カテゴリー別アーカイブ: バイリンガル版コミック

ゲゲゲの鬼太郎 GeGeGe no Kitaro

水木しげるによる妖怪漫画、ゲゲゲの鬼太郎のバイリンガル版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。バイリンガル版は全3巻です。

ゲゲゲの鬼太郎 バイリンガル版

ゲゲゲの鬼太郎 日本語オリジナル版

ゲゲゲの鬼太郎 バイリンガル版

単なる娯楽作品としてだけではなく、民俗学的にも大きな貢献をしたのではないでしょうか。少なくとも鬼太郎を読んだ事によって日本の妖怪、はては民俗学に興味を持った人々が大勢いたと思います。たとえば民俗学的要素の強いミステリを書く作家の京極夏彦氏も鬼太郎シリーズのファンですね。

もともとは “墓場の鬼太郎” というタイトルで連載されていましたが、テレビアニメ化をするにあたって “墓場” というのはまずいという事になり、作者である水木しげるが幼い頃に自分の名前をきちんと発音できずに “ゲゲル” “ゲゲ” と呼んでいた事から着想を得て “ゲゲゲの鬼太郎” というタイトルになったそうです。

アニメの鬼太郎みたいに表現がソフトじゃないので、小さいお子様には向かないかも知れませんが、ある程度年を重ねた大人の方ならば原作漫画の良さが解ると思います。ラフカディオ・ハーンが日本の民話に感動して “怪談” を書いたように、日本文化に興味を持っている外国の方へのプレゼントとしても最適かも知れません。普通のアニメや漫画では知ることのできない日本を知ることができるのではないでしょうか。

デビルマン Devil Man

永井豪氏の名作漫画、デビルマンのバイリンガル版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。バイリンガル版は全5巻です。またデビルマンの北米版アニメDVDもあります(※リージョンコードに注意)。

デビルマン バイリンガル版

デビルマン 日本語オリジナル版

デビルマン バイリンガル版

永井豪氏の作品はこのデビルマンをはじめアメリカンコミックの影響を少なからず受けているとは思いますが、悪魔の力を持ったヒーローというのはなかなか向こうの人では出てこない発想なんじゃないでしょうか。結果として日本海外多くのクリエーターに新たなダークヒーロー・アンチヒーロー像を提供した名作だと思います。有名な所だとエヴァンゲリオンの庵野監督もエヴァンゲリオンを作るにあたって大きな影響を受けたと監督自身がインタビューでその事を認めています。

その内容から若い学生さんから結構年齢の高めの大人の方の英語学習教材としてこのバイリンガル版は最適だと思われます。また海外の方へのプレゼントとしても喜ばれるのではないでしょうか。どことなくアメコミっぽいのに明らかにアメコミにはない日本漫画のテイストがある。”萌え” だけではない日本漫画の魅力の原点に触れることができるでしょう。

ジパング Zipang

かわぐちかいじによる、ジパングのバイリンガル版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。バイリンガル版は全4巻です。

ジパング バイリンガル版

ジパング 日本語オリジナル版

ジパング バイリンガル版

自衛隊の最新鋭イージス艦が太平洋戦争真っ只中の海にタイプスリップしてしまうという歴史の if を描いた架空戦記作品ですね。この手の作品には過去に “戦国自衛隊” という半村良氏による小説がありましたが、それの現代版というかストーリーをより壮大にしたような作品です。最新鋭のイージス艦 “みらい” は太平洋戦争時において絶大な戦力を発揮しますが、補給のない孤立無援の艦が生き延びるのは不可能に近く当時の大国海軍にその支援を求めることになります。戦国時代のお侍と違って十分に科学の素養がある海軍通信参謀の草加拓海は “みらい” の存在と日本を待ち受ける未来を知る事により、その未来を変えようと画策し始めます。

残念ながら上記のようにバイリンガル版は4巻までしか発売されていないので、その物語のほんの序盤までしか読むことはできません。それでも英語学習用としては十分な効果が期待できますので、繰り返し何度も読んで英語力を鍛えてください。妙に軍事関連の英語に詳しくなってしまうかも知れませんが、自分の好みに合わせてボキャブラリーを増やしていった方が結果として飽きることなく続けられると思います。

あさきゆめみし The Tale of Genji

源氏物語を大和和紀が漫画化した、あさきゆめみしのバイリンガル版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。バイリンガル版は「星の章」と「花の章」の全2巻です(ペーパーバック版はさらに上下巻に分かれています)。

あさきゆめみし バイリンガル版

あさきゆめみし 日本語オリジナル版

あさきゆめみし バイリンガル版

漫画だけでなく源氏物語そのものも、もちろん英語に翻訳されています。源氏物語 The Tale of Genji 英語版

国文学の最高傑作のひとつ、源氏物語は平安時代の宮廷生活や文化を知るのにとても良い作品です。いつの時代も日本の人々の心をとらえて放さないこの名作を、その世界観を壊すことなく漫画化したのがこの “あさきゆめみし” ですね。漫画タイトルはいろは歌の一節、”あさきゆめみしゑひもせす(浅き夢見し 酔いもせず)” を借用したものでしょう。

英語を学ぶにあたって英語が原書のシェイクスピアなどを読むというのも一つの方法としてありだと思いますが、同時に日本の古典を英語で読んでその魅力を再確認する事もまた良い方法だと私は考えます。もしもあなたが英語に堪能な人であっても、自国の文化や歴史に対して無知では国際社会では教養のある人物と認められません。特に英語を使って異文化交流をしたいと考えている人は、日本の文化について多少なりとも英語で表現する力を養う必要があるでしょう。

そういう意味でこの “あさきゆめみし” や源氏物語は英語を学ぶのにとても良い教材にひとつではないでしょうか。もちろん日本を代表する文化作品は他にも数多くありますが、その手始めとして最適な作品だと私は思います。

サザエさん Sazae-san

国民的4コマ漫画、長谷川町子によるサザエさんのバイリンガル版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。バイリンガル版は全12巻、贈り物にも最適な全巻セットもあります。

サザエさん バイリンガル版

サザエさん バイリンガル版 全12巻セット

サザエさん 日本語オリジナル版

サザエさん バイリンガル版

まさに国民的漫画作品ともいえるサザエさんですが、意外と原作漫画を読んだ事が無いという人は近頃多いのではないでしょうか。現在では時代に合わせて多少アレンジされたテレビアニメが放送されていますが、原作漫画は終戦直後の1946年から1974年まで連載されており、その時代の移り変わりを色濃く繁栄しています。

そういう意味ではお子様向けというより、むしろ戦後世代の若者から大人の方にこそ読んでもらいたい作品と言えますし、なにより楽しむ事ができると思います。あと日本人の日常生活を知りたいと思っている海外の方にも喜ばれる作品ですね。また上述のとおり、まとめ買いやプレゼントに最適な全巻セットもあります。ただしAmazonでの価格によってはセットよりも個別に買った方が安くすむ場合もありますので、その辺は個々の事情によって判断してください。

リボンの騎士 Princess Knight

漫画の神様、手塚治虫によるリボンの騎士の英語版コミックとバイリンガル版コミックです。バイリンガル版は日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。英語版コミックは全2巻。バイリンガル版は全6巻です。

リボンの騎士 Princess Knight 英語版コミック

リボンの騎士 バイリンガル版

リボンの騎士 日本語オリジナル版

リボンの騎士 英語版

戦後少女漫画の先駆けとも言える作品ですね。この頃は巨匠と呼ばれる漫画家の人々が、少年漫画を描くかたわら少女漫画も執筆していました。それらを読んで育った世代が現在では女性漫画家の大家として君臨し、さらにそれらを読んで育った現在一線で活躍している女性漫画家の方の中には、少女漫画を描くかたわら少年漫画を執筆されている方もいますね。

漫画の神様と呼ばれる手塚治虫もストーリー性のある少女漫画を描くにあたっては手探り状態だったのでしょうか、いわゆる手塚ワールドに当時から女性たちに人気であった宝塚の要素を入れるという試みがこの作品ではなされました。男装の麗人のサファイア、おもえば活動的な女性を描いた漫画作品も国内ではこのリボンの騎士が初めてだったのではないでしょうか。

なおバイリンガル版に翻訳されているのは、なかよしで連載されていたいわゆる “なかよし版” です。講談社のバイリンガルコミックシリーズはたいてい途中の巻までしか発売されないのですが、この作品に関しては物語の最後まできちんと出版されています。お子様から大人の方まで幅広く英語学習に役立てることできる作品だと私は思います。

OL進化論 OL Revolution

モーニングで連載中の秋月りすによる、OL進化論のバイリンガル版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。バイリンガル版は全5巻です。

OL進化論 バイリンガル版

OL進化論 日本語オリジナル版

OL進化論 バイリンガル版

舞台が一般企業で登場人物の多くがOLやサラリーマンという設定からビジネス英語やビジネスマンの日常会話の自然な英語表現を学ぶのに最適な作品だと思います。連載は1990年ごろから続いているので当時の時代背景を反映した部分もあり、そこがまた可笑しかったりしますね。

また4コマ作品ということで特にストーリーを気にせずに読むことができ、英語を読むのが苦手だという方の入門用にぴったりだと思います。バイリンガル版は全5巻ということで、全部読んでもそれほど時間がかからないでしょう。できれば何度も読み返し、ビジネスシーンや日常での自然な英語表現がすらっと口からでるようにすると良いでしょう。

天才バカボン The Genius Bakabon

赤塚不二夫によるギャグ漫画、天才バカボンのバイリンガル版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれていて、洋書初心者にやさしく読めるようにできています。バイリンガル版は全3巻です。

天才バカボン バイリンガル版

天才バカボン 日本語オリジナル版

天才バカボン バイリンガル版

いうまでも無くナンセンスギャグ漫画の最高傑作のひとつだと思います。”天才バカボン” というタイトルの由来には色々な説があるみたいですが、今考えてみるとすごく納得させられるタイトルではないでしょうか。天才的なバカ、大人になって多少頭でっかちになってしまった自分にとっては羨望の気持ちさえ起きてきます。

さてそんな天才的なバカが大勢登場するこの作品のセリフは、常識では考えられない表現がかなりたくさんあります。そういう意味においてこの作品を読む事が英語学習になるのかならないのか解りませんが、それらのセリフが英語ではどうのように表現されているのか個人的にとても興味があります。こういう作品の翻訳が一番難しいのではないでしょうかね。作品の面白さを損なわずに、なおかつできるだけ忠実に翻訳する。しかも作品自体がナンセンスなのですから、こんなに高度に言語能力が要求される翻訳もあまりないでしょう。バイリンガル版は全3巻ですが、おそらくこのくらいが限界だったのかも知れませんね。

ピーチガール Peach Girl

別冊フレンドで連載されていた、上田美和によるピーチガールの英語版コミックです。日本語と英語の両方のセリフが書かれているバイリンガル版 ピーチガールもあります。

ピーチガール Peach Girl 英語版コミック

ピーチガール 日本語オリジナル版

ピーチガール 英語版

本当はマジメで純粋なのに、かつて水泳部に所属していたせいでガングロギャルに見えてしまう女子高生の安達もも。中学の頃から好きだったとーじ(東寺ヶ森一矢)と付き合えると思った矢先に原黒ぶりっ子の柏木さえがちょっかいを出してきて…という感じのラブコメディです。

この作品の英語版はちょっとややこしい事になっているので軽く説明をします。まず日本語オリジナル版だと「ピーチガール」が全18巻で、スピンオフ作品の「裏ピーチガール」が全3巻なんですが。これが英語版だとピーチガールの全18巻が、 “Peach Girl (全8巻)” と “Peach Girl: Change of Heart (全10巻)” という2つのタイトルに分けられています。裏ピーチガールの方は “Peach Girl: Sae’s Story” というタイトルでこちらは全3巻と変わりません。ついでいうと英語と日本語の両方のセリフが書かれたバイリンガル版は全4巻です。バイリンガル版は話の途中で終わっていますね。

さらに混乱することに見た感じ BOX SET っぽい Limited Collectors Edition なる商品が Amazon のページには掲載されているのですが、商品説明が一切ないので一体何巻から何巻まで収録されているのか解りません。この作品の英語版コミックを購入されようとしている方は、よくよく確認をして間違った商品を買わないように注意して下さい。

ちょびっツ Chobits

ヤングマガジンで連載されていた、CLAMPによるちょびっツの英語版コミックです。また英語リスニング力を強化したい方には、ちょびっツの北米版アニメブルーレイもあります。

ちょびっツ Chobits 英語版コミック

ちょびっツ 日本語オリジナル版

ちょびっツ 英語版

「パソコン」と呼ばれる人型の情報端末が普及する世界で、限りなく人間に近い感情を持った少女型パソコンの “ちぃ” と、一人暮らしの浪人生の本須和秀樹の交流を描いたSFラブコメディです。

このように一人暮らしの男性の家に突然美少女が住み着く作品や、感情を持ったロボットとの恋愛 or 友情関係を問う作品はもはや古典的と言っていいほどに多くの作品が作られていますが、連載当時は一家に一台あるいは一人に一台パソコンを持つのが当たり前となってきていた時代背景があり、パソコンの進化の究極形の一つに人型という方向性を示した衝撃作であると思います。どこまでも人間に近いものを追求するなら人間で良いじゃないかとも思わないでもないですが、こういう作品が理想とするのは人ならぬ身でこそ得られる “無垢さ” にあるような気がします。ちぃも高性能なパソコンとして描かれていながら、秀樹に教えられない限り何もできない何も知らない無垢な存在として描かれています。

さて英語版ですが、北米の翻訳漫画出版社の Dark Horse Comics より、日本語オリジナル版のおよそ4巻分の内容を1冊にまとめたオムニバス版が全2巻で発売されています。

また日本語と英語の両方のセリフが書かれているバイリンガル版 ちょびっツもあります。バイリンガル版も2巻まで発売されていますが、こちらは話の途中で終わっています。