のんのんびより Non Non Biyori

月刊コミックアライブにて連載中の、あっとによるのんのんびよりの英語版コミックです。またのんのんびよりの北米版アニメブルーレイもあります(※国コード規制に注意)。

のんのんびより Non Non Biyori 英語版コミック

のんのんびより 日本語オリジナル版

のんのんびより 英語版

東京から両親の仕事の都合でとある田舎へ引っ越して来た小学五年生の女の子・一条蛍(いちじょうほたる)。住む場所が変わると学校の様子も変わるようで、蛍が通う旭丘分校には小中学生を合わせて5人しか生徒がいない。廊下には雨漏り防止のバケツが点在しているし、みんな家の鍵をかけないのが普通だし、バスは5時間に1本しかやってこない。でもそんな田舎で蛍を含めた宮内れんげ、越谷夏海、越谷小鞠、越谷卓ら分校の生徒達は、周囲の大人達と一緒になんだかんだ楽しく暮らしているのだった…という感じの作品です。

英語版は北米の翻訳漫画出版社の Seven Seas より現在第1巻が発売中で、第2巻が2015年9月15日、第3巻が2016年1月26日に発売予定となっています。のんのんびよりのファンの方はこれを機に英語版を買い揃えられてはいかがでしょうか。

またアメリカのAmazonのレビューではこの作品に対して以下のような感想が寄せられています。

Jason:☆☆☆☆☆
“のんびりとした田舎の素敵な日常の物語…”

娘と一緒にのんのんびよりのアニメを見ているので、娘のためにこの漫画を買いました。のんびりとした田舎での素敵な日常が描かれた物語です。読んでいて心が落ち着く、とても楽しい作品です。

Astrum:☆☆☆☆
“田舎の女の子達が海外で人気急上昇、にゃんぱすー!”

~前略~

英語版の翻訳について:

白黒ページの8ページ目に、夏海と蛍の会話の台詞が互い違いになっているという編集上のミスがあります。まだ初版ではありますが、Seven Seas が今回の英語訳をするにあたり何がしたかったのか、私には良く解らないと言わざるを得ません。

私が アマゾン(米)の商品ページ にアップロードした画像を見てもらえれば解ると思いますが、”にゃんぱすー!” は “Meowning!” と翻訳されています。しかし私がこの英語訳に文句を言いたいのはそれだけが理由ではありません。Seven Seas は夏海が初めてれんげの事を “れんちょん” と呼び始めた時から、この日本語に独特の呼び方をそのまま残し “Renge” ではなく “Ren-chon” と訳しています (※漫画の英語版で日本語の敬称が残される事は珍しい)。それなのに何故か “にゃんぱすー!” は “Meowning!” と改変されているのです。

この程度の事はまだ許せます。しかしれんげが裏山で見つけて仲良くなる狸の名前の “具” を “Pom Poko” と訳したのは許せそうにありません。れんげが動物の名前を付ける時には、常人の理解を超えた独創性と単純さを発揮します。それなのにこれを “Pom Poko” という例のアニメ映画をみた事がない人でも思いつきそうな名前にしてしまっては台無しです。また夏海が “OH、サイケデリックネーム!” と驚くセリフも改変されてしまっています。(※ WOW! THAT’S AN AWESOME NAME! / わあ、イケてる名前だね!)

今後ものんのんびよりの英語版を買い続けるつもりでいるので、第2巻では翻訳方針を修正して欲しいです。もし今後もこのままで行くのなら、私の手は怒りで震え始める事でしょう。

総評:

私は今回この商品について5点満点中4点をつけます。1点減点した理由は作品それ自体ではなく、英語版の製本とおかしな翻訳に対してです。のんのんびよりの大ファンを自負する私は、可能ならばこの作品に対しては5点以上の点数を付けたいと思っています。

物語に特に大きなテーマや筋はありませんが、個性的な登場人物達と、美しい自然に囲まれた背景、たくさんのユーモアとジョークに可愛らしいシーンの数々、あなたがお金と時間をかけて読む価値が確実にあります。

作者のあっとに声援を、そして英語版を発売してくれた Seven Seas に感謝を。とても愉快な漫画です、にゃんぱすー!


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