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子連れ狼 Lone Wolf and Cub

漫画アクションにて連載されていた、原作:小池一夫・作画:小島剛夕による名作時代劇漫画、子連れ狼の英語版コミックです。全28巻。

子連れ狼 Lone Wolf and Cub 英語版コミック

子連れ狼 日本語オリジナル版

子連れ狼 英語版

この作品は映画やテレビ時代劇で知っているという方も多いでしょうね。公儀介錯人にして剣の達人である拝一刀(おがみいっとう)は、公儀介錯人の地位をめぐる柳生一族との対立が元で妻の薊(あざみ)をはじめとする一族全員を、幼い息子の大五郎を残して殺されてしまう。さらに将軍家への謀反の疑いまでかけられ、親子共々切腹を命じられた一刀は大五郎連れて江戸を脱出し、柳生一門への復讐を果たすべく大五郎を箱車(乳母車)に乗せて、一殺五百両の刺客を生業としながら全国を流浪する事になる。その有様から一刀はいつしか「子連れ狼」と呼ばれるようになる…という感じの作品です。

なおこの作品は日本の漫画の中でも比較的最も早い段階で北米に輸出されて人気となった、いわば英語版コミックの先駆けとも言える作品です。今はすでに倒産している First Comics から初めてリリースされたのがなんと 1987年のことで、その後映画「キル・ビル」など北米のエンターテイメント界にも大きな影響を与えています。

現在では北米の漫画出版大手の Dark Horse Comics がライセンスを所持しており、全28巻のすべてを英語化して出版しています。それら全部を英語で読むとなると簡単にはいかないでしょうが、そうするに足る魅力がこの作品にはあります。また日本に、特にサムライに興味のある海外のお友達へのプレゼントとしても大変喜ばれるでしょう。以下に各巻の英語版サブタイトルをまとめておきます。

  • 1. The Assassin’s Road
  • 2. The Gateless Barrier
  • 3. The Flute of the Fallen Tiger
  • 4. The Bell Warden
  • 5. Black Wind
  • 6. Lanterns For the Dead
  • 7. Cloud Dragon, Wind Tiger
  • 8. Chains of Death
  • 9. Echo of the Assassin
  • 10. Hostage Child
  • 11. Talisman of Hades
  • 12. Shattered Stones
  • 13. Moon in the East, Sun in the West
  • 14. Day of the Demons
  • 15. Brothers of the Grass
  • 16. Gateway into Winter
  • 17. The Will of the Fang
  • 18. Twilight of the Kurokuwa
  • 19. The Moon In Our Hearts
  • 20. A Taste of Poison
  • 21. Fragrance of Death
  • 22. Heaven & Earth
  • 23. Tears of Ice
  • 24. In These Small Hands
  • 25. Perhaps in Death
  • 26. Struggle in the Dark
  • 27. Battle’s Eve
  • 28. The Lotus Throne

ルパン三世 Lupin the 3rd

ルパン三世については説明は必要ないと思いますが、モンキーパンチによる原作漫画の英語版コミックです、アニメとは一味違うピカレスクなルパンをぜひ英語で読んでみてください。またルパン三世の北米版アニメDVDもあります(※リージョンコードに注意)。

ルパン三世 Lupin the 3rd 英語版コミック

ルパン三世 日本語オリジナル版

ルパン三世 英語版

ルパン三世の祖父はモーリス・ルブランの小説「怪盗ルパン」に登場する泥棒にして探偵という “アルセーヌ・ルパン” の孫という設定になっていますが、ルパン三世の原作者であるモンキー・パンチ氏がモーリス・ルブランに “ルパン” の名前を使う許可を得ていなかったために、海外では正式な表記である “Lupin” の名前が使えずローマ字表記の “Rupan” になったり、”Wolf” になったり、特に本国のフランスでは “Edgar de la Cambriole(怪盗エドガー)” などと呼ばれていました。現在ではルブランの死後50年が経過して著作権が失効したために、”Lupin” の名前を海外で使っても問題はなくなりました。

ちなみにモンキー・パンチ氏は当初 “ルパン三世” という名前を世間が勝手につけたニックネームと考えていたそうです。ねずみ小僧とかそういう感じですね。しかし担当編集者から、”ややこしくて解りにくい” というクレームがついて、本名という事になったそうです。

クレヨンしんちゃん Crayon Shinchan

日本どころか世界的に有名な嵐を呼ぶ園児、臼井儀人によるクレヨンしんちゃんの英語版コミックです。海外の子供たちがクレヨンしんちゃんを英語で読んでいる姿を想像すると微笑ましくありますね。

クレヨンしんちゃん Crayon Shinchan 英語版コミック

クレヨンしんちゃん 日本語オリジナル版

クレヨンしんちゃん 英語版

日本のアニメや漫画が世界的に人気なのはいまさら言うまでも無い事ですが、その人気にも大きくわけて2種類存在します。一つはこのクレヨンしんちゃんやドラえもんやドラゴンボールといった、いわゆる子供向けのアニメが海外の子供を中心に人気があるというものと、もう一つは深夜アニメのいわゆるオタク層向けのアニメが、やはり海外のオタク層に人気があるというものです。

映画作品や音楽がジャンルを区別しないで語る事ができないように、アニメや漫画もそろそろ個人の趣味や嗜好によって区別して語っても良いような気がします。アニメならばなんでも好きだという人もいるでしょうが、そういう人でもやはり嗜好に偏りはあるものです。

クレヨンしんちゃんは、その意味で子供の人気が圧倒的に高い作品です。この作品を掲載している雑誌が、青年漫画誌およびレディースコミックであるにも関わらずです。実際に漫画の方を良く読むと、しんのすけに振り回される大人達の視点で物語が描かれている事に気づくはずです。そんな大人達にとっての自虐的なブラックユーモアが、成長過程の子供達をうまく刺激して、大人が苦笑しながら子供達が大喜びという、この傑作が生まれたんだと思います。