月刊アフタヌーンにて連載中の、弐瓶勉によるシドニアの騎士の英語版コミックです。またシドニアの騎士の北米版アニメブルーレイもあります(※国コード規制に注意)。
シドニアの騎士 Knights of Sidonia 英語版コミック
奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の生命体によって太陽系が滅ぼされてから約1000年後、人類は宇宙を放浪する播種船・シドニアの内部で繁殖をしながらかろうじてその種を維持していた。そのシドニアの最下層部で祖父と暮らしていた主人公の谷風長道は、祖父の死から3年経過した後に食料の備蓄が尽きたこともあり、祖父の遺言を破ってシドニアの上層部へと出る。長道は食料を調達しようとシドニア人の倉庫を漁っているところを発見・捕縛されるが、シドニア艦長・小林の庇護のもと、対奇居子用巨大人型兵器「衛人」の操縦士訓練生となる。果たして長道と人類の運命は…という感じのSF作品です。
英語版は北米の翻訳漫画出版社の Vertical から現在第13巻まで発売中で、第14巻が2015年9月29日に発売予定となっています。あとこの作品の英語版に関してはキンドル版の購入もできるみたいですので、そちらを買われても良いかと思います。
またアメリカのAmazonのレビューではこの作品に対して以下のような感想が寄せられています。
B. Larkin:☆☆☆☆
“名作の予感”スペースオペラテイストのあるとても面白いメカ作品です。第1巻ではまだアクションシーンはそれほど多くなく、主人公を含む何人かの登場人物の描写が希薄だけれど、弐瓶勉がここからどんな物語を紡ぎだすのかとても楽しみです。
作画はいつもの弐瓶作品と同じくゴージャスで、気の遠くなるほど巨大な構造物、グロテスクで非人間的なデザインの怪物、どこか無個性で生気の感じられない人物の表情で満ち溢れています。
また本そのもののクオリティも素晴らしく、カバーデザインもすっきりしているし、印刷や製品にも文句はありません。ただこれは文句という訳ではありませんが、他の漫画と比べてると本のサイズが少し小さい様な気がします。
Charles:☆☆☆☆☆
“最高の漫画家による最高の漫画”私は BLAME! からの弐瓶勉のファンで、彼の作品は可能な限り全て買って集めています。このシドニアの騎士という作品は BLAME! といくつかの共通点はあるもののまったく新しい作品で、弐瓶勉の描くサイバーパンクが好きな人なら買って損はないと思います。
話は変わりますが、BLAME! の英語版の何冊かに現在バカみたいなプレミアム価格がついておりとても購入できません!! お願いですから新しくオムニバス版を発売してください!
(※補足 BLAME!の英語版 は発売元の Tokyopop が翻訳漫画事業から撤退してしまったため慢性的な品薄状態が続いています。)
Jonathan:☆☆☆☆
“すごく面白い!”私は第1期のアニメを見た後にこの英語版を購入したのですが、漫画もとても素晴らしかったです! アニメでは残念ながらカットされてしまったギャグシーン、悲しいシーン、感動的なシーンを読む事ができますので、みなさんにもぜひお勧めします。
Jose L. Vasquez Jr.:☆☆☆☆
“出だしはまずまず”物語の冒頭は少々盛り上がりに描けますが、イザナが登場した途端に物語は一気に面白くなります。メカによるアクションシーンも素晴らしいですが、この作品の作画の見どころは何と言っても人物の方です。弐瓶勉の描くキャラクター達は素晴らしく、本当に好感が持てます。続きを読むのが待ちきれません。
Paulo Timponi:☆☆☆☆☆
“五つ星”クオリティは最高、ストーリーは面白く、作画も素晴らしい。まあTVアニメの方が最高にクールだけど。