プリンセスGOLDにて連載中の、山下友美による薬師アルジャン(やくしアルジャン)の英語版コミックです。
薬師アルジャン Apothecarius Argentum 英語版コミック
毒の民として生まれ幼い頃に体に毒を仕込まれた少年・アルジャン。その後奴隷として買われ、貴族の毒見役や殺し屋として使われて生きるはずだったが、小国ベアゾル国の王女プリムラは、そんな彼の運命を知って追放する。数年後、ある日突然再会を果たした少年は、天才薬師となっていたのだった…という感じの物語です。
英語版タイトルの “Apothecarius Argentum” はラテン語ですね、Apothecarius が “薬剤師”、Argentum が “輝く物 = 銀 (元素記号 Ag の由来)” という意味の言葉です。古来より銀の食器は、食事に毒を混入された場合に黒く変質するので、王侯貴族たちに毒殺防止として用いられていたという歴史があります。
英語版は北米の翻訳漫画出版社の CMX から第8巻まで発売されています。ですがこの CMX が2010年7月に事業停止になっていまいましたので、9巻以降の発売のめどは今のところ立っていません。また今後在庫が希少となる可能性もありますので、この作品の英語版に興味のある方は早めに買っておかれた方が良いでしょう。