月刊ドラゴンエイジにて連載されていた、Cuvieによるドロテア ~魔女の鉄鎚~の英語版コミックです。全6巻。
ヨーロッパ中を魔女狩りの猛威が襲っていた15世紀末のドイツ・ナウダース地方にはアルビノの子供たちが集められて共に暮らす「白の家」と呼ばれる施設があった。そこで育ったアルビノの少女・ドロテアは、白の家が異教徒の集団であるという疑いを晴らすために自ら剣をとって戦うことになる…といった感じのファンタジー作品です。なんとなくジャンヌ・ダルクをモチーフにしたような感じがしますが、最初っから異教徒という疑いをかけられている点がより物語を暗い方向に持っていっていますね。
さて英語版ですが、全6巻ということでそれほど長い作品ではありません。しかしこの手のファンタジー作品は、独特の固有名詞が多いので、ストーリーを読み進めるのにあたって、それらを英語で覚えるのに少し苦労するかも知れません。この点を除けば特に難しい表現もないですから、あまり英語力に自信がない方でも時間をかければ読むことができるでしょう。