人が大勢いるということですね。

I”s アイズ

桂正和による恋愛漫画、I”s アイズの英語版コミックです。桂氏の描く独特の少女に魅せられた人は多いのではないでしょうか?全15巻。

I”s アイズ 英語版コミック

I”s アイズ 日本語オリジナル版

アイズ 英語版

この1巻の表紙の絵って、漫画のキャラクター的には伊織なんだろうけど、実際のモデルは安達祐実ですよね。

それにしても桂正和氏の絵は今見ても可愛らしいと思います。特にお尻とパンツを描かせたら今でも右に出る人はいないんじゃないでしょうか。よくまああそこまで精魂込めて女の子のお尻を描けるものだと、当時でも感心していましたが、今あらためてみても感心してしまいます。なんというか質感が全然他の人と違うのです。きっと桂正和氏はある種のフェティシズムをもってるんじゃないかと私は疑っています。ついでに言うと髪の生え際とかの描写も秀逸ですね。とにかく線の細いペンで丁寧に描いている印象があります。

英語版は北米の翻訳漫画出版大手の VIZ Media から全15巻すべてが発売されています。何度読んでも飽きない名作ですので、これを機に英語版を買い揃えられてはいかがでしょうか。

BLEACH ブリーチ

アニメ化もされ大人気となった少年ジャンプで連載中の久保帯人によるBLEACHの英語版コミックです。

BLEACH 英語版コミック

BLEACH 日本語オリジナル版

BLEACH 英語版

日本でも大人気で単行本の売り上げが累計6000万部以上に達しているそうですが、海外でももちろん大人気で北米での英語版の売り上げは累計120万部に達しているそうです。この120万部という数字は日本での売り上げと比べて少ないように思われるかも知れませんが、英訳漫画の市場規模から言えばBLEACHがいかに北米で人気であるかが解ります。そして日本国内での漫画の売り上げがいかに多いかという事にも同時に気づかされますね。

それにしてもジャンプ系の漫画の人気は強いですね。ジャンプ系ならではの作風もありますが、やはり長編アニメ化される事は原作漫画の人気や売り上げに相当な影響を与えるような気がします。最近ライトノベル作品が数クール程度でアニメ化される事も多いですが、インターネットの普及の影響なのかオリジナルアニメを作ってもDVDがあまり売れないので、原作漫画やライトノベルといった紙媒体の売り上げで制作費をペイするのがアニメ製作の主流となってきてるのかも知れませんね。そういった作品の影響もあるのか、ライトノベルの英語版も海外で売られるようになってきています。

さて BLEACH の英語版ですが、北米の翻訳漫画出版社大手の VIZ Media より日本版と同じ形式の通常版と、およそ3巻分を1冊にまとめた 3-IN-1 Edition が発売されています。3-IN-1 Edition は分厚いので多少読みにくい点もありますが、単行本を買い揃えるなら大抵こちらの方が安いです。

またまとめ買い・プレゼントに最適なBOX SETもありますので、目的や予算にあわせて選ばれると良いでしょう。
Bleach Box Set 1: Volumes 1-21 with Premium
Bleach Box Set 2: Volumes 22-48 with Premium

幽遊白書 Yuyu Hakusho

懐かしいと思う方は多いのではないでしょうか、少年ジャンプで連載されて大人気となった冨樫義博による幽遊白書の英語版コミックです。全19巻。英語リスニング力を強化したい方には、幽遊白書の北米版アニメブルーレイもあります。

幽遊白書 Yuyu Hakusho 英語版コミック

幽遊白書 日本語オリジナル版

幽遊白書 英語版

幽遊白書といえば最後の方は完全にバトル漫画になっていましたが、初期の方はわりと霊界とか死後の世界とかの話をしていましたね。日本人やアジアの人たちは仏教的なそういう世界観を特に宗教的な事を意識する事なく受け入れられると思うのですが、キリスト教圏やイスラム教圏の人たちはどんな印象を受けるんでしょうか。ちなみにコエンマの父親である閻魔大王のオリジナルは、バラモン教の聖典であるリグ・ヴェーダに登場する最初の人間にして最初の死者、つまり先のキリスト教やイスラム教におけるアダムの様な存在です。そんな雑学を海外の幽遊白書ファンの方に教えてあげると喜ばれるかも知れませんね。

そういう話はさておき幽遊白書はもちろん海外でも漫画・アニメともに大人気となりました。一時はドラゴンボールと並び評されるくらいの人気だったそうです。日本でも男の子だけでなく女の子にも好評となった事から、幅広い層のファンを獲得する何かがこの作品にはあったのでしょうね。今あらためて読んでもまったくその魅力は失われていません。

ローゼンメイデン Rozen Maiden

アニメ化されて大人気となったPEACH-PITによるローゼンメイデンの英語版コミックです。全8巻。またローゼンメイデンの北米版アニメDVDもあります。

ローゼンメイデン Rozen Maiden 英語版コミック

ローゼンメイデン 日本語オリジナル版

ローゼン・メイデン 英語版

この作品のファンの方ならばご存知でしょうが、作品のタイトルはドイツ語の “rosen / 薔薇” と英語の “maiden / 乙女” を組み合わせた上で、rosen の綴りを rozen に変えて “Rozen Maiden” となっています。ドールを作った人形師の名前もローゼンさんですが、こういう一つの言葉に複数の意味を合いをもたせる言葉遊びは、むしろ海外の人たちの方がうけいれやすいかも知れませんね。

またこの作品はいわゆるゴスロリの雰囲気をもった作品ですが、ゴスロリファッションは欧米やアジアでも一部の若い女性に人気らしいです。ゴスロリの元となったゴシック様式はルネサンス期に中世ヨーロッパの古い文化を侮蔑して呼んだのが始まりだそうですが、それにロリータ要素を加えて新しい文化にしてしまうのは日本のお家芸というか、欧米の人たちもさぞかし驚いたことでしょう。

るろうに剣心 Rurouni Kenshin

週刊少年ジャンプで連載され、男の子ばかりでなく女の子にも幅広い人気を博した和月伸宏によるるろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の英語版コミックです。通常版が全28巻、およそ3巻分を1冊に収録した分厚い VIZBIG Edition が全9巻です。

るろうに剣心 Rurouni Kenshin 英語版コミック

実写映画化に併せて新しく執筆された特筆版の英語版もあります。
るろうに剣心 特筆版 英語版コミック

他には原作漫画だけでなく、静霞薫の執筆によるライトノベルの英語版もあります。英語力に自信のある方はこちらを選ばれても良いでしょう。
るろうに剣心 Rurouni Kenshin 英語版ライトノベル

るろうに剣心 日本語オリジナル版

るろうに剣心 英語版

この作品が日本で人気となった事はみなさんもご存知でしょうが、海外での人気も相当なものでした。英語版コミックの売れ行きも順調だったみたいで、出版元の VIZ Media より大判の VIZBIG Edition が発売されています。またアニメもやはり高い評価を受けたようです。外人さんは本当にサムライやチャンバラが好きですね。

なお日本語のタイトルはご存知 “るろうに剣心” ですが、海外ではそのままローマ字表記した “Rurouni Kenshin” の他に、OVAなどは “Samurai X” なんてタイトルで呼ばれていたりもします。日本語ですら意味が解りにくいタイトルを英訳するのに、担当者が相当悩んだろう事は推測に難くないですが、Samurai X はちょっとあんまりだと思います。作品の雰囲気ぶち壊しですね。ところがこのOVAがまた海外でかなり高い評価を受けているのですから、海外での剣心人気は本物だと思われます。

ヒカルの碁 Hikaru no Go

週刊少年ジャンプで連載され、子供たちに空前の囲碁ブームを巻き起こしたことでも有名なヒカルの碁の英語版コミックです。原作 ほったゆみ、作画 小畑健、全23巻。

ヒカルの碁 Hikaru no Go 英語版コミック

ヒカルの碁 日本語オリジナル版

ヒカルの碁 英語版

前述の通りこの作品は日本中の子供たちに囲碁ブームを巻き起こしましたが、海外でもこの作品を通じて囲碁に興味をもった大勢いたようです。もともと囲碁の人気が高いアジアでもそうですが、碁というゲームの存在すら知らなかった国々の人たちにも囲碁の存在を認知させたという点でかなり貢献した作品と言えるでしょう。いまではヒカルの碁を通じて囲碁はじめたという囲碁のプロ棋士までいるそうです。(関達也初段)

私もこの作品でそれなりに碁には興味をそそられましたが、やはり将棋やチェスなどの方がとっつき易いので結局ルールを覚える事もできませんでした。ルールが難しいといえば麻雀とかの方が難しいと思うのですが、囲碁の難しさはそれとは違った奥深さがありますね。