週刊少年サンデーで連載されていた、曽田正人によるめ組の大吾の英語版コミックです、全20巻。
この作品は消防士を題材にしていますが、日本と海外の消防士制度はどのくらい違うのでしょうか?残念ながら詳しい制度の違いはわかりませんでしたが、アメリカなどでも消防士は男の子に人気の職業みたいです。世界同時多発テロの時の自己犠牲的行動に示されているとおり、まさに英雄とまで言っても良いかも知れません。日本でも現代の消防士は英雄とまで言わなくとも人々から尊敬されていますし、江戸時代の町火消しもほとんど英雄視されていましたね。
自らの危険を顧みずに他者を守るというのは、ヒーローの絶対条件のようなものですが、現実世界でこれを行っている職業の代表が消防士ではないでしょうか?そう考えれば警察などに比べて、圧倒的に消防士を題材とした漫画やドラマが少ないのが不思議な感じもしますが、消防活動以外に普段何をしているのかいまいち解りにくいのも確かです。
実は私の家の近所には消防士の訓練所があって、毎日朝早くから日暮れ後まで訓練の時の物音が聞こえてきます。そばで聞いていると頼もしい限りではありますが、物語性を部外者が見出すのは難しいかも知れませんね。