北米版 ドラゴンボール改 Blu-ray

今回紹介するのは漫画の英語版ではなく、ドラゴンボール改の北米版アニメBlu-rayです。オリジナルの日本語音声の他に英語吹き替え音声と英語字幕も収録されていますので、それらを英語学習に役立てる事ができます。またドラゴンボールの原作漫画の英語版もあります。

ドラゴンボール改 北米版

ドラゴンボール改 第1期 サイヤ人編 Blu-ray 北米版
ドラゴンボール改 第2期 フリーザ編 Blu-ray 北米版
ドラゴンボール改 第3期 人造人間編 Blu-ray 北米版
ドラゴンボール改 第4期 セル編 Blu-ray 北米版

「ドラゴンボール改」というタイトルに馴染みの無い方のために一応説明すると、これは1989年4月26日から1996年1月31日までフジテレビ系列で放送されたテレビアニメ「ドラゴンボールZ」のうち人気の高いサイヤ人編からセル編までを、原作者である鳥山明氏の監修の元でデジタルリマスター再編集したオリジナルカット版アニメシリーズです。

北米版ドラゴンボール改のブルーレイでは番外編を含む全98話を、第1期 サイヤ人編 (第1話~第26話)・第2期 フリーザ編 (第27話~第52話)・第3期 人造人間編 (第53話~第77話)・第4期 セル編 (第78話~第98話)の4期に分けて各4枚組でリリースされています。

2012年10月の段階では第4期のセル編はまだ発売されていませんが、既に発売されている第1期から第3期までをまとめて購入しても実勢価格で1万5000円以下という非常にリーズナブルな値段で購入する事ができますので、ご自分で楽しみながら英語学習するのも良いですが、学生さんやお子さんにプレゼントとして買われても良いかと思います。最初は日本語で普通に作品を見ていたとしても、楽しさが解ればそのうち自然と英語音声に興味を持って観るようになってくれるかも知れません。そうなれば理想的な英語学習となるでしょう。

なお主要キャラクターの声を演じている声優さん(オリジナル日本語音声 / 英語吹き替え音声)は以下の通りです。ただしこれはこのドラゴンボール改に限った時の話です。たとえばオリジナル日本版では主役である孫悟空や孫悟飯の声は一貫して野沢雅子さんが担当されていますが、英語吹き替え版では悟空・悟飯・子供時代・大人時代・制作会社のなどの違いによって色々な声優さんが演じており、私が確認しただけで10人以上の声の違う「悟空」がいます。それにも関わらずこのドラゴンボール改では、メインキャラクターの一人であるピッコロとベジータを同じ人が演じているのもなんとも不思議な話ですね。

  • 孫悟空 (野沢雅子 / Sean Schemmel)
  • 孫悟飯 (野沢雅子 / Colleen Clinkenbeard)
  • クリリン (田中真弓 / Sonny Strait)
  • ピッコロ (古川登志夫 / Christopher Sabat)
  • トランクス (草尾毅 / Eric Vale)
  • ベジータ (堀川りょう / Christopher Sabat)
  • フリーザ (中尾隆聖 / Linda Young)
  • 人造人間18号 (伊藤美紀 / Meredith McCoy)
  • セル (若本規夫 / Dameon Clarke)

またアメリカのAmazonのレビューではこの作品の北米版ブルーレイに対して以下のような感想が寄せられています。

K. Low:☆☆☆☆☆

これはTVで放映されたドラゴンボールZのオリジナルのアニメではなく、「再編集」されたバージョンだ。ドラゴンボール改は原作の漫画により近くするため、TV放映で追加された余計なエピソードを削除し、よりテンポの良い展開を実現している。たとえば原作には登場しないガーリックJr. のエピソードなどはカットされている。原作にないシーンをカットしただけでなく、フルHD画質にリマスターされており、これまでのドラゴンボールでは体験できない画質を実現している。話数は全98話でセルゲームの終了まで収録されている。

英語版の特筆すべき点の一つは英語吹き替え音声だ。ドラゴンボールZの英語版とは違い、こちらはより日本語のオリジナルのセリフに忠実に翻訳されている。新たに録音されたのは英語吹き替え音声だけでなく、なんとオリジナルの日本語音声までもが新しく録音されている。ただし英語音声は5.1ch だが 日本語音声は 2.0ch ステレオのみである。

Chris:☆☆☆☆☆
“余計な追加エピソードなし!”

ドラゴンボールZのアニメを見て育った人間として、この原作漫画のエピソードが凝縮された真のドラゴンボールは本当に見ていて面白い。また新たに収録された英語吹き替え音声は私がこれまでに聞いたものの中でも最高の一つに入る。以前にリリースされたドラゴンボールZの音声とは比べものにならないくらい良い。画質も4:3のアスペクトながら完璧で、FUNimationが他の作品のように余計な手を加えないでいてくれて良かった。

Jason McNett:☆☆☆☆☆

すでにドラゴンボールZのDVDを持っていたが、コレクションとして購入した。とても良い出来で気にいった。ドラゴンボールZは最高だ。

Dnc61:☆☆☆☆☆

オリジナルの大ファンとして、まったく失望する点がなかった。追加エピソードのカットはストーリーの展開をテンポ良いものにしている。早く続きを買って見るのが楽しみだ。