月刊COMICリュウにて連載中の、オカヤドによるモンスター娘のいる日常の英語版コミックです。
モンスター娘のいる日常 Monster Musume 英語版コミック
「他種族間交流法」、これまで政府以外には存在が秘匿されていた人外の種族を人間社会に受け入れるために制定された法律。主人公の来留主公人(くるす きみひと)はこの法律によりそれぞれの種族から留学生として送り込まれるモンスターをホストファミリーとして受け入れて共に暮らす事になる。上半身が人間、腰から下は蛇というラミアの少女の「ミーア」、頭と胴体が人間、両腕は翼、足は太ももから下が鱗のある鳥足になっているハーピーの少女の「パピ」、馬の首部分から人間の上半身が生えたようなケンタウロスの少女の「セントレア」などなど、公人のモンスター娘達に振り回されながらも楽しい生活が始まった…という感じの作品です。
英語版は北米の翻訳漫画出版社の Seven Seas より現在第6巻まで発売中で、第7巻が2015年8月11日、第8巻が2016年3月15日に発売予定となっています。
この作品は日本よりも海外での人気が高いみたいで、新刊が発売される度に New York Times の漫画ベストセラーランキングの週間統計の10位以内に入るランキングの常連作品となっています。特に英語版第3巻では他の人気作品を抑え3週連続で1位を獲得し、さらに4週目でも2位となるなど、海外での人気の高さを証明しています。(1週目、2週目、3週目、4週目)
またアマゾンの商品ページを見比べてみると、書きこまれているレビューの数が英語版と日本語版でかなりの差がある事が解ると思います(2015年7月1日の時点で英語版第1巻のレビュー数が88件、日本語版第1巻のレビュー数は34件、英語版第2巻のレビュー数が55件、日本語版第2巻のレビュー数は10件)。こういう作品はちょっと他に見た事がないですね。
なおアメリカのAmazonのレビューではこの作品に対して以下のような感想が寄せられています。
Kyle Goulet(フロリダ):☆☆☆☆☆
“Monster Musumeが大好き!!!!”俺はこの漫画が本当に大好きだ!!!!! モンスター娘やハーレム作品が大好きだから、モンスター娘のハーレムなんてもう最高!!!! これまではファンによる非公式の翻訳を読んでいてそれも最高だった!!!! Seven Seas 版はそれらにひどい駄ジャレをたくさん足したくらいの違いしかないが、特に気にならないし、それによってより面白くなったシーンも何個かあった。続きが待ちきれないから早く続きを出して欲しい!!!! もちろん全巻買うつもりだよ!!!!! もっとたくさんの娘達が登場するのが待ちきれないけど、まだ第1巻だからまだ我慢しなくっちゃ。もしもモンスター娘、ハーレム、エッチ、ひどい駄ジャレとユーモアが好きなら買いだ。
Lordfrieza:☆☆☆☆☆
“すべてのページが良かった”これから話す事は嘘じゃない。俺は1990年代にはじめて天地無用!を見てからハーレム作品が好きで、ハーレム系の漫画を読んだりアニメを見たりしていた。ロザリオとバンパイアを見て嬉しい驚きを経験したし、セキレイを堪能したりもした。そしてこの Monster Musume が発売されると知った時には、試しに読んで見ようという気になった。買って良かった。ストーリーは魅力的で、キャラクターも面白く、何より設定が驚くほどに素晴らしく、一瞬で読み終えてしまった。唯一残念に思える点は、続きを読むのに1月7日の第2巻発売まで待たなくてはいけないという事だ。続きが気になってしょうがないよ。
Jordan Guieb:☆☆☆☆☆
“10点満点!”楽しいキャラクター達、素敵なユーモアとロマンス以外にこの作品について何を言えばいいのか? モンスター娘達はこれまでアニメや漫画ではあまり知られてないか、あるいはほとんどあまり登場しないものだった。しかし今はいくらか人気上昇中みたいなので、我々(モンスター娘好き)は今後より多くのモンスター娘達がアニメや漫画に登場する事を期待できるだろう。そしてこの作品について言うなら確実にすばらしいモンスター娘漫画の一つと言えるし、他のモンスター娘好きや熱心な漫画ファンにぜひともお勧めしたい。
Marron Grosbek “Mars”:☆☆☆☆☆
“後ろめたい感動”警告: これは紳士向けの作品だ。第1話で女性キャラクターが尻尾をつかまれて絶頂を迎えたりするので、露骨な性描写はないとはいえ、大人向けである事は疑いようがない。
その様な作品を、しかし私は読まずにはいられない。物語はとても面白くそして愉快だ。自分にベタ惚れな美少女数人と一つ屋根の下で暮らしながら、絶対に手を出してはいけないなんてシチューエーションに放り込まれた自分を想像してご覧よ。公人は本当に良く我慢をしていると思う。高尚な文学作品ではないけれど、10代の青少年が思い描く夢の生活がそこにはある。いわば、彼女いない歴=年齢の男性のための作品だ。Hなシーンの作画は本当に素晴らしい。本音を言うと私は巨乳好きではないのだが、時の流れに身をまかせ、巨乳もいいなと思う事にした。
ハーレム作品が好きな人は、この作品を読めば最高の時間を過ごす事ができるだろう。