ジョジョの奇妙な冒険 Jojo’s Bizarre Adventure

1987年に週刊少年ジャンプで連載を開始してから、主人公の世代を変えつつ今なお連載が継続中の荒木飛呂彦によるジョジョの奇妙な冒険の英語版コミックです。またジョジョの奇妙な冒険 第1部+第2部(アニメ1期)の北米版アニメDVDもあります(※リージョンコードに注意)。

ジョジョの奇妙な冒険 Jojo’s Bizarre Adventure 英語版コミック

ジョジョの奇妙な冒険 日本語オリジナル版

ジョジョの奇妙な冒険 英語版

この作品は有名だと思うのでいきなり英語版の話から入ります。まず最初に2005年から2010年にかけて、空条承太郎が主人公の第3部「スターダストクルセイダース」の英語版が全16巻で発売されました。なぜ第1部からではなく第3部だけが英語化されたのかと言うと、これは推測ですが、当時はまだ第3部しかアニメ化(OVA)されておらず、また第1部の連載開始が1987年という事もあって、第3部以外の海外での知名度がまだ低かったからだと思われます。なお英語版では、グロテスクなシーンがいくつか修正されている他、訴訟を避けるために海外アーティスト名を使用したキャラクター名がいくつか変更されています(例. スティーリー・ダン → Rubber Soul)。

しかし最近、日本でジョジョの奇妙な冒険が第1部からTVアニメ化された影響で海外のジョジョ人気に再び火が付いたのか、ジョナサン・ジョースターが活躍する第1部「ファントムブラッド」の英語版が、なんとハードカバーで発売される事が決定しました。2月3日に第1巻(海外ではKindle版が先行発売済み)、5月5日に第2巻、8月4日に第3巻と、およそ3ヶ月に1巻のペースで発売される予定となっています。またこのハードカバー版は表紙のデザイン及び商品説明のページ数から、愛蔵版(函装版)のJOJONIUM と同じ収録話数と推測されます。そして第2部の英語版は発売されるのか、第4部以降はどうなるのかはまだ不明ですが、第1部の売り上げがよければきっと継続して発売される事でしょう。

また外伝作品である、「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の英語版 もハードカバーで発売されています。荒木飛呂彦氏の作品はやっぱりペーパーバックよりハードカバーで読みたいですよね。

なお「いきなり漫画を英語で読むのはちょっと…」という初心者の方は、最近テレビでもたまに見かける元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマン氏監修の英語教材、『ジョジョの奇妙な冒険』で英語を学ぶッ! を買われても良いかも知れません。

またアメリカのAmazonのレビューではこの作品に対して以下のような感想が寄せられています。

第3部 1巻

Edgard Aedo:☆☆☆☆☆
“ついに英語版が発売される!”

7年前に初めてジョジョの奇妙な冒険という作品を知った時、私には日本語版を入手する手段がなく、中国語版を買う以外に単行本を手に入れる方法はありませんでした。しかし Viz Media の素晴らしいスタッフのおかげで、1987年に連載が開始された荒木飛呂彦氏の名作漫画の英語版がついに私の手元に届きました。

アメリカにはOVAシリーズやカプコンの対戦ゲームを通じてジョジョを知ったと言う人が多く、ほとんどのファンは第3部しか知らないので、Viz Media は第3部から英語版を発売する事を選んだようです。

そしてこの第3部はジョジョという作品の特徴である「スタンド」が初めて登場する物語でもあります。荒木飛呂彦氏の生み出した、意志と欲望の力が衝突する超能力者同士の戦いを描くこのユニークな手法は、敵も味方も主に自らの内面を具象化して(人型である事が多い)使役する超能力を持っています。しかしそんな驚くべき能力を持ちながらも、主人公達は知恵を絞り、自分達の能力を最大限に活用して敵を倒します。

OVAシリーズの英語版と同様に、この Viz Media の英語版もカプコンの対戦ゲームの英語版の翻訳を踏襲しています。荒木氏は海外のアーティストの名前を自分のキャラクターに付ける事が好きな様ですが、訴訟を避けるために何人かのキャラクターの名前は変更されています。

いずれにせよアメリカのジョジョファンならば、こちらで長く過小評価をされ続けてきたこの名作漫画がおよそ20年の時を経て、ついに我々の手元に届く事を共に喜び合いましょう。

T.J.:☆☆☆☆☆

ジョジョに関して良い所を挙げだしたら本当にキリがない。だから私はただシンプルに「この作品には間違いなく読む価値がある」とだけ言わせてもらおう。ただし暴力シーンが多いので小さなお子さんが読むには不適切かも知れない。

第1部 1巻

J. Purcell:☆☆☆☆
“奇妙な冒険を始める最高のスタート”

私はおそらく数少ない「第3部からジョジョに入らなかったジョジョファン」で、第3部以降はそれ以前と傾向が少し変化すると聞いていたので、ジョジョという作品を最高に楽しむために第1部から順番に読む事にしました。

第1巻ではまだ物語の基本的な部分が語られるだけにも関わらず、とても面白く読む事ができました。正直に言うと第1巻の最後は不自然な形で終わっており、あと1話か2話続ける必要があったのではないかと思いましたが、そのでもなお物語の序章として最高の仕上がりになっています。

またこの作品の作画は本当に素晴らしく、登場する男性がみな背が高く筋肉質なので私は 北斗の拳 を思い出しました。また暴力シーンでは大量の出血が描かれています。80年代に描かれた長期連載作品にはよくある事ですが、第1巻での作画はまだ荒削りです。しかしその荒削りな所がまた良いと思います。長年に渡る連載を通じて作者の画力が向上していく経過を見るのはファンにとってたまらない事ではないでしょうか。

製品全体の評価としては、もしアマゾンがキンドル版のカラーページの画質を劣化させていなかったなら私は5点満点を付けていた事でしょう。これがアマゾンだけの問題なのか、あるいは他社の電子書籍版にも共通した問題なのか私には解りません。しかしこれは気を付ければ避けられたミスであり、とても残念だと言わざるを得ません。漫画作品の電子書籍の画質を圧縮して劣化させてはいけません。



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