カテゴリー別アーカイブ: 少年漫画・その他

ハヤテのごとく! Hayate the Combat Butler

週刊少年サンデーにて連載中の、畑健二郎によるハヤテのごとく!の英語版コミックです。またハヤテのごとく!の北米版アニメブルーレイもあります(※国コード規制に注意)。

ハヤテのごとく! Hayate the Combat Butler 英語版コミック

ハヤテのごとく! 日本語オリジナル版

ハヤテのごとく! 英語版

冒頭でも触れましたが、”Hayate the Combat Butler”という英題はとても良いと思います。もしかしたらジャンプ系の格闘漫画と勘違いする人もいるかも知れませんが、まあ絵を見ればそんな事は無いとすぐに解るでしょう。

海外ではアニメの方が有名ですね、北米はじめアジア各国でも放映されて人気となったようです。最近というか昔からなのかも知れませんが、東南アジアでの日本の漫画・アニメの人気が予想以上に高いですね。これは東南アジア各国には英語が公用語だったり共通語だったりする国が多いというもあるでしょう(翻訳の手間が省けるので費用が安く済む)。

海外のアニメ好きな人たちの中には日本語や日本の文化に興味をもってくださる方たちがたくさんいるようで、それはそれで嬉しい限りなのですが、英語でアニメを見て育った人たちがこれから大人になって創作活動をはじめたら、もしかしたら10年後、20年後にはアニメの世界標準は英語になっているかも知れませんね。日本はそういう標準化の流れに埋もれてしまわないように、切磋琢磨が必要なのかも知れません。

ローゼンメイデン Rozen Maiden

アニメ化されて大人気となったPEACH-PITによるローゼンメイデンの英語版コミックです。全8巻。またローゼンメイデンの北米版アニメDVDもあります。

ローゼンメイデン Rozen Maiden 英語版コミック

ローゼンメイデン 日本語オリジナル版

ローゼン・メイデン 英語版

この作品のファンの方ならばご存知でしょうが、作品のタイトルはドイツ語の “rosen / 薔薇” と英語の “maiden / 乙女” を組み合わせた上で、rosen の綴りを rozen に変えて “Rozen Maiden” となっています。ドールを作った人形師の名前もローゼンさんですが、こういう一つの言葉に複数の意味を合いをもたせる言葉遊びは、むしろ海外の人たちの方がうけいれやすいかも知れませんね。

またこの作品はいわゆるゴスロリの雰囲気をもった作品ですが、ゴスロリファッションは欧米やアジアでも一部の若い女性に人気らしいです。ゴスロリの元となったゴシック様式はルネサンス期に中世ヨーロッパの古い文化を侮蔑して呼んだのが始まりだそうですが、それにロリータ要素を加えて新しい文化にしてしまうのは日本のお家芸というか、欧米の人たちもさぞかし驚いたことでしょう。

苺ましまろ Strawberry Marshmallow

かわいいは正義、が合言葉のばらスィーの新感覚オフビートコミック苺ましまろの英語版コミックです。

苺ましまろ Strawberry Marshmallow 英語版コミック

苺ましまろ 日本語オリジナル版

苺ましまろ 英語版

この作品のキャッチコピーである「かわいいは正義」は英語では “Cute is Justice!” と表現されるみたいです。ちょっと文法が変ですが、よく考えてみれば元の日本語もちょっとおかしいからこれで良いのでしょう。私としては海外の評論家の言葉である “too-cute-to-hate / かわいすぎて嫌いになれない” がかなりこの作品のツボをついた表現だと思います。

他にはメインキャラクターの一人である伊藤千佳のキャッチコピー?である “特徴がないのが特徴” の英語訳は “in being totally generic” だそうです。

ところで作者の趣味なのか、海外のミュージシャンやサッカー選手の名前がよくでてくる事に海外の人たちはどういう感想を持つのでしょうか。私は一時期レッドホットチリペッパーズにはまっていた事があったので、作中の女の子たちが飼っているフェレットのジョンと犬のフルシアンテという名前を知った時には思わずニヤリとしてしまいました(ジョン=フルシアンテはレッチリのギタリスト)。彼らのライブ映像を見てもらえれば解ると思いますが、あまりにもイメージにギャップがありすぎです。

漫画好きの英語話者が日本語を学ぶための本 Japanese in Manga Land

日本の漫画が海外で人気だというのは今更いうまでもありませんが、漫画を入り口として日本や日本語に興味を持ち日本語を勉強している方はとても多いです。

Japanese in MangaLand

Japanese in Manga Land

英語でブラウジングできる方は海外のアニメや漫画のファンサイトへいくと、日本語を勉強している人の書き込みが多いことに驚かされるでしょう。今回紹介するのは日本の漫画を英語に翻訳したものではなく、漫画を入り口として日本語に興味を持った英語話者達が日本語を学ぶためのテキストです。

上のリンクからAmazonのページを見てみると、初級編(Learning the Basics)・初中級編(Basic to Intermediate Level)・中級編(Intermediate Level)の3冊のほか、単語集(Workbook)が2冊、漢字学習用テキスト(Kanji in Mangaland)がこれまた初級編(Basic Kanji Course Through Manga)・初中級編(Basic to Intermediate Kanji Course Through Manga)の2冊で合計7冊発売されています。

英語話者用に作られた教材ですので、これらを使って英語を学ぶというのはあまり効率の良いものではないと思いますが、英語学習をする過程で外国人にとっての日本語を再確認するという意味では非常に興味深い教材です。Amazon のページではそれぞれ数ページ試し読みができるみたいなので、興味のある方は数冊読んでみると良いでしょう。

また日本語に興味のある英語話者のお友達にプレゼントしてあげるというのも良いでしょうね。同じ漫画という趣味を持つもの同士、そうして互いに英語と日本語を教えあえば、楽しく学ぶことができることでしょう。

るろうに剣心 Rurouni Kenshin

週刊少年ジャンプで連載され、男の子ばかりでなく女の子にも幅広い人気を博した和月伸宏によるるろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の英語版コミックです。通常版が全28巻、およそ3巻分を1冊に収録した分厚い VIZBIG Edition が全9巻です。

るろうに剣心 Rurouni Kenshin 英語版コミック

実写映画化に併せて新しく執筆された特筆版の英語版もあります。
るろうに剣心 特筆版 英語版コミック

他には原作漫画だけでなく、静霞薫の執筆によるライトノベルの英語版もあります。英語力に自信のある方はこちらを選ばれても良いでしょう。
るろうに剣心 Rurouni Kenshin 英語版ライトノベル

るろうに剣心 日本語オリジナル版

るろうに剣心 英語版

この作品が日本で人気となった事はみなさんもご存知でしょうが、海外での人気も相当なものでした。英語版コミックの売れ行きも順調だったみたいで、出版元の VIZ Media より大判の VIZBIG Edition が発売されています。またアニメもやはり高い評価を受けたようです。外人さんは本当にサムライやチャンバラが好きですね。

なお日本語のタイトルはご存知 “るろうに剣心” ですが、海外ではそのままローマ字表記した “Rurouni Kenshin” の他に、OVAなどは “Samurai X” なんてタイトルで呼ばれていたりもします。日本語ですら意味が解りにくいタイトルを英訳するのに、担当者が相当悩んだろう事は推測に難くないですが、Samurai X はちょっとあんまりだと思います。作品の雰囲気ぶち壊しですね。ところがこのOVAがまた海外でかなり高い評価を受けているのですから、海外での剣心人気は本物だと思われます。

ヒカルの碁 Hikaru no Go

週刊少年ジャンプで連載され、子供たちに空前の囲碁ブームを巻き起こしたことでも有名なヒカルの碁の英語版コミックです。原作 ほったゆみ、作画 小畑健、全23巻。

ヒカルの碁 Hikaru no Go 英語版コミック

ヒカルの碁 日本語オリジナル版

ヒカルの碁 英語版

前述の通りこの作品は日本中の子供たちに囲碁ブームを巻き起こしましたが、海外でもこの作品を通じて囲碁に興味をもった大勢いたようです。もともと囲碁の人気が高いアジアでもそうですが、碁というゲームの存在すら知らなかった国々の人たちにも囲碁の存在を認知させたという点でかなり貢献した作品と言えるでしょう。いまではヒカルの碁を通じて囲碁はじめたという囲碁のプロ棋士までいるそうです。(関達也初段)

私もこの作品でそれなりに碁には興味をそそられましたが、やはり将棋やチェスなどの方がとっつき易いので結局ルールを覚える事もできませんでした。ルールが難しいといえば麻雀とかの方が難しいと思うのですが、囲碁の難しさはそれとは違った奥深さがありますね。