となりのヤングジャンプにて連載中の、原作:ONE・作画:村田雄介によるワンパンマンの英語版コミックです。
就職活動に行き詰っていた無職の青年・サイタマは、ある日偶然出会ったアゴの割れた少年を救うためにカニの怪人と戦い、その過程で自分の小さい頃の夢はサラリーマンになる事ではなく、悪役を一撃でぶっ飛ばすヒーローになる事だったと思い出す。なんとか怪人に勝利したサイタマはそれから三年、ハゲるくらい死に物狂いで特訓をし、念願のどんな怪物をも一撃でぶっとばす無敵のヒーローになれたのだが、夢を叶えたはずのサイタマの心は満たされていなかった。あまりにも強くなりすぎたために、敵との戦いに恐怖も、喜び、緊張も、怒りも、まったく何も感じなくなってしまっていたのだ。はたして趣味でヒーロー活動を続ける無敵の無職、サイタマの明日はどっちだ!?…という感じの作品です。
英語版は北米翻訳漫画出版社大手の VIZ Media より現在のところ第2巻までが発売中で、第3巻は2015年11月3日、第4巻が2016年1月5日、第5巻が2016年3月1日と言った具合に日本版の最新刊に追いつくまで2か月に1巻のペースで続巻が発売される予定になっています。ワンパンマンのファンの方はこれを機に英語版を買い揃えられてはいかがでしょうか。
またアメリカのAmazonのレビューではこの作品に対して以下のような感想が寄せられています。
Bob:☆☆☆☆☆
“ワン・ジョーク”人は誰でもスーパーパワーを持ちたいと願うものだ。空を飛んだり、目からビームを出したり、超高速で走る事だってそうだ。強くなりたくない人間がどこにいる? それはこのワンパンマンの主人公であるサイタマも同じなのだが、彼は強くなりすぎた。たった一発のパンチで全ての敵を粉砕してしまう。またヒーローというには単純な思考回路を持っている。だからワンパンマンにはライバルとなる悪役が登場しない。
こう言うと中には「なんてふざけた設定なんだ」と思う人がいるかも知れない。だがサイタマと怪人や他のヒーロー達が作りだす状況はとても面白い。作画を担当しているのは アイシールド21 の作画担当者と同じで、とてもシャープな印象を受けた。
GIANT ROBOTIC PIRATE CAT:☆☆☆☆☆
“面白い”この漫画はシンプルにクールすぎる。(無敵のヒーローでありながら)サイタマの悩みは普通の人間のそれと似ていて共感ができ、そこから生まれるジョークは最高だ。ワンパンマンは私の大好きな漫画作品の一つになった。みんなもこの漫画を読むべきだと思う!
CT:☆☆☆☆☆
“面白い少年漫画のパロディ”これは ドラゴンボール などに代表される少年漫画というジャンルのパロディ作品だ。主人公のサイタマは、あまりにも強すぎてどんな悪者もたった一発のパンチでやっつけてしまう。強すぎるが故に彼は正義のために戦う事に疲れてしまっているのだ。
「少年漫画はそろそろ卒業かな」という年齢の子供達にこの漫画を特におすすめしたい。作画も良く、キャラクター達も面白い。
Kindle Customer:☆☆☆☆☆
“最高のアクション!”私は本当にワンパンマンが大好きだ。作画も最高で視覚に訴えるものがあり、ユーモアはおバカだけどテンポが良くて面白いく、物語の展開には常に驚かされる。
私このアクション漫画を特にスーパーヒーローが好きな人達におすすめしたい。私がここ数年で読んだ中で最もオリジナリティに富んだ漫画だと思う。