野村美月によるライトノベル作品、文学少女の英語版ライトノベルです。
最近では過去の名作文学を読む人が増えているようで、世間でよくいわれる若者の活字離れって実態を見て言ってる事なのだろうかと疑問に思ってしまいますが、この作品もそれらの文学作品をモチーフにしたお話が進められていきます。ライトノベルを英語で読もうという方はおそらく元ネタになった文学作品を読んだ事があるだろうとは思いますが、海外でこの作品に触れる方がこれを機会に日本の様々な文学作品に興味を持ってくれると良いと思います。たぶん海外の人達にとっては “ライトノベル” というカテゴライズ自体に縛られる事も少ないように思えますので、もしかしたら日本のファンよりも受け皿が広いかも知れないと個人的には期待しています。
なお英語版の発売元である Yen Press の公式サイトによると嬉しいことに本編全8巻のリリースが決定しているみたいです。しかし1年に2冊づつのペースでリリースされるみたいなので、第8巻の発売予定が 2014年1月 になっています。この分だと第1巻から読み始めて第8巻がリリースされる頃には相当の英語力がついているでしょうね。もしかしたら英語による多読に初挑戦という方にはちょうど良いペースなのかも知れません。またこの作品は巻ごとに副題がついていますので、下に英語版のタイトルをまとめておきます。
- 第1巻 “文学少女”と死にたがりの道化 / Book Girl and the Suicidal Mime
- 第2巻 “文学少女”と飢え渇く幽霊 / Book Girl and the Famished Spirit
- 第3巻 “文学少女”と繋がれた愚者 / Book Girl and the Captive Fool
- 第4巻 “文学少女”と穢名の天使 / Book Girl and the Corrupted Angel
- 第5巻 “文学少女”と慟哭の巡礼者 / Book Girl and the Wayfarer’s Lamentation
- 第6巻 “文学少女”と月花を孕く水妖 / Book Girl and the Undine Who Bore a Moonflower
- 第7巻 “文学少女”と神に臨む作家 上 / Book Girl and the Scribe Who Faced God, Part 1
- 第8巻 “文学少女”と神に臨む作家 下 / Book Girl and the Scribe Who Faced God, Part 2