ビッグコミックで連載されていた、手塚治虫によるきりひと讃歌の英語版コミックです。
きりひと讃歌 Ode to Kirihito 英語版コミック
四国の山あいにある犬神沢の村に起こる奇病であるモンモウ病。それは突然の頭痛と共に生肉が食べたくなり、その後身体の形が犬のような風貌に変形し、1ヶ月以内に呼吸麻痺で死に至るというものであった。大学病院でモンモウ病を担当していた青年医師の小山内桐人と同僚の占部は、この病気が川の水や土質に由来する中毒だとする仮説を立てて現地での調査に赴き、自らもモンモウ病に罹患してしまう。こうして自分の仮説の正しさを確信した桐人だったが、モンモウ病によって犬の姿となってしまった桐人にはさらなる試練が待ち受けていたのだった…という感じの作品です。
英語版は他にも多くの手塚作品の英訳を手がけている Vertical より、800ページ超を1冊にまとめた全1巻と、およそ400ページづつの2冊にまとめた全2巻という2つのバージョンが発売されています。値段的には全1巻の方が安いですが、ペーパーバックで800ページというのはさすがに読みにくいかも知れませんね。