銀河英雄伝説 Legend of the Galactic Heroes

田中芳樹によるSF小説作品、銀河英雄伝説の英語版ノベルです。

銀河英雄伝説 Legend of the Galactic Heroes 英語版ノベル

銀河英雄伝説 日本語オリジナル版

銀河英雄伝説 英語版

銀河系の星々にその生活圏を拡大した人類は、皇帝と貴族が民衆を支配する銀河帝国と民主主義を掲げる自由惑星同盟に別れて対立し、いつ終わるとも知れない戦争を続けていた。そんな中、銀河帝国と自由惑星同盟の双方にそれぞれ若き英雄が誕生する。幼い頃に愛する姉が皇帝の後宮に収められた事を契機に軍人を志し、いずれ力を手に入れて皇帝から姉を取り戻すという野心を抱くラインハルト・フォン・ローエングラムと、歴史家を志望する青年だったが経済的事情により士官学校に入学し、そのまま本人の意に添わぬ形で軍人になりそこで類まれなる軍略の才能を見せる事となるヤン・ウェンリーである。この二人の英雄を中心にキラ星のごとく優秀な人材が集まり、いま銀河の歴史が動き出す! …という感じの作品です。

英語版は北米の翻訳漫画出版社大手の VIZ Media のSF&ファンタジー小説レーベル Haikasoru より、現在第1巻の 黎明篇(Dawn)が発売中で、第2巻の野望篇(Ambition)は2016年7月19日の発売予定となっています。また現在のところ英語版の発売が決定されているのは第3巻の雌伏篇までで、銀河英雄伝説全10巻の残りが発売されるかどうかはそれまでの売り上げ次第という事になっています。私の個人的な印象だと第1巻発売時点での売り上げは好調なようですから、このままいけば4巻以降も発売される可能性は高いと思います。これを機にみなさんも銀英伝の英語版の読破に挑戦されてみてはいかがでしょうか?

あとこの銀河英雄伝説の英語版の発売が発表された時の海外の掲示板の人々の反応を以下のページにまとめてありますので、よろしかったらこちらも見てください。(別サイト)
4chan 銀河英雄伝説「原作小説の公式英語版が北米にやってくる! 」

またアメリカのAmazonのレビューではこの作品に対して以下のような感想が寄せられています。

Foxof:☆☆☆☆☆
“田中芳樹によるスペースオペラの傑作の英語版がついに発売、信じられないほどに素晴らしい”

この田中芳樹のSF大作をよく知らない人のために説明すると、「銀河英雄伝説」は本編全10巻と何冊かの外伝に渡って描かれた壮大な英雄譚である。アニメを始め様々なメディア、映画、漫画、オーディオドラマそしてバレエにまでなっている。これから書く私のレビューは簡潔かつ、ネタバレ要素を含めないつもりなのでどうか安心して欲しい。

銀河英雄伝説と言う作品を解りやすく言うならば…

「由緒正しいガンダムシリーズ」と言うべきか。また西洋のファンの間では時として「日本のスターウォーズ」と呼ばれる事もある。私の個人的な意見だと作品のスケールや物語のテーマから、フランク・ハーバートの「デューン 砂の惑星」と表現するのが適切だと思うけれど。

銀河英雄伝説という作品は「歴史大作 / スペースオペラ」と表現されるのが最も適切だ。作者は物語の語り手というよりは歴史家である。人物描写にはそれほど文章を割かず(ただし適切な量だ)、物語はまるで歴史の出来事を眺めているかの様に(時として淡々と)程よいペースで流れていき、その間にドラマティックな人間模様が挿入される。現実の歴史がそうであるように、銀河英雄伝説に登場する人物はかなり多い。そのほとんどが自分自身を歴史の主役とはみなしてはいない様だけれども。

物語の主役となるのは二人の主人公、貴族政治が行われている銀河帝国に仕える聡明な提督「ラインハルト・フォン・ローエングラム」と、民主政治が行われている自由惑星同盟の天才「ヤン・ウェンリー」である。この銀河を分かつ二つの国の戦争が、互いに良く似た部分を数多く持ちながらも政治思想においては相容れる事の無いこの両者の争いの背景となっている。

銀河英雄伝説の第1巻が発行されたのは1982年。数あるSF作品の中でも真に「大作」あるいは「名作」の名に値する数少ない作品の中の一つだ。ハードSF的なリアリズムで科学的知見や戦術性にこだわって描かれる戦闘(常識にとらわれない想像性に富んだ戦術が勝敗を決する事が多い)は読んでいて面白く、イデオロギーや信念の違いから起こる衝突はラインハルトとヤンが自らの目的を達成するために奮闘する試練と戦いに大きな深みと重要性を与えてくれている。

~中略~

Daniel Huddleston の翻訳は良い意味においても悪い意味においてもオリジナルの日本語にとても忠実だ。一般的に翻訳というものは、言語に精通している事に加え想像力と、(おそらく最もこれが重要であろうが)原作に敬意を払いながらも時にそれを改変する勇気が必要とされる非常に難しい作業だ。英文のほとんどはとても良く書かれているが、時に表現が冗長に過ぎたり構文が不明瞭な部分もある。ありがたい事に編集上の誤りはほとんどなく(アポストロフィーを打つ位置のミスを何個か発見はしたが)、容易に読み進める事ができる。

~中略~

要約すると銀河英雄伝説 第1巻 黎明篇は、魅力的な登場人物達と、対立する政治思想のぶつかり合いと、いつの時代も変わらぬ歴史の必然が織りなす、壮大なスケールを持ったSF大作だ。読むごとに想像力をかきたてられ、作品世界にのめり込んでいってしまう。名作SF、あるいは歴史大作が好きな全ての人にぜひとも読んでもらいたい。

Amazon Customer:☆☆☆☆☆
“日本の素晴らしいスペースオペラがついに英語で読める!!!”

私はこの小説と同じ名前の古いアニメ作品で銀河英雄伝説の世界を知りました。そのアニメが小説を原作にしている事はもちろん知っていましたが、まさかそれを英語で読める機会が得られるとはまったく思っていませんでした。でもそれは私の単なる思い込みだったようで、こうして実際に英語で読める様になった事をとても嬉しく思います。

銀河英雄伝説はとても素晴らしい作品で、私は早く続きを読みたくて仕方がありません。私はスペースオペラ作品がとても好きなのですが、アメリカの作品の多くは退屈だったり、設定がありがちだったり、世界観が単純すぎたりします。しかし銀河英雄伝説の世界観はとても良く作り込まれていながら、我々が暮らす現実社会と多くの共通点も持っているのです。

もしあなたがスペースオペラ作品が好きならば私を信じてください。この作品にはあなたの時間とお金を費やしても読む価値がある。最高の作品です!



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