私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! No Matter How I Look at It, It’s You Guys’ Fault I’m Not Popular!

ガンガンONLINEにて連載中の、谷川ニコによる私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の英語版コミックです。また英語リスニング力を強化したい方には、私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の北米版アニメブルーレイもあります。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
No Matter How I Look at It, It’s You Guys’ Fault I’m Not Popular! 英語版コミック

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 日本語オリジナル版

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 英語版

主人公の黒木智子は高校生になれば何もしなくてもアニメやゲームの様に自然とモテると思っていたが、実際に高校に入学してみるとモテるどころかクラスメートと普通に会話する事さえできなかった。そんな状況を打破しようと智子は彼女なりに色々とがんばるのだがなかなか思う通りにはいかなくて…という感じの作品です。

英語版は北米の翻訳漫画出版社大手の Yen Press より、現在第10巻まで発売されています。これを機にワタモテの英語版を買い揃えて英語学習に役立てられてはいかがでしょうか。またこの作品の英語版に関してはキンドル版の購入もできるみたいですので、そちらを買われても良いかと思います。

なおこのサイトのコンセプトは「英語に翻訳された漫画やライトノベルやアニメで楽しく英語を学んで、海外のファン達と交流しよう」というものですが、私はその実践の一環としてこの作品のファンサイトを日本語と英語のバイリンガルで運営したりしています。

https://watamote.com/

またアメリカのAmazonのレビューではこの作品に対して以下のような感想が寄せられています。

第1巻

Dylan R:☆☆☆☆☆
“驚くほど共感できる”

もしもあなたがかつて十代だった事があるなら、少なくとも人生で一度は人間関係で悩んだ事があるはずだ。そんな子供から大人へと成長する過程では時折思い出すだけで恥ずかしい事をしてしまう事がある。しかし、その十代ならではの強烈な気まずさも人によってそれぞれ違う。人間関係を上手にこなせた人もいれば、ただ会話するだけでも苦労した人もいる。基本的にこの本は後者の例の最たるものだ。

“No Matter How I Look at It, It’s You Guys’ Fault I’m Not Popular!” (なんて長いタイトルだ!)の主人公は黒木智子、中学生の頃によく恋愛ゲームをプレイしていたものの、現実世界の学校では下校時に担任教師に挨拶する事もできない高校一年生だ。これは作中で明言はされていないものの、彼女の内気さや妄想癖を見ている限り、社交不安障害(SAD)を患っているのではないかとの印象を強く受ける。だからと言って共感ができないという訳ではない。誰もが一度はクラスメートが馬鹿ばかりと思った事があるものだし、同時に自分が友人たちより劣っているのではないかと思った事もあるだろう。若さゆえの過ちの様なものだ。

実際、この作品ほどに読んでいて主人公の行動に共感と共に恥ずかしさを覚える作品はない。この作品を読みながら、次のページや次のコマへ進むのをためらう瞬間が何度もあった。恥ずかしさのあまり倒れそうになるかとさえ思った。こう言うとまるで読んでいて面白くないように聞こえるかも知れないが、自分が十代の頃にしてきた数々の失敗を考えながら読むとこれが実に面白い。

はっきり言えば、この作品にかわいい女子高生の日常を期待してはいけない。作画はその作風に実によく合っている(智子の表情のいくつかは…いわゆる変顔だ)。もしあなたがありがちな高校生の日常漫画に飽きていて、それでも日常系の漫画を読みたいと思うなら、この漫画をおすすめする。

i0un:☆☆☆☆☆
“ワタモテ第1巻、人気上昇中!”

ワタモテは思春期の運命的な出会いを描いたありがちな恋愛モノの漫画ではなく、妄想しがちなコミュ障(前例の作品では脇役となる事が多い)の高校一年生の日常を描いた作品だ。主人公の智子はどこにでもいる平凡な見た目な女の子で、まだ未成熟で、恋愛ゲームをやり込んでるという以外には特に目立った特徴も無く、ネット掲示板を見たりテレビアニメを見たりして日々を過ごしている。しかし智子はそれらから得た知識をそのまま現実の生活に応用できると思っており、高校では人気者になってバラ色の生活が送れると思い込んでいる。物語のほとんどはこうして智子が人気者になろうとして、とてもおかしな、それでいて非常に面白い独創的な方法で努力して失敗するという形で進行する。作画担当者が描く智子の表情のいくつかにはきっと度胆を抜かれる事だろう。特にあなたが隠れオタクならば読んで見て損はない。とてもおかしな、それでいてどこか心温まる作品だ。

Jim:☆☆☆☆☆
“フェラ…ペチーノ?”

素晴らしいストーリーのとてもユニークな漫画だと思う。もしコミュ障ならではのギャグが好みでないのなら、他の作品を読んだ方がいい(笑)。だがもし一度その世界観にはまれば、友達を作ろうと奮闘する智子をきっと応援してあげたくなるだろう。

Taylor Mathews:☆☆☆☆☆
“素晴らしい作品”

私の13歳になる娘がこの作品が大好きでとても面白いと言っています。登場人物達と生き生きとした作風が好きだそうです。

H. Shamsi(Taylor Mathewsへの返信)

お母さん、私はこの漫画を13歳の女の子が読む事はあまりおすすめしない。私はアニメしか見ていないが、明らかに年齢制限にひっかかるような描写がいくつかあって、子供向きとはとても言えない。自分で読んでみてからお子さんに読ませるようにした方が良いと思う。「満月をさがして」とか「スキップビート」とか、子供が読んでも恥ずかしくないようなラブコメ作品を私はおすすめしたい。

Nathan Reid:☆☆☆☆☆
“愛しい私のスパゲッティ”

私は日本語版の第1巻が発売された時(それと英語圏のファン達によるとある画像の絡んだ一件の時)からこの英語版がリリースされるのを心待ちにしていて、ようやくその思いが報われた。英語版の続きが待ち遠しい。これからもがんばってニコ先生!

gonzalo carrillo:☆☆☆☆☆
“これは愛だ”

これまでになかった素晴らしい物語。すでに三回読んでいるが、さらにまた何度も読み返したくなる。私は2巻以降も予約注文するつもりだ。

cameron scott coyle:☆☆☆☆☆
“内向的な性格の人にぜひおすすめ”

素晴らしい! 私は男性だがこの作品の主人公に共感しすごく好きになった。私は本好きで内向的な性格だったので、学生時代は彼女とまったく同じ様な思いを感じていた。

Mike:☆☆☆☆☆
“私がこのレビューを書いたのはどう考えても智子が悪い!”

孤独を感じてる人や、周囲の人々から孤立を余儀なくされている人ならば、誰しもがこの作品とその主人公に共感する事だろう。

第1巻ではまず世界感と設定が説明され主要キャラが何人か登場する。画風は悪くはないが、取り立てて良いという程でもない。

ストーリーは読者を気恥ずかしい気持ちにさせるシチュエーションに富んでおり、大抵の場合、破滅的な結末を迎える。私は読んでいて時々笑ったらいいのか、それとも泣いたらいいのか解らなくなる時があるが、あなたもきっと私と同じようにそれでも続きが読みたくなるだろうという事だけは解る。

第2巻の発売が待ち遠しくて仕方がない。そして第2巻も第1巻と同じくたくさん売れてくれれば良いと思う。

Diane Tyccu:☆☆☆☆☆
“面白いマンガ”

面白いです。早く続きが読みたい。私は第1巻を5冊買って友人に配りました。彼らもみんな面白かったと言っています。

Dalan Stormlost:☆☆☆☆
“読む価値あり”

面白い。この不幸なヒロインの奮闘がどういう方向へ進んでいくのか続きを読むのが待ち遠しい。読みながら顔を手で覆ったり、笑ったりしながら、同時に彼女がかわいそうになったりしながら、楽しい時間を過ごせた。この先、物語がどんな展開を見せるのか、彼女がどのような成長を見せるのかとても気になる。

第2巻

SteampoweredRabbit:☆☆☆☆☆
“私がこれほどまでに感情的にのめり込んだ漫画は初めて”

もしあなたが黒木智子に共感できるなら、智子が抱える問題がいかに大変でしかも避けがたいものだと知っているはずだ。そういう出来事がこの漫画では当たり前の様に繰り返され、読者に息をつく間も与えぬまま永遠に続くような感覚に窒息しそうになる。ワタモテはそれほどリアルに私たちコニュケーションに問題を抱える人々の日常を描いている。

第2巻では第1巻に引き続き、とりとめがないながらも素晴らしい物語が進行する。その通り、この物語が「とりとめがない」のは、我々もまた黒木智子と同じ様にそのとりとめのない日常と戦っているからだ。彼女が望んでいるのはただ平和に静かに暮らしたいというだけの事である。もしあなたが対人恐怖症かコミュニケーションに問題を抱えているか、あるいはそれらに近い体験をした事があるならこの漫画をきっと気に入るはずだ。

智子に他の漫画によくある様な「ファンタジックな成長」が見られなくともこの漫画はそれで十分だ。なぜなら智子が求めているものはそんなものではなく、ただ単に誰かに存在を認めてもらいたいというだけの事だからだ。

さあ、今すぐワタモテ第2巻を買おう

Andrew W. Hung:☆☆☆☆☆
“笑えて、悲劇的で、共感できる”

この作品は私がこれまでに読んだ漫画でも最高の作品だと思う。

この作者がこの様な強烈な社会不安障害を取り上げ、その目に見えぬ苦悩を記憶に残る形で描き出す事に成功している事に驚きを禁じ得ない。さらに驚くべき事に、これらの苦悩のリアリティをまったく損なわぬままに、それらの苦悩がまた持つおかしさ、面白さが描かれている。それらの苦悩を体験した者として私は、智子が必死に自身の境遇から抜け出そうとする姿に、自分の小学校時代を重ね合わせて見てびっくりしてしまう。

コメディ漫画として、この作品は名作だ。内容は何話かに別れていて、それぞれ主人公の智子が人気者になろうとして必死にその時々別の努力をする話を中心に描かれる。そのやり方はバカバカしいものばかりだが、そのバカバカしさも人付き合いの経験の少ない智子の年齢が思いつくレベルの発想に収まっている。そしてそういう所がこの作品の魅力のひとつで、この漫画がどれほどギャグを全面に押し出そうとも、この作品が単なるギャグ漫画にならない理由でもある。そこには必ずリアリティがある。

すべての智子が取る手段は必ず裏目に出て面白い。彼女が頭の中でリハーサルを行って上手くいくと思った事も、それを現実の世界の現実の人間に適用する段階になっていつも破綻する。智子には妄想癖があり、ほとんど嫌になるくらい人気者になる事に固執している。だかそれも彼女が一人ぼっちという境遇におかれているからこその呪いみたいなものだと思わざるを得ない。最終的に彼女の手段が裏目に出てしまった時は、あなたは同情と、喜びと、不快感の入り混じった感情を抱く事だろう。これが病みつきになる。

この本を買うべきだ。笑えて、悲劇的で、感動的だ。気軽に読むにも最適で、また独特な絵柄も良い。買って後悔はしないと思う。

i0un:☆☆☆☆☆
“ワタモテ第2巻”

智子は相変わらず我々に笑いを届けてくれる。そしてかわいい智子が悲しい時にはあなたも一緒に泣くだろう。本当にこの漫画は面白い。ぜひ買うべき、きっと後悔はしない。ただし万人向けの笑いではないかも知れない。

BoringSupreez:☆☆☆☆☆
“1巻と同様のクオリティ”

ワタモテの第2巻が届きました。もしあなたが第1巻を読んで気にいったなら、第2巻を買わない理由はありません。文字通り第1巻と同じクオリティ、物語も同じクオリティを保っています。本当に「身悶えるほど面白い」。できればこの本がたくさん売れて、アメリカでもこの作品のアニメが発売してくれると嬉しい。

第3巻

Stephanie:☆☆☆☆☆
“単純にすばらしい”

私自身コミュニケーションに問題を抱えているので、ワタモテを読むと危険なほどに共感を呼び、あまりに智子が私と似ている事に驚かされます。とても面白く、同時に読むのがツラく、そして途中で読む事を止める事ができない作品です。もしあなたが自分の好みを理解した上でこの作品に興味を持たれたのならば、この作品の良さにきっと驚かされる事でしょう。そして私の意見ではこの第3巻も、1巻や2巻に少しも劣らぬクオリティを保っています!

Joshua Firessed:☆☆☆☆☆
“最高の読書体験”

私自身は少しも智子に似ておらず、また共感も出来ないのだが、彼女が社交的になろうとして奮闘する姿を見るのは感動を呼ぶ。この漫画もそしてアニメも最初はとてもやるせない気持ちにさせられるが、ストーリーが進むにつれ、だんだんと成功を目指す智子を応援したくなってくるだろう。

第3巻は私の期待していた通りの出来だった。続きが発売されるのが待ち遠しい。

第4巻

Joshua Firessed:☆☆☆☆
“作品は相変わらず素晴らしいんだけど…”

これまでに発売された単行本と同じく4巻でも智子の言動は相変わらずで面白い。冬休みになっても智子は酷い目に合い、さらに母親や弟との仲も悪化するが、これがまた智子らしいというかこの作品らしい所でもある。

作品の内容はさておき、私はこの第4巻での Yen Press の仕事には少し失望している。私が今回のレビューで星を一個減点したのは、製本にいくつかの不良点があるからだ。

まず21ページに写植ミスがある。智子が着ている制服についている名札の上にあるはずの智子の名前がずれてしまっており、ケーキの上に重なってしまっている。(大きなミスではないが、気になる)

もう一つ私が発見したミスは、巻末のおまけ漫画の1ページが白紙になっている事だ。本来ならば作者のあとがき漫画のすぐ後に2ページのおまけ漫画があるはずが2ページ目だけしかないので(1ページ目が白紙)、ファンによる非公式の翻訳版を前に読んだ事がある人でなければ、何が起きているか解らずに混乱してしまうかも知れない。

これからこの単行本を買おうと思っている人はこれらの点に留意して欲しい。

Baron Hausenpheffer:☆☆☆☆☆
“自業自得の女王(クイーン)のさらなる冒険”

「私がモテないのはどう考えても~」の第4巻は以前発売された3冊と同じく強烈で、黒木智子が変わらず人気者になろうとしてバカな行動をして失敗をする話を読む事ができる。おそらくこの作品は単行本1巻につき智子の生活を季節ごとに描いているのだと思うが、この第4巻では冬の間の智子の不幸が描かれている。私はここでいかなるネタバレをするつもりもないが、「智子は相変わらず努力の方向性を完全に間違えている」とだけは言っておこう。

季節の変化だけでなく、私はこの「私がモテないのはどう考えても~」は各巻ごとにある「テーマ」に沿って智子の人生を描いている様な気がしている。第1巻は「妄想」、第2巻は「孤立」、第3巻が「失望」、そしてこの第4巻では智子が根本的にダメな人間だと言う事を特に良く描き出していると思う(笑)。智子の初詣での願い事がその良い例だ。

智子「無能の神様じゃなかったら私を幸せにしてみてください…。それができなかったら私以外のみんなを相対的に不幸にしてください…。まあできなかったらいいんですけど… 見下すんで…。」

可哀そうな智子の弟もこれまで以上に被害を受けているが、それと同時に、この第4巻では智子がその社交性の乏しさや破綻した人格の割りには、親切で優しい部分もあるのだと言う事も描かれている。例え結果的にそれが裏目に出るとしても、智子は自分の好きな人々の前では良い人間でありたいと思っているのだ。さらにこの第4巻では、智子の様に負け犬の底辺に属する人間にも、それぞれのやり方で智子の事を気づかってくれる人々がわずかだがいるのだという事も良く描かれている。智子が人気者になれる望みは相変わらず薄いが、学校の外にそのチャンスがあるかも知れないという期待をあなたは抱く事ができるだろう、智子は学校で人気者になる事に拘っているようだが…。

全体的な物語の筋については、私はこの作品のレベルの高さにいまだにとても驚かされている。第1巻や第2巻のレビューですでに、この作品で描かれる社交不安の面白くも痛ましい物語について言及されているので、私はここでさらに同じ賛辞を繰り返すつもりはない。

私はこの漫画作品がとても大好きなので、どう考えてもみんなにおすすめしたい。

idkAlan:☆☆☆☆☆
“私が特に共感できる数少ないキャラクターの一人”

高校生時代、私も智子の様な生徒だったのでこの漫画は強烈に私の心に突き刺さる。それと同時に、当時の自分を思い出して自分自身を笑い飛ばす事ができるから私はこの作品が大好きなんだ。

第5巻

Gabe Logan:☆☆☆☆☆
“いつもどおり素晴らしい”

最近第5巻が届きましたが、ワタモテは相変わらず読んでいて面白く、そして気恥ずかしさで身悶えます。智子の取る行動にあなたは思わず彼女が可哀そうになり、「(ぼっちでいる事は)そんなに悪い事じゃないよ」と言ってあげたくなる事でしょう。小宮山さんの登場は次巻に持ち越されるものと思っていましたが、そんな事はなくて(5巻で登場して)良かったです。

いつもながらこの作品のクオリティには未だに驚かされ続けています。

第6巻

Baron Hausenpheffer:☆☆☆☆☆
“柔和な人々は地を受け継ぐであろう… たとえ汝らの屍を乗り超えてでも (※マタイによる福音書の一節のパロディ)”

私モテの第6巻、痛くて面白いこの作品は智子にライバルが登場するという形でまったく新たな展開を迎えます。新キャラの小宮山琴美は第5巻の最後で登場し、二人の過去には智子がすっかり忘れてしまっている因縁がある事が示唆されていました。第6巻ではその時の詳細が語られますが、やっぱり「どう考えても智子が完全に悪い」様です (わあびっくり!)。

小宮山さんはとても面白いキャラクターです。冷静かつ内向的な女の子で、こういう風に言うと少し冷たい性格のキャラだと思われるかも知れませんが、彼女は他の漫画にありがちなロボットみたいな無口キャラでもツンデレキャラでもありません。ただ自分の感情を表に出す事が少ないだけで、好きな男子を前にするとその感情がこぼれます。そんな性格なのであまり友達はいない様ですが、それこそ智子とお似合いの友人となるはずでした。

しかし残念な事に、我らの短気で可愛い主人公は、小宮山さんが何気なく口にした言葉に腹を立て、二人の仲は険悪となり、互いにくだらない事で言い争うようになります。結局第5巻まで智子の心の中に押し留められていた感情を引き出す事ができたのは、愛情でも勇気でもなく憎しみだったという事ですね。最低の結論ではありますが、同時に腹がよじれるほど面白いです。

智子はこうと決めたら何の努力をしなくとも他人を自分のレベルまで落とし込むができるのです、なんて恐ろしい子! 小宮山さんの方もなかなかどうして負けてはいませんが、失う物が何もない性格の捻じ曲がったぼっちを敵に回す事がいかに恐ろしいか身をもって知る事でしょう。

他に第6巻で面白かったのは、智子のコミュニケーションにおける認知に深刻な問題があると解った事です。一つ解りやすい例をあげます。クラスの女の子が単に友人として智子にリップクリームを貸してあげた時、智子はそれをレズビアンの誘惑と勘違いし、最初は気持ち悪がっているフリをするものの、徐々にその女の子に気持ちを傾けて行き、最終的にそれが愛情によるものでも何でもない事が解ると怒り狂います。

この様に智子は偏執的で、自己陶酔的で、不安定で、変態的で、狭量で、短気で、無神経で、自己中心的です…。がしかし、そんな智子も気分が落ち着いている時には、間違った方法ではありますがいつも彼女なりのやり方で正しい行動を取ろうとするのです。そんな彼女だからこそ読者は智子に良い事が起きて欲しいと願うのでしょう。智子は万人に受け入れられる様な理想の主人公ではありませんが、もしあなたが欠点だらけのキャラクターを愛する事ができるのならば、智子はそんな我々に君臨する闇の女王です。

シンプルに言うなら、私モテは第6巻になっても、今日手に入る漫画の中で私が何度読んでも一人でバカみたいに声を出して笑う事ができる数少ない作品の一つです。物語が進むごとにどんどん面白くなっています。星五つ、本当におすすめです。

David:☆☆☆☆☆
“おいおい智子!?”

おいおい、智子にゆうちゃん以外の友達が出来たって? 物語は実に良い感じに進んでいます。漫画の方がアニメより深く内容を描いていますね。まあ第5巻以降はアニメ化されていませんけど。

早く続きを読みたくて待ちきれないです。


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