タグ別アーカイブ: 電撃コミックス

Blood Alone ブラッドアローン

高野真之による、吸血鬼の少女と吸血鬼に姉を奪われた青年の不思議な同棲生活を描くBlood Aloneの英語版コミックです。

Blood Alone ブラッドアローン 英語版コミック

Blood Alone 日本語オリジナル版

Blood Alone 英語版

この作品と、同じ電撃大王で連載中のよつばと!って、雰囲気は違えどある意味オタクの理想的生活を描いた作品ではないですかね?

主人公の青年はサラリーマンではなく、作家や探偵みたいな事をして生計を立てているので、自分の世界にどっぷり漬かる事ができる。そこには自分を頼り慕ってくれる可愛い少女がいる。たまに登場する友人はそういう生活を理解してくれて過剰に介入してくる事は無い。自分自身も野心や欲望みたいなのとは無縁で、積極的に他者と関わろうとはしないが、それでも他者から疎まれるという事もなく、どちらかと言えば好意を持たれる。裕福というわけではないが、お金に困ってるという程ではない。仕事に追われて眠れない時もあるが、仕事が出来なさ過ぎて無能扱いされる事はない。普通なら自分や少女の未来や現実を見なければならないが、敵がいるおかげで刹那的に生きていても罪悪感を感じる事はない。

はい、私はこの作品が大好きですよ。クロエみたいな男は自分の理想像に近く、ミサキみたいな少女に慕われたら、なんでもしてあげたくなっちゃいますね。即物的なロリコンっていうのじゃなくて、映画の「レオン」みたいな雰囲気がいいんですよ。

Strawberry Panic! ストロベリーパニック

百合系ライトノベルの名作、ストロベリーパニックです。公野櫻子による原作ライトノベルとたくみなむちによるコミカライズ版の両方が英訳されています。

Strawberry Panic! ストロベリーパニック 英語版ライトノベル&コミック

ストロベリー・パニック! 日本語オリジナル版

Strawberry Panic! 英語版

この作品の原作小説は全3巻で漫画版は全2巻なのですが、 “The Complete Novel Collection(英語版小説完全版)”、”The Complete Manga Collection(英語版漫画完全版)” というようにそれぞれまとまった形で出版されてますので、これらの完全版を買われたほうが解りやすく値段も安くすみます。

最近では海外のオタク達の間でも Yuri で百合と通じるようになってきました。もちろん皆が皆、百合が好きだというわけではないでしょうが、一つの嗜好として認知されてきているという事だと思います。

個人的な好みをいうと私は、マリみてに代表されるような百合色を前面に押し出した耽美系の百合作品よりは、けいおんみたいに日常描写の中に薄い百合っぽさがある作品の方が好みです。たぶんですが、BL好きの方達の中にもBL色の強い作品より、普通の少年漫画の中にかいまみえる友情の方が好きだという方もいらっしゃると思います。百合はエッセンスなんですよね。

だからといって百合を前面に出した作品が嫌いというわけではありません。それはそれ、これはこれです。一般作品で消化しきれない妄想と煩悩を、ストロベリーパニックは満たしてくれます。耽美最高!

真月譚 月姫 Lunar Legend Tsukihime

TYPE-MOONの同人ゲーム月姫を原作にした真月譚 月姫の漫画版の英語版コミックです。また真月譚 月姫の北米版アニメDVDもあります(※リージョンコードに注意)。

真月譚 月姫 Lunar Legend Tsukihime 英語版コミック

真月譚 月姫 日本語オリジナル版

真月譚 月姫 英語版

某アニメで「不景気の時には吸血鬼が流行する」というセリフがありましたが、そう考えると最近吸血鬼を題材にした漫画やアニメやゲームが多いような気がします。でも月姫の同人ゲームが発売された2000年ってITバブルがあった年で実は好景気なんですよね。但し統計上の景気よりも、土地バブルがはじけた後はずっと不景気と言ってる様な気がします。もともとあの土地バブルが異常だっただけなのですが、お金が溢れてたあの時代を忘れられない人が多いんでしょうね。

ちなみに上記のセリフの元ネタは、吸血鬼のオリジナルであるブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」の訳者である平井呈一氏があとがきに書いているそうです(未確認)。

なお英語版ですが北米の Dr. Master Productions Inc. というあまり有名でない翻訳漫画出版会社から発売されています。そのためか英語版は在庫が少ない傾向にありますので、この作品の英語版に興味のある方は早めに購入されておいた方が良いかも知れません。

Gunslinger Girl ガンスリンガー ガール

月刊コミック電撃大王で連載され、アニメ化もされて根強い人気がある相田裕によるGunslinger Girl ガンスリンガーガールの英語版コミックです。英語リスニング力を強化したい方には、ガンスリンガー・ガールの北米版アニメブルーレイもあります。

GunslingerGirl ガンスリンガー ガール 英語版コミック

Gunslinger Girl 日本語オリジナル版

Gunslinger Girl 英語版

“義体化” と呼ばれる人体改造と “条件付け” と呼ばれる洗脳を施された幼い少女達が暗殺や諜報活動をさせられるというショッキングな設定が特徴の作品です。この作品に限らず少年少女が活躍する漫画やアニメ作品は、どうして大人ではなく少年少女が戦わなければならないかという説明をしなければなりませんが、この作品ほど割り切った設定はあまり無いのではないでしょうか。

まずこの作品で少女達が戦わねばならない必然性はほとんどありません。義体化される事によって超人的な身体能力を発揮しますが、人間で太刀打ちできないというほどではありません(ピノッキオなど人間でも互角以上に戦える)。少女の外見で敵の油断を誘えますが、その存在が敵に知れれば優位性はすぐに失われます(作品中で少女の外見を効果的に使った暗殺が行われたのは初期だけです)。

つまりこの作品で義体化手術を受けた少女達は正義のヒロインではなく、完全に捨て駒の道具として描かれているのです。イタリアという政情不安定な国を舞台にテロと対テロ活動が行われるシビアな架空世界を、萌えという要素にひっぱられる事なくより凄惨な世界観として描く事に成功しています。実際の所は血まみれになって戦う少女が美しいというフェティシズムから出発したのだとは思いますが、そこからこれだけの世界を描きだす作者の創造力には感嘆させられます。

さて英語版は当初 ADV Manga から発売されていた通常版が、第6巻をリリースしたところで発売中止となってしまいました。その後、電撃系の作品の英語版の発売に数々の実績のある Seven Seas より2~3巻分を1冊にまとめたお買い得なオムニバス版が発売されています。これからこの作品の英語版を買うという方はこちらのオムニバス版を買われた方が良いでしょう。上のリンクからいけるAmazonのページにはこのオムニバス版がヒットするようにしてあります。

ただし Amazon のページの商品タイトル表示が少々不親切な事になっていて、”Gunslinger Girl 7-8 (Gunslinger Girl Omnibus)” というのは、オムニバス版の第3巻の事ですね。オムニバス版第1巻に通常版の1~3巻が、オムニバス版第2巻に通常版の4~6巻が、そしてオムニバス版の第3巻に通常版の7~8巻が収録されているのでこういう表記になったのでしょうが、どうせなら表記を統一して欲しかったです。なおその後のオムニバス版は1冊ごとに通常版2巻分の話数が収録されるようです。なお商品のカバー画像をよく見ると右下に小さく収録されている巻数がちゃんと書いてありますので、購入前にはそちらでも確認してください。

あずまんが大王 Azumanga Daioh

月刊コミック電撃大王にて連載されていた、あずまきよひこによる学園4コマ漫画のあずまんが大王の英語版コミックです。全4巻。

あずまんが大王 Azumanga Daioh 英語版コミック

あずまんが大王 日本語オリジナル版

あずまんが大王 英語版

萌え四コマ作品の先駆けともいえるこの作品ですが、日本だけでなく海外でも結構良い評価を得たようです。海外の人たちというとどうしてもチャンバラとかバトル系アクションが好きな印象が強いのですが、やはり一部にはのんびりまったりとした作品に癒されるような一面があるのかも知れませんね。

全4巻というボリュームも英語で漫画を読むにはちょうど良い感じですので、個人的におすすめな作品です。1冊や2冊だと英語に慣れるにはちょっと物足りない感じですし、10冊前後となるとちょっと大変です。やはり4冊~6冊程度の作品から入った方が良いと思っております。あとストーリー性の少ない4コマという点もおすすめポイントですね。長いセリフはまずありませんし、たとえ難しい単語やセリフを読み飛ばしたとしても、作品全体をちゃんと楽しむ事ができるからです。

苺ましまろ Strawberry Marshmallow

かわいいは正義、が合言葉のばらスィーの新感覚オフビートコミック苺ましまろの英語版コミックです。

苺ましまろ Strawberry Marshmallow 英語版コミック

苺ましまろ 日本語オリジナル版

苺ましまろ 英語版

この作品のキャッチコピーである「かわいいは正義」は英語では “Cute is Justice!” と表現されるみたいです。ちょっと文法が変ですが、よく考えてみれば元の日本語もちょっとおかしいからこれで良いのでしょう。私としては海外の評論家の言葉である “too-cute-to-hate / かわいすぎて嫌いになれない” がかなりこの作品のツボをついた表現だと思います。

他にはメインキャラクターの一人である伊藤千佳のキャッチコピー?である “特徴がないのが特徴” の英語訳は “in being totally generic” だそうです。

ところで作者の趣味なのか、海外のミュージシャンやサッカー選手の名前がよくでてくる事に海外の人たちはどういう感想を持つのでしょうか。私は一時期レッドホットチリペッパーズにはまっていた事があったので、作中の女の子たちが飼っているフェレットのジョンと犬のフルシアンテという名前を知った時には思わずニヤリとしてしまいました(ジョン=フルシアンテはレッチリのギタリスト)。彼らのライブ映像を見てもらえれば解ると思いますが、あまりにもイメージにギャップがありすぎです。