週刊ヤングマガジンで連載を開始した後、ウルトラジャンプに掲載誌を移して連載された、弐瓶勉によるBIOMEGA(バイオメガ)の英語版コミックです。全6巻。
時は西暦3005年、7世紀ぶりに火星への有人飛行を成し遂げた探査船乗組員は、すでに廃墟と化したかつての入植地で一人の女性を発見する。しかし探査船は地球への帰還途中の地球軌道上で大破し、乗組員は未知のウイルスに感染してしまっており、軌道上からそのウイルスを撒き散らし続けることとなる。東亜重工製の合成人間である主人公の庚造一(かのえぞういち)は、バイオハザードで混乱する洋上の人工島「9JO」に乗り込み、ウイスル唯一の適応者イオン・グリーンを保護する使命を与えられる…という感じのSFアクション作品です。表紙の絵やストーリーからも解るとおり若干暗い感じのある作品で、この手の作品が好きな人は期待して間違いはないかと思います。
全6巻ということでそれほど長い作品ではなくセリフもあまり多くないのですが、SF作品だけに若干難しい用語や固有名詞がでてきますので、その辺が難しいといえば難しいでしょうか。