いわずと知れたコードギアス 反逆のルルーシュを題材とした漫画版の英語版コミックと、スニーカー文庫から発売されている外伝小説の英語版ライトノベルです。またコードギアス 反逆のルルーシュの北米版アニメDVDもあります(※リージョンコードに注意)。
コードギアス 反逆のルルーシュ Code Geass Lelouch of the Rebellion 英語版コミック
コードギアス 反逆のルルーシュ 日本語オリジナル版コミック&ノベル
この作品の関連書籍の英語版は非常に多いので、ここでひとつまとめておきます。まず漫画版ですがマジコ!(Majiko)作画で月刊Asukaにて連載された「漫画版 コードギアス 反逆のルルーシュ」が全8巻。次にヨミノアツロ(Atsuro Yomino)の作画でビーンズエースにて連載された「コードギアス 反攻のスザク」が全2巻。たくま朋正(Tomomasa Takuma)の作画でコンプエースにて連載された「コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー」が全5巻。さらには銃爺の作画でケロケロエースで連載された「幕末異聞録 コードギアス 反逆のルルーシュ」が全1巻。さらに加えて、少女向け公式コミックアンソロジー Knight と、少年向け公式コミックアンソロジー Queen の英語版まで発売されているみたいです。ただでさえ現状がこれだけややこしいのに、今後もさらに多くの作品の英語版が発売される可能性があります。商品を購入する際のチェックは慎重にして、希望の商品とは別の商品を買ってしまわないように気をつけてください。
そして小説版の英語版ですが、岩佐まもるの執筆による本編準拠のノベライズ作品が STAGE-0-ENTRANCE から STAGE-4-ZERO まで計5冊発売されています。英語で書かれた小説の読破はかなり英語力の向上に役立ちますが、まだあまり英語の文章を読むのに慣れていないという方は漫画版から入った方が無難でしょう。無理をせずゆっくりと洋書の読破に挑戦してください。
さて各英語版書籍の紹介も終わってようやく感想に入れますが、日本ではもちろん海外でも人気だったこの作品の世界観は実際の世界をモチーフにしたものなので、いわゆる歴史のifの世界として少々うがった見方をして楽しむ方もおられたようです。さすがに合衆国日本(United states of Japan)は失笑を買ったようですが(笑)。主に議論となるのはルルーシュの行いは正当化されるか否かという点ですが、論者の住む国の歴史や価値観を反映してさまざまな意見がだされているのが興味の尽きない点でした。架空の世界のお話だからこそ気楽な気持ちで冷静に話せるという事もあるのかも知れませんね。