桜庭一樹によるライトノベル作品、GOSICK ゴシックの英語版ライトノベルです。
2011年1月よりテレビアニメが放送される事になっていますね。これで作品がもっと有名になったら天乃咲哉の作画によるコミックスの英語版も発売されるかも知れません。もちろん英語版ライトノベルの英語版も順次発売してもらいたいですが。
さてこの作品は本格的な科学の時代が到来してまもない第一次大戦後のヨーロッパの架空の小国を舞台にお話が繰り広げられます。タイトルは “Gosick” となっていますが、当時のヨーロッパで実際に起きていたゴシックリバイバル運動とは何の関係もありません。むしろ日本人が漠然と思い描くさまざまなヨーロッパの様式美をごちゃまぜに詰め込んだ独特の世界観がうりとなっています。あえて身も蓋も無い言い方をすると “ゴスロリ少女の安楽椅子探偵”、このワードで何か心に響くものを感じる事ができる人はこの作品を楽しむ事ができると思います。