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Death Note デスノート

週刊少年ジャンプで連載して、映画化されて社会現象にまでなった人気コミック、Death Note デスノートの英語版コミックです。原作 大場つぐみ、作画 小畑健。通常版は全12+1(ガイドブック)巻ですが、それとは別におよそ2巻分を1冊にまとめた Black Edition というのが全6巻にて発売されています。またデスノートの北米版アニメDVDもあります(※リージョンコードに注意)。

Death Note デスノート 英語版コミック

Death Note デスノート 日本語オリジナル版

Death Note デスノート 英語版

日本で一時期社会現象とまでなったデスノートですが、海外でも人気が沸騰すると同時にその内容で物議を醸し出しました。批判のほとんどは主人公である夜神月の行動が人道的に許されるのか否かという問題と、青少年に悪影響があるのではないかという日本とさほど変わらないものでした。

普通に考えてみればピカレスク(悪役的)なキャラクターというのは、反人道的な行動を取ることによってかえって人道問題を浮き彫りにするという昔からある表現手法で、日本でも歌舞伎や小説にいくらでも存在するし、海外の小説や映画にも陳腐化するほどたくさんいます。それらの作品を見た青少年が悪影響を受けたなんて話は聞いた事がありません。例えば芥川龍之介の “羅生門” なんかは青少年に悪影響どころか、多くの教育者が生徒に読んでもらいたいと思ってることでしょう。

さて英語版ですが、北米の翻訳漫画出版社大手の VIZ Media より、通常版が本編12巻+ガイドブック1巻の全13巻、およそ2巻分を1冊にまとめた Black Edition Edition が全6巻で発売されている他、まとめ買い・プレゼントに最適なBOX SETもあります。
Death Note Box Set (Volumes 1-13)

さらに西尾維新の執筆によるライトノベル版、DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件の英語版と、Lが主人公のスピンオフライトノベル、L change the WorLd の英語版も発売されています。英語力に自信のある方はこちらの読破に挑戦されてみてはいかがでしょうか。

天上天下 Tenjo Tenge

ウルトラジャンプで連載されていた、大暮維人による天上天下の英語版コミックです。全22巻。

天上天下 Tenjho (Tenjo) Tenge 英語版コミック

天上天下 日本語オリジナル版

天上天下 英語版

北米やヨーロッパの人たちは中国の拳法を含めてアジアの武術が好きな人が多いですね、フランスの柔道人口は日本のそれよりも2倍以上も多いそうです。そう考えるとオリンピックの日本人選手はよく健闘しています。

この作品もそういう意味では北米やヨーロッパで人気がでそうではありますが、残念ながら発売元のCMXがオマケ漫画を含めたお色気シーンに厳しい修正や削除を施したことにより、北米の読者から大量の抗議がCMXに殺到したそうです。それだけ読者の期待値が高い作品だったという事ですが、読者による不買運動まで展開されて一度はCMXも無修正版の発売も検討したほどです、しかしいまのところ修正版のリリースのみ行われています。なんでも15巻からレイティングの対象年齢をあげて修正を緩めたらしいのですが、確認していないのでよく解りません。

そしてその事が関係しているわけではないのですが、CMXはこの作品の英語版を第18巻までリリースしたところで2010年7月に北米における翻訳出版事業を停止してしまいました。その後、VIZ Mediaという別の翻訳出版会社が、Full Contact Edition 2-in-1 という形で単行本2巻分を1冊におさめたバージョンを発売しています。こちらのバージョンの修正等がどうなっているかは解りませんが、おそらくこちらは最終巻まで(つまり全11巻)発売されると思うので、全巻揃えたいならこちらを選んだ方が良いでしょう。

北斗の拳 Fist of the North Star

原作・武論尊、作画・原哲夫によるジャンプ漫画の金字塔、北斗の拳の英語版コミックです。また北斗の拳の北米版アニメDVDもあります。

北斗の拳 Fist of the North Star 英語版コミック

北斗の拳 日本語オリジナル版

北斗の拳 英語版

この作品についての詳しい紹介は不要だと思います。格闘漫画の金字塔、強敵(とも)との熱き戦いを描いた男の漫画、我が生涯に一片の悔いなし。私個人もかなり大好きな作品です。北斗の拳を語り始めるとちょっと止まらない感じがしますので、作品にはあまり触れないでおこうと思います。

なお英語版コミックの “Master Edition” は日本語に訳すと “完全版” とでも呼べばよいのでしょうか。なんと原哲夫先生書き下ろしによる表紙を採用した北米ファン待望のリリースとなるはずでしたが、途中で出版元の Gustoon Entertainment が北米事業から撤退をしてしまったために 9巻までしかリリースされていません。なので残念ながら北斗の拳全話の英語版は今のところ手に入りません。非情に残念ではありますが、海外ではやはり最近の作品の方が人気があるのでしょうね。

R.O.D -READ OR DIE-

ウルトラジャンプで連載されていた、原作 倉田英之・作画 山田秋太郎と綾永らんによる R.O.Dシリーズ の英語版コミックです、小説版ベースのコミック、Read or Die(作画 山田秋太郎)は全4巻、アニメ版の外伝的コミックである Read or Dream(作画 綾永らん)も全4巻です。またR.O.D -READ OR DIE-の北米版アニメブルーレイもあります(※国コード規制に注意)。

R.O.D 英語版コミック

R.O.D 日本語オリジナル版

R.O.D 英語版

この作品の原作はライトノベルですが、そちらの方は残念ながら英訳されていません。主人公が読書好きなキャラなので小説版で読んだ方が面白いと思うのですが残念ですね。

しかしこの作品は世界観が面白いです。紙を自在に操ることのできる紙使い、大英図書館特殊工作部、グーテンベルク・ペーパー、などなどライトノベル原作ならではの世界観にはまる人は結構多いのではないでしょうか。逆にいうとはまらない人は全くはまらない可能性もありますが、そういう作品もありだと思います。

ちなみに左の画像は、Read or Dream の英語版の第1巻のものです。Read or Die の表紙より絵がかわいかったのでこっちにしました。

ふたば君チェンジ Futabakun Change

月刊少年ジャンプで連載されていた、あろひろしによるふたば君チェンジ♡の英語版コミックです。全8巻。

ふたば君チェンジ♡ Futabakun Change 英語版コミック

ふたば君チェンジ♡ 日本語オリジナル版

ふたば君チェンジ 英語版

主人公の男の子が、家系に伝わる体質により女の子に変化してしまうといういわゆるTS物というやつですが、知る人ぞ知る名作って感じですね。当然物語は主人公とその家族の体質を中心に進んでいきます。

ちなみにこの作品は北米を中心とした海外でも密かな人気を持っており、海外の人が作ったファンサイトもあります。しかし残念ながら英語版の出版元が倒産してしまったために現在絶版となっており、英語版を全巻揃えるのは非常に困難になっていまいました。英語版をどうしても手に入れようとしたら日本のアマゾンではなく、海外の Amazon.com や eBay などで古本を買うしかないでしょう。まあそこまでして英語版を入手する必要があるかどうかは微妙ですが、海外のファンには日本語版を手に入れて苦労しながら英語に訳して読んでる方もいるみたいです。

高校鉄拳伝タフ TOUGH

ヤングジャンプで連載中の、猿渡哲也による高校鉄拳伝タフの英語版コミックです。

高校鉄拳伝タフ TOUGH 英語版コミック

高校鉄拳伝タフ 日本語オリジナル版

高校鉄拳伝タフ 英語版

バトル系の少年漫画は数多くあれど、本格的な挌闘漫画は実は少ない。終盤にかけて非現実的な技の描写は増えますが、この作品はその数少ないひとつですね。最強の古武術である灘神影流の後継者に生まれた高校生・宮沢熹一がさまざま挌闘家と戦い、彼らの技を吸収しつつ成長していくというストーリーです。

骨太な作画とストーリーが海外の人々に人気がでそうなものですが、日本語オリジナル版が全42巻 + 続編が30巻以上でているという大作であるにも関わらず、英語翻訳版はいまのところ6巻までしか発売されていません。やっぱりマッチョな作品を見たければわざわざ日本の漫画でなくともアメコミを見るという感じなんでしょうかね。

英語版は北米の翻訳漫画出版大手の VIZ Media から発売されています。

Y十M 〜柳生忍法帖〜 Yagyu Ninja Scrolls

山田風太郎による小説柳生忍法帖を、せがわまさきがコミック化したY十M 〜柳生忍法帖〜の英語版コミックです、ヤングジャンプにて連載、全11巻。

Y十M 〜柳生忍法帖〜 Yagyu Ninja Scrolls 英語版コミック

Y十M 〜柳生忍法帖〜 日本語オリジナル版

Y十M 〜柳生忍法帖〜 英語版

忍法帖といいながら忍法はまったくと言っていいほど出てこないこの作品ですが、ニンジャを期待して買った海外の人たちはどう思ったんですかね?話としては謀略を用いた駆け引きが多分に含まれているので、決して期待はずれではないと思いますが。

ところでこの作品は元々が山田風太郎による時代小説を元に漫画化したものですが、仇討ちという設定がとても懐かしく感じられます。か弱い女7人が仇討ちのために大名家に戦いを挑む上で剣豪 柳生十兵衛の助力を借りるという設定なのですが、今考えれば無茶苦茶なこの設定がまたなんとも良い感じがします。個人的には時代小説や時代劇などはこのくらいの方が良いと思います。最近の作品はどうも生真面目というか、作家さんが侍の亡霊にとりつかれているのではと思うほど面白味が無い。

BLACK CAT ブラックキャット

少年ジャンプで連載されていた矢吹健太朗による、BLACK CATの英語版コミックです、全20巻。またBLACK CATの北米版アニメDVDもあります(※リージョンコードに注意)。

BLACK CAT ブラックキャット 英語版コミック

BLACK CAT 日本語オリジナル版

BLACK CAT 英語版

世界経済の1/3を操る秘密結社クロノスに所属する時の番人トレイン=ハートネット、その相棒のスヴェン=ボルフィード、ナノマシンを操るヒロインのイヴ、ある事件がきっかけでクロノスを抜ける決意をしたトレイン=ハートネットとその仲間達の戦いと冒険を描くSFファンタジー作品です。少年漫画の王道的な作風は好きな人は好きでしょうし、オリジナリティが足りないと感じる方もいるでしょう。

まあジャンプのバトル漫画ということでアニメ化もされて日本だけでなく海外でもそれなりに人気がでました。北米における2009年度のグラフィクノベル月間売り上げランキングにこの作品がランクインしている事からもそれが伺えます。ただしその他の上位ランクのほとんどを NARUTO の単行本が占めていますので、ヒット作ではあるが、大ヒット作ではないといった感じでしょうか。

全20巻というボリュームは英語で本を読むことに慣れていないとかなりツライものがあるので、英語版コミック初心者の方にはまず最初の1,
2巻を購入してみる事をお勧めします。それで楽しんで読むことができそうであれば、残りの巻を購入するとよいでしょう。

シャーマンキング Shaman King

週刊少年ジャンプで連載されて人気となった武井宏之によるシャーマンキングの英語版コミックです。全32巻。

シャーマンキング Shaman King 英語版コミック

シャーマンキング 日本語オリジナル版

シャーマンキング 英語版

シャーマン、つまり霊能力を用いて持霊(もちれい)を操る能力者たちが戦うバトル漫画ですね。少年ジャンプならではというかおおよその作品の内容は想像できるかと思います。

しかしそこは日本のみならず北米や全世界で圧倒的な人気を誇るジャンプですから、この作品も同様に人気となりました。そもそも全32巻というボリュームを全巻英語に翻訳して出版されるというのは、ジャンプやマガジン・サンデーといった超人気漫画誌のヒット作でないとありえません。

また翻訳のクオリティも高く、VIZ Media という翻訳出版の大手が手がけていることもありますが、英語学習向けに購入しても決して損はしないレベルに仕上がっています。後は英語で本を読むことにあまり慣れていないという方の慣れの問題もありますが、さすがに全32巻を読破すればかなりの英語力がついていることでしょう。

32冊を購入するのはさすがにお金もかかるしちょっと…という方は、前半5冊くらい買って試してみるというもありですね。とにかくこの作品が好きだという気持ちが英語の漫画を楽しむ読む時の力になります。

シティーハンター CITY HUNTER

ジャンプで連載されアニメも大人気となった、北条司によるシティーハンターの英語版コミックです、全35巻。

シティーハンター CITY HUNTER 英語版コミック

シティーハンター 日本語オリジナル版

シティーハンター 英語版

いまとなってはまずお目にかかれなくなった、バトル系やラブコメ以外でのジャンプのヒット作ですね。そういえばジャンプだけでなく漫画業界全体でハードボイルド作品のヒット作もほとんど見かけなくなりましたね。ハードボイルドとは言っても堅苦しい感じではなく「もっこり」とかギャグも満載で、少年漫画ならではの絶妙のバランスでギャグとシリアスが融合している作品でもありました。

そんな日本漫画・アニメのひとつの黄金期を代表する作品であるこのシティーハンターですが、残念ながら英語版は5巻までしか発売されていません。それは北米で英語版を出版する権利をもっていた Gutsoon! Entertainment が途中で倒産してしまったからで、今後の続巻が発売される予定もありません。他にも中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語などに翻訳されていますので、潜在的にこの作品のファンだという方は世界中に大勢いると思われるのですが、Gutsoon! Entertainment に変わってライセンスを取得し英語版をリリースしようという会社はいまのところ現れません。この作品のファンとして非常に残念です。