ルー=ガルー 忌避すべき狼 Loups-Garous

これまたライトノベルとは呼ばない作品かも知れませんが、徳間書店や講談社から発売されている京極夏彦によるSF小説、ルー=ガルー 忌避すべき狼の英語版ライトノベルです。樋口彰彦の作画で漫画化されたり、アニメ映画化もされているので、そちらで知っている方もおられるのではないでしょうか。またルー=ガルーの北米版アニメブルーレイもあります(※国コード規制に注意)。

ルー=ガルー 忌避すべき狼 Loups-Garous 英語版ライトノベル

ルー=ガルー 日本語オリジナル版ノベル&コミック

ルー=ガルー 忌避すべき狼 英語版

国家によるデータ管理が進み、他者との接触のほとんど全てがモニター上で行われるようになった近未来の世界で14~15歳の少女のみを狙った連続殺人事件が発生した。気弱で人との関わりをあまりもたない少女・牧野葉月、人との関わりを避ける謎の美少女・神埜歩未、天才少女・都築美緒の三人は偶然被害者の一人である矢部祐子と接触したことから事件に巻き込まれていく。これまで見ていた仮想世界から飛び出した少女たちが見るものとは…という感じのSF作品です。「美少女」「バトル」「友情(百合?)」といったライトノベル的な要素を多分に含んでますので、ラノベファンの方にも楽しめる作品だと思います。

タイトルの “ルー=ガルー/Loups-Garous” とはフランス語で “人狼” とか “狼憑き” という意味ですね。近未来を舞台にしたSF作品に、この手の民間伝承や妖怪の類を絡ませてくるところが京極氏らしいといえばらしいでしょうか。英語版はペーパーバックで450ページです。ラノベの英語版に比べると若干ボリュームは多めですから、洋書初心者の方にはあまりおすすめできません。自分の英語力に自信の無いかたは英語版コミックか、もう少しボリュームの少ない作品から読まれると良いと思います。


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