週刊少女コミックにて連載されていた、萩尾望都によるトーマの心臓の英語版コミックです。
トーマの心臓 Heart of Thomas 英語版コミック
舞台はドイツのギムナジウム。ある雪の日、ギムナジウムのアイドルだったトーマ・ヴェルナーが陸橋から転落死し、委員長だったユーリのもとに彼からの遺書が届く。そこには彼の事故死は実は自殺であり、その原因がユーリにある事が書かれており、ユーリはショックを受ける。数日後、ギムナジウムに亡くなったトーマとそっくりの転校生、エーリク・フリューリンクがやってくる。ユーリは最初、エーリクを見るたびにトーマと重ねてしまい、とまどいを覚えるのだが、彼の母親の死をきっかけに彼を慰めるようになり、次第に2人は心を通わせるようになっていく…という感じの作品です。舞台化されたり、この作品を題材とした映画が作られたりと、知る人ぞ知る少女漫画の名作ですね。
英語版は北米の漫画出版社、Fantagraphics Books から11月3日に全1巻にて発売される予定になっています。この会社は特に翻訳出版を手がけてるという訳でもないので、余程この作品が好きな人が社内に居て翻訳版を出す事になったんでしょうね。それだけに在庫が安定供給されるか解りませんので、この作品が気になるという方は早めに手に入れておいた方が良いかも知れません。