北米版 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! Blu-ray DVD

今回紹介するのは漫画の英語版ではなく、私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の北米版アニメBlu-rayとDVDです。オリジナルの日本語音声の他に英語吹き替え音声と英語字幕も収録されていますので、それらを英語学習に役立てる事ができます。また私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の原作漫画の英語版もあります。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 北米版

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! Blu-ray 北米版
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! DVD 北米版

わたモテの北米版ブルーレイはディスク2枚組で、本編全12話の他、映像特典としてノンクレジットOPとEDが収録されています。DVDはディスク3枚組で収録内容はブルーレイと同じだと思われます。

ブルーレイに関しては国コードによる視聴制限なし、リモコンにて英語字幕のON/OFF可という事がマーケットプレイスの販売店によって確認されており、私の環境でもこの通り再生できました。DVDに関しては未確認ですがおそらくリージョンコードによる視聴制限があると思われます。

なお主要キャラクターの声を演じている声優さん(オリジナル日本語音声 / 英語吹き替え音声)は以下の通りです。この中で主人公のもこっちを演じている Monica Rial さんは、とある魔術の禁書目録のインデックスをはじめ数多くの作品の主要キャラクターを担当している超売れっ子の吹き替え声優さんです。 Monica Rial さんの声や演技を気に入った方はこれらの作品の北米版も併せてどうぞ。

  • 黒木智子 (橘田いずみ / Monica Rial)
  • 黒木智貴 (中村悠一 / David Matranga)
  • ゆうちゃん (花澤香菜 / Emily Neves)
  • きーちゃん (釘宮理恵 / Juliet Simmons)
  • 今江恵美 (野中藍 / Juliet Simmons)
  • 智子の母 (早見リサ / Shelley Calene-Black)
  • 智子の父 (岩崎了 / David Wald)
  • 岡田 (浅井彩加 / Ashley Miller)
  • 根元 (黒瀬ゆうこ / Margaret McDonald)
  • 小坂 (福島潤 / Johnny DeLaCerda)

あとこの私モテの英語吹き替え音声を聞いた海外の掲示板の人々の反応を以下のページにまとめてありますので、よろしかったらこちらも見てください。(別サイト)
北米版(英語吹き替え版)ワタモテアニメの音声を聞いた4chanの反応

またアメリカのAmazonのレビューではこの作品に対して以下のような感想が寄せられています。

DC_Fan_52 “-Weasel!”:☆☆☆☆☆
“面白くて悲しい”

黒木智子はモテない女の子… 学校には友達が一人もおらず、家族以外の人間とはまともに話す事もできない。彼女はアニメにありがちなシャイな女の子とは違って、人気のある同級生をうらやましがると同時に、ただ人気があるというだけで彼らを憎む人間嫌いなのだ。そんな彼女に幸せが訪れても大抵長くは続かず、彼女の高校一年間の奮闘を見ていると、まるで生まれたばかりの子鹿が必死で立ち上がって、またすぐに転んでしまう光景を眺めている様な気分になる。多くの人はわたモテというアニメを大好きになるか、あるいは自分の人生のリアルな痛い部分を見せられる事によって大嫌いになるのではないか。

智子を見ていると両肩をつかんで体を揺さぶりながら、「髪をとかせ! 夜更かしをやめろ! 嘘をついても状況は悪くなるばかりだぞ!」と言いたくなる事だろう。

わたモテはほとんどの台詞がモノローグという珍しい作品だ。智子が他人と会話をする事は少ないので、基本的には彼女が頭で考えている事を台詞として聞く事になる。これまで Sentai Filmworks のアニメでは画面の口の動きと英語の台詞が合ってない事が多かったのだが、このアニメに関してはその心配は必要ないようだ。英語吹き替え版の各声優の声も、智子の弟の智貴が14歳の少年にしては声が大人びすぎてる点を除けば違和感を感じる事はなかった。主役である智子を演じるのは 鋼の錬金術師 のアニメでメイ・チャンを演じた Monica Rial だ。彼女の声は幼いながらも聞いていてあまり心地の良いものではないので、何人かの人はとても不快に感じる事だろう。だが智子はもともと話相手として愉快な存在ではないので、むしろそこが彼女に合っていると思う。

残念なのは特典が少ない事だ。Sentaiよ、コメンタリーをつけてくれても良かったんじゃないか!? あとブルーレイ1枚に9話も詰め込むのは止めてくれ。値段も全12話にしては高いかな。値段は高いが、わたモテはそれでも買って損のない素晴らしい作品だ。もしあなたが自分の殻を破ろうと奮闘する人生にユーモアを感じる事ができるなら、このアニメはそんなあなたのためにある。

私はわたモテに5点満点を付けよう。

Ichigo:☆☆☆☆☆
“智子が死ぬほど大好き”

わたモテはとても面白くユニークなアニメで、まだ見てない人はぜひ見た方が良い! アニメ放送中は毎週最新話が待ち遠しかった。

智子はとても面白くて可愛らしく、私は彼女が死ぬほど大好きだ。本当に良くできたキャラクターだと思う。またこのアニメは多くの共感を覚える作品でもある。私は社交不安を抱えており人前ではいつも気まずい思いをしているから、智子の社交不安やコミュニケーションの下手さを見ていると、同じ思いをしているのは私だけではなかったのだと安心する事ができる。これはたとえ彼女がアニメのキャラクターだとしてもだ。このアニメはとても良く描かれているので、あなたも智子の不幸な状況を見ていて彼女と同じ気持ちになるかも知れない。

結論として、私はこのアニメを個人的に深く愛しており、また一人のオタクとして全てのアニメ好きの人にせめて一度は視聴をしてみてもらいたいと思っている。

Joshua Firessed “Gone, not dead.:☆☆☆☆☆
“お金の上手の使い方”

このアニメは私の心に突き刺さった初めてのフィクション作品であり(この作品を本当にフィクションと呼んで良いものか?)、私が見ていて実際に涙を流した初めての作品です。

クラスメートに囲まれた環境で奮闘する智子を見ていると、私は自分の中学生時代を思い出します。当時中学生になったばかりの私は、いつも一人で自分の席に座り誰かが話かけてくれるのを待ちながら一日を過ごしていました。智子はたくさんの失敗を体験しながらも、ほんの短かい瞬間ではありますが幸福を見つけてそれを喜ぶ事ができます。そんな智子の社交不安という荒波に漂うほんの小さな幸福のかけらを見ていると、私は思わず笑顔になってしまいます。なぜなら私の学生時代が例えどんなに酷いものだったとしても、その痛みはもう過去のものだからです。

この言葉はとても陳腐でバカバカしく聞こえるかも知れませんが、「私が人生に対する考え方を変える事ができたのはどう考えてもこの作品(漫画もアニメも)のおかげ」です。

原作者である谷川ニコ先生が心を込めてこの作品を作っている事がきっとあなたにも伝わる事でしょう。私も彼らの作る新しい物語が待ち遠しいです。

この作品には価格以上の価値があります。

Soapy:☆☆☆☆☆
“素晴らしいアニメ、ぜひ買うべき”

他のみんなが言っている事に何か付け加えるべき事はあるだろうか? もしあなたが内気な性格でコミュニケーションに不安を感じる人ならば、おそらく智子に共感する事ができるだろう。このアニメは時に面白く、時に悲しく、時にあなたは笑い、そして時にあなたは身悶える。だがそれが楽しい。私は日本語音声+英語字幕でアニメを見る人にも、英語音声のみでアニメを見る人にもこのアニメをおすすめしたい。オリジナルの日本語音声がベストではあるが、私は英語吹き替え版の声優さん達も好きだ。この作品に関して Sentai Filmworks は実に良くやっていると評価する。Monica Rial は智子役にぴったりだ。もしあなたが英語吹き替え版があまり好きでない人ならば、日本語音声と英語字幕で見る事もできる。

10点満点、値段にふさわしい価値がある。

Jesus Pinedo:☆☆☆☆☆
“…絶対に買うべき…”

智子は私がこれまでに見て来たアニメキャラの中でも、特に可愛らしくそして奇妙なキャラクターだ。

私は本当にこのアニメの第二期を見たい。第二期が製作されるかどうかはまだ不明だが、一方で2014年の10月にはOVAが発売されるという噂もあるので、今のところどうなるか本当に解らない。とにかくこのブルーレイ(DVD)は絶対に買うべきだ!

ところで奇妙な偶然だが、私はわたモテのアニメが始まる前から智子が外出時に被っているのと同じキャスケットの帽子を持っていた。その頃は私もストレートヘアーだったので、唯一の違いと言えば私が男性だという事だけだ。これは嘘じゃない、私は智子とまったく同じ帽子を持っていたのだ(笑)。私は智子の事をいつも忘れずにいるためにこの帽子を被り続けようと思っている。このアニメにはそれだけの良さがある。

最後に、英語吹き替え版を見てみたが、本当に悪くはなかった。私はどちかと言えば日本語音声と英語字幕の組み合わせで視聴するのが好きなのだが、このアニメに関しては日本語音声も英語音声もどちらも良い出来だと思う。

私のレビューを読んでくれてどうもありがとう、あなたがこのアニメを買うか否か正しい判断をする事を期待している。