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FLCL フリクリ

ガイナックスとProduction I.GによるOVA作品、FLCL(フリクリ)のコミックとライトノベルの英語版です。著者名に作画担当のウエダハジメ(Hajime Ueda)とあるのがコミックで全2巻、執筆担当の榎戸洋司(Yoji Enokido)とあるのがノベルで全3巻です。英語リスニング力を強化したい方には、フリクリの北米版アニメブルーレイもあります。

FLCL フリクリ 英語版コミック&ノベル

FLCL フリクリ 日本語オリジナル版

FLCL フリクリ 英語版

鶴巻和哉監督の初監督作品ですね。日本での発音である “フリクリ” は英語圏の方にはとても難しいため、英語では “Fooly Cooly” という発音があてられているそうです。the pillows の音楽と併せた非常に個性的な演出が特徴的なこの作品は OVA作品 ということで日本国内でこそ知名度はそれほど高くないですが、カートゥーンネットワークでの放映がされた北米では高い人気を得ました。

コミックが全2巻ということで、英語版コミック初心者の方にはおすすめなボリュームです。小説版の全3巻は中級者以上の方に最適でしょう。どちらも英語で読むとさらに雰囲気がでて、Fooly で Cooly なテイストを楽しめることでしょう。

コミック、ライトノベル共に 翻訳出版大手の Tokyopop から発売されていますので、翻訳の質についてはある程度期待しても良いでしょう。

スカルマン THE SKULL MAN

日本の特撮ヒーローの仮面ライダーを知らない方はいないと思いますが、その原型となった石森章太郎によるスカルマンを知ってる方はどれくらいいるのでしょうか。ここで紹介するのは島本和彦の作画によるスカルマン THE SKULL MANの英語版コミックです。全7巻。

スカルマン THE SKULL MAN 英語版コミック

スカルマン 日本語オリジナル版

スカルマン 英語版

skull とは英語で “頭蓋骨・頭” という意味の言葉です。Skull Man だと直訳すれば “骸骨男” とでも言うんですかね。左の画像の通り漫画版だと仮面ライダーの仮面に似たような感じで骸骨には見えませんが、ボンズ製作のテレビアニメだとより人間の頭蓋骨に近いデザインとなっています。

石森章太郎氏の作品はもともとアメコミのヒーローものと似たような雰囲気がありますので、英語で読むとまるでアメコミを読んでいるような気にさせられます。ですから本来なら日本語と併せて読むようにすすめているのですが、英語にある程度自信のある方なら英語版だけを購入されても良いかも知れませんね。

英語版は翻訳漫画出版大手の Tokyopop から発売されています。

AKIRA アキラ

週刊ヤングマガジンで連載されていました、大友克洋によるAKIRAの英語版コミックです、全6巻。またAKIRA アキラの北米版アニメブルーレイもあります(※国コード規制に注意)。

AKIRA アキラ 英語版コミック

AKIRA アキラ 日本語オリジナル版

AKIRA アキラ

1982年(劇場版は1988年)、東京は新型爆弾により壊滅し、世界は第三次大戦に突入して荒廃した。そして2019年、東京湾上に壊滅した東京に代わるネオ東京が建設され復興による繁栄のピークを迎えようとするなか、金田率いる暴走族の少年達が東京オリンピック開催予定地である旧市街へと続くハイウェイを暴走している時に、メンバーの島鉄雄が乗るバイクが老人の顔をした謎の少年と衝突してしまう。事故によりケガをした鉄雄と比べてキズひとつ負っていない謎の少年。やがて軍のヘリコプターがやってきて、少年とともに鉄雄も連れ去ってしまう。そして鉄雄は連れ去れた先の軍の研究機関で超能力に目覚めるのだった…という感じの物語です。

大友克洋氏自身が監督を務めたアニメ映画が日本のみならず海外でも大ヒットして、その後のSF作品に大きな影響を与えました。映画を見ていない方にはぜひ見てもらいたいですし、アニメは見たが原作は読んでいないという方にはぜひ原作を読んでもらいたいと思います。

英語で読む AKIRA もまた格別です。本来このサイトでは英語学習用に英語版コミックを薦めているのですが、既に十分に英語力がある方にも単純に英語版の AKIRA をお薦めします。

Qコちゃん THE地球侵略少女 Q ko chan The Earth Invader Girl

月刊マガジンZで連載されていたウエダハジメのQコちゃん THE地球侵略少女の英語版コミックです、全2巻。

Qコちゃん THE地球侵略少女 Q ko chan The Earth Invader Girl 英語版コミック

Qコちゃん THE地球侵略少女 日本語オリジナル版

Qコちゃん THE地球侵略少女 英語版

ウエダハジメならでは独特の表現や世界観で、ガンダムブレンパワードといった多くの作品のパロディを絡めて展開されるSFギャグ作品です。物語が中途半端な所で打ち切りみたいに終わっているので最後までよく解らない作品ですが、そういう部分も含めてウエダワールドを楽しめる作品です。

全2巻ということで英語で読むにはちょうど良いボリュームですが、上述のとおり元々よく解らない作品なので物語を理解して読もうとするとかえって難しく感じるかも知れません。むしろセリフ表現の勢いというかニュアンスを感じ取って、雰囲気を楽しめれば良しという考え方で読むと良いでしょう。

なお英語版は翻訳漫画出版大手の Del Rey から発売されています。

ぱすてる Pastel

週刊少年マガジンからマガジンSPECIALに移籍して現在も連載中の小林俊彦によるラブコメ漫画、ぱすてるの英語版コミックです。

ぱすてる Pastel 英語版コミック

ぱすてる 日本語オリジナル版

ぱすてる 英語版

夏休みのバイト先で出会った美少女・月咲ゆうに一目ぼれした只野麦、二度とは会えないと思っていたが月咲ゆう・つかさの姉妹と同居することになる…という感じのラブコメ作品です。最近はラブコメというとファンタジーだったりSFだったり登場人物が並みの人間ではなかったりする事が多いですが、そんな中でもきわめて正統派な感じのする作品ですね。

英語版の発売ですが14巻までリリースされたところで15巻以降の発売が中止されています。おそらく講談社と 英語版の出版社の Del Rey とのライセンス契約が切れたんでしょうね。ただ最近は海外の翻訳出版社を介さず講談社が直接英語版を発売するケースも増えてきていますので、もしかしたら15巻以降の発売があるかも知れません。

FAIRY TAIL フェアリーテイル

少年マガジンで連載中の真島ヒロによるファンタジー漫画、FAIRY TAIL(フェアリーテイル)の英語版コミックです。英語リスニング力を強化したい方には、FAIRY TAILの北米版アニメブルーレイもあります。

FAIRY TAIL フェアリーテイル 英語版コミック

Fairy Tail 日本語オリジナル版

Fairy Tail 英語版

フェアリーテイル(fairy tale)といえば英語でおとぎ話を意味する言葉ですが、この作品のタイトルは tale(物語) と tail(尻尾) をかけているのでしょうね。発音はまったく同じ(téil)です。内容としては近年の少年漫画の王道的な雰囲気を持つRPG風ファンタジーですね。主人公は火を操り肉弾戦も得意な魔導師の少年です。

アニメ化もされて日本でも単行本が結構売れているみたいですが、北米でもそれなりに人気があるみたいです。やっぱこの手のバトル系は人気が日本でも北米でも人気がでますね。

この作品の英語版は12巻まではアメリカの翻訳出版大手の Del Rey から発売されていますが、13巻以降は講談社の現地法人(Kodansha USA)から直接発売されています。おそらく小学館集英社プロダクションがつくった VIZ media の成功にならって、講談社もようやく海外での翻訳漫画出版に本腰を入れ始めたという事でしょうね。これによって質の高い英語版コミックがますます多く出版されるようになれば大歓迎です。

ゲゲゲの鬼太郎 GeGeGe no Kitaro

水木しげるによる妖怪漫画、ゲゲゲの鬼太郎のバイリンガル版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。バイリンガル版は全3巻です。

ゲゲゲの鬼太郎 バイリンガル版

ゲゲゲの鬼太郎 日本語オリジナル版

ゲゲゲの鬼太郎 バイリンガル版

単なる娯楽作品としてだけではなく、民俗学的にも大きな貢献をしたのではないでしょうか。少なくとも鬼太郎を読んだ事によって日本の妖怪、はては民俗学に興味を持った人々が大勢いたと思います。たとえば民俗学的要素の強いミステリを書く作家の京極夏彦氏も鬼太郎シリーズのファンですね。

もともとは “墓場の鬼太郎” というタイトルで連載されていましたが、テレビアニメ化をするにあたって “墓場” というのはまずいという事になり、作者である水木しげるが幼い頃に自分の名前をきちんと発音できずに “ゲゲル” “ゲゲ” と呼んでいた事から着想を得て “ゲゲゲの鬼太郎” というタイトルになったそうです。

アニメの鬼太郎みたいに表現がソフトじゃないので、小さいお子様には向かないかも知れませんが、ある程度年を重ねた大人の方ならば原作漫画の良さが解ると思います。ラフカディオ・ハーンが日本の民話に感動して “怪談” を書いたように、日本文化に興味を持っている外国の方へのプレゼントとしても最適かも知れません。普通のアニメや漫画では知ることのできない日本を知ることができるのではないでしょうか。

デビルマン Devil Man

永井豪氏の名作漫画、デビルマンのバイリンガル版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。バイリンガル版は全5巻です。またデビルマンの北米版アニメDVDもあります(※リージョンコードに注意)。

デビルマン バイリンガル版

デビルマン 日本語オリジナル版

デビルマン バイリンガル版

永井豪氏の作品はこのデビルマンをはじめアメリカンコミックの影響を少なからず受けているとは思いますが、悪魔の力を持ったヒーローというのはなかなか向こうの人では出てこない発想なんじゃないでしょうか。結果として日本海外多くのクリエーターに新たなダークヒーロー・アンチヒーロー像を提供した名作だと思います。有名な所だとエヴァンゲリオンの庵野監督もエヴァンゲリオンを作るにあたって大きな影響を受けたと監督自身がインタビューでその事を認めています。

その内容から若い学生さんから結構年齢の高めの大人の方の英語学習教材としてこのバイリンガル版は最適だと思われます。また海外の方へのプレゼントとしても喜ばれるのではないでしょうか。どことなくアメコミっぽいのに明らかにアメコミにはない日本漫画のテイストがある。”萌え” だけではない日本漫画の魅力の原点に触れることができるでしょう。

天才バカボン The Genius Bakabon

赤塚不二夫によるギャグ漫画、天才バカボンのバイリンガル版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。バイリンガル版は全3巻です。

天才バカボン バイリンガル版

天才バカボン 日本語オリジナル版

天才バカボン バイリンガル版

いうまでも無くナンセンスギャグ漫画の最高傑作のひとつだと思います。”天才バカボン” というタイトルの由来には色々な説があるみたいですが、今考えてみるとすごく納得させられるタイトルではないでしょうか。天才的なバカ、大人になって多少頭でっかちになってしまった自分にとっては羨望の気持ちさえ起きてきます。

さてそんな天才的なバカが大勢登場するこの作品のセリフは、常識では考えられない表現がかなりたくさんあります。そういう意味においてこの作品を読む事が英語学習になるのかならないのか解りませんが、それらのセリフが英語ではどうのように表現されているのか個人的にとても興味があります。こういう作品の翻訳が一番難しいのではないでしょうかね。作品の面白さを損なわずに、なおかつできるだけ忠実に翻訳する。しかも作品自体がナンセンスなのですから、こんなに高度に言語能力が要求される翻訳もあまりないでしょう。バイリンガル版は全3巻ですが、おそらくこのくらいが限界だったのかも知れませんね。

ちょびっツ Chobits

ヤングマガジンで連載されていた、CLAMPによるちょびっツの英語版コミックです。また英語リスニング力を強化したい方には、ちょびっツの北米版アニメブルーレイもあります。

ちょびっツ Chobits 英語版コミック

ちょびっツ 日本語オリジナル版

ちょびっツ 英語版

「パソコン」と呼ばれる人型の情報端末が普及する世界で、限りなく人間に近い感情を持った少女型パソコンの “ちぃ” と、一人暮らしの浪人生の本須和秀樹の交流を描いたSFラブコメディです。

このように一人暮らしの男性の家に突然美少女が住み着く作品や、感情を持ったロボットとの恋愛 or 友情関係を問う作品はもはや古典的と言っていいほどに多くの作品が作られていますが、連載当時は一家に一台あるいは一人に一台パソコンを持つのが当たり前となってきていた時代背景があり、パソコンの進化の究極形の一つに人型という方向性を示した衝撃作であると思います。どこまでも人間に近いものを追求するなら人間で良いじゃないかとも思わないでもないですが、こういう作品が理想とするのは人ならぬ身でこそ得られる “無垢さ” にあるような気がします。ちぃも高性能なパソコンとして描かれていながら、秀樹に教えられない限り何もできない何も知らない無垢な存在として描かれています。

さて英語版ですが、北米の翻訳漫画出版社の Dark Horse Comics より、日本語オリジナル版のおよそ4巻分の内容を1冊にまとめたオムニバス版が全2巻で発売されています。

また日本語と英語の両方のセリフが書かれているバイリンガル版 ちょびっツもあります。バイリンガル版も2巻まで発売されていますが、こちらは話の途中で終わっています。