Production I.G製作のアニメ、BLOOD+の漫画の英語版コミック&ノベルです。著者名に桂明日香 (Asuka Katsura)とある方がコミックスで全5巻、池端亮 (Ryo Ikehata)とある方がノベルで全4巻です。
番外編コミックも英訳されていて、スエカネクミコ (Kumiko Suekane)による BLOOD+ A(アダージョ)が全2巻、如月弘鷹 (Hirotaka Kisaragi)による BLOOD+ 夜行城市 が全1巻です。
原作のアニメは Production I.G ならではのクオリティの高い戦闘シーンが素晴らしかったですね。特に少女を刀を振るって化け物を斬り倒すというコンセプトは衝撃的でした。吸血鬼をモチーフにしながら独自の世界観を生み出し、先を読ませぬ展開もハラハラドキドキさせられました。
Production I.G の作品は元来洋画の影響が強いためか、海外での評価も高い傾向があります。どっぷりと日本のアニメが好きだという方はどうか知りませんが、表現手法の一つとしてのアニメが好きだという方は受け入れやすいんじゃないでしょうかね。この作品でいえば刀を使った派手なアクションシーンなんかは、もろに向こうの人の好みです。商業ベースにのったありがちな作品ばかりが増えた現在のハリウッド映画に不満をもっている人なんかは、Production I.G の作品は好きなんじゃないかと思います。