りぼんで連載されていた、藤井みほなによるGALS!の英語版コミックです、全10巻。超GALS! 寿蘭というタイトルでアニメ化もされましたね。
読んで字のごとく日本のサブカルチャーとしてのギャルやコギャルをテーマにした作品ですね。コギャルはこの作品の連載当時はマスメディアなどでいろいろと問題点を指摘されはしましたが、そういう悪い点はともかく一つの文化として、りぼんの読者層の女の子たちに憧れとして映っていたのもまた事実でしょう。この作品が人気となるのも当然ですね。
北米では漫画だけでなくアニメも英語に翻訳されて放送されましたが、北米での受け止め方はよりはっきりしていて、完全に日本のサブカルチャー、つまりひとつの文化としてこの作品を受け止めています。近年日本のサブカルチャーやファッションが海外、とりわけアジアの各地に影響を与えていることはいうまでもないですが、「カワイイ」という言葉が海外で一般的に通じるようになったきっかけのひとつがコギャル文化の伝播であったことは間違いないでしょう。ただし創作物の年齢規制が厳しいアメリカでは、アニメを放映した ADV Films によって15歳以上の視聴者を対象としたレーティングがつけられました。