進撃の巨人 Attack on Titan

別冊少年マガジンにて連載中の、諫山創による進撃の巨人の英語版コミックです。また進撃の巨人の北米版アニメブルーレイもあります(※国コード規制に注意)。

進撃の巨人 Attack on Titan 英語版コミック

進撃の巨人 日本語オリジナル版

進撃の巨人 英語版

突如現れた、人間を捕食する巨人の出現によって人類は滅亡に危機に瀕していた。かろうじて生き残った人類は、巨大な城壁を三重に築いてその内部に一時的な生活圏を確保する事に成功する。そして約100年が経過した時代に生きる少年エレンは、父母や幼馴染のミカサと共に暮らし、いつの日か壁の外の世界を探検する事を夢見ていた。しかしエレンが10歳になったある日、またしても突如現れた超大型巨人によって外壁が壊され、多数の巨人が市街地に侵入してしまう。親友のアルミンの機転で助けられたエレンとミカサだったが、2人の眼前で母・カルラは巨人に捕食されてしまう。その2年後、エレン・ミカサ・アルミンの三人は、訓練兵団に入団し巨人と戦う術を学んでいくのであった…という感じの物語です。

英語版は講談社の北米子会社 Kodansha Comics より、日本語版の最新刊の発売からおよそ4か月遅れ程度のペースで順調に発売されています。なおこの作品の英語版に関してはキンドル版の購入もできるみたいですので、そちらを買われても良いかと思います。

また日本の漫画とは異なる英語版漫画独自の特徴として、人気のある作品は単行本3冊分の内容を1巻にまとめた安価なオムニバス版が発売される事がよくあるのですが、この進撃の巨人では単行本5冊分を 縦26.7cm 横18cm 厚さ4.3cm の大型本にまとめた “Colossal Edition / 超大型版” が発売されています。これだけ大きいと正直読みにくいんじゃないかと思いますが、インパクトはすごいので話のネタとしては面白いかも知れません。

進撃の巨人 超大型版 Attack on Titan: Colossal Edition 英語版コミック

これに加え、進撃の巨人のスピンオフ漫画や公式ガイドブックの英語版も発売されていますので、タイトル毎に以下にまとめます。

進撃!巨人中学校 作画:中川沙樹 別冊少年マガジンにて連載中
Attack on Titan: Junior High 英語版コミック

進撃の巨人 Before the fall 原作:諫山創・涼風涼 作画:士貴智志 月刊少年シリウスにて連載中
Attack on Titan: Before the Fall 英語版コミック

進撃の巨人 悔いなき選択 ストーリー原案:砂阿久雁 作画:駿河ヒカル 全2巻
Attack on Titan: No Regrets 英語版コミック

進撃の巨人 INSIDE 抗 + 進撃の巨人 OUTSIDE 攻 (公式ガイドブック2冊分の内容を収録)
Attack on Titan Guidebook: INSIDE & OUTSIDE 英語版公式ガイドブック

進撃の巨人 空想科学読本 著:柳田理科雄
The Science of Attack on Titan 英語版空想科学読本

さらに講談社からは、日本語と英語の両方のセリフが書かれたバイリンガル版コミックや、日本語版と英語版の各シーンを対照して問題・解説を付け加えた英語学習参考書も発売されていますので、英語初心者の方や英語での読書に不安がある方はまずこちらから買うのも良いかと思います。

バイリンガル版 進撃の巨人 Attack on Titan

進撃の英語 (進撃の巨人で学ぶ英語学習参考書)

またアメリカのAmazonのレビューではこの作品に対して以下のような感想が寄せられています。

Ryan Laber “IT guy”:☆☆☆☆☆
“shingeki”

作品のタイトルは少し馬鹿みたいに思えるかも知れないが内容は大真面目。ジャンルとしてはスチームパンクの世界感にミステリとアクションに少しホラーの要素を加えた様な感じだ。これはあらゆる意味で普通の日本の漫画とは違い、独特な筆致で描かれ、ストーリー展開を重視し、ファンサービス的な要素はほぼ全くと言っていいほど無い(個人的にこれは良いと思う)。カバーにあるような巨人が人を殺すシーンが、解剖学的に正しく描かれるので、とても生々しく血なまぐさい描写がある点には注意して欲しい。おそらく年少の読者にはそぐわず、より大人の読者に合った作品だと思われる。というのも、言葉は重々しく、物語は複雑で、時には残酷な結末が待っているからだ。作者はこれほどまでに高いクオリティの物語を書けるならば、小説で作品を発表すべきだったとさえ思う。もし今私が漫画を一つだけしか読めないとしたら、この作品を選ぶ。主人公の奮闘と、その世界に隠された謎の数々が私の心をとらえて離さない。もしこの作品に似た作品を挙げるとしたら、岩明均の「寄生獣」、「ベルセルク」(これに比べれば進撃の巨人もまだ描写がソフトな方だ)、くらいだろう。

Elliot:☆☆☆☆☆
“おごれる者は久しからず”

私はサバイバル・アクション・ホラー漫画好きの全ての読者にこの作品をお勧めする。第1巻ではまだ序章に過ぎず、巨人の出現するこの世界で一体何が起きてるのかの説明がなされる。そして作品の主人公である、エレンとミカサの二人についてのエピソードが進行し、エレンには巨人を駆逐して外の世界を探索したいという夢があること、対してミカサには主体性がなく、エレンの手助けをしたいと思っている事を我々は知る。

物語について:
この世界は絶望と退廃に満ちている。兵士達は大きな壁に守られて100年間何も起こらなかったという理由から、任務中にも酒を飲んで騒いでいる。しかし何か大きな出来事が起きて彼らの目を覚まし、人類が滅亡の危機に瀕した時には、彼らも巨人を駆逐する術を見つけ出すだろう。私はそう願いたい。

キャラの成長について:
10人の訓練兵を始め注目すべきキャラは多いが、最も重要なのはエレンとミカサの二人だろう。二人のそれまで人生やその目標などについてかなり詳しく説明される。

作画について:
キャラクターデザインは非常に素晴らしい。巨人のデザインはとても気持ち悪く描かれているのに加え、その雰囲気がとてもまがまがしい。また三次元空間を意識した戦闘の描写は本当に素晴らしい。

結論として、私はこの作品を強くお勧めする。絶対後悔はしないのでぜひ読んでみて欲しい。

amm:☆☆☆☆☆
“作品は素晴らしいが、インタビューは読まないで!”

この漫画はこれまでになかった作品でとても好きだ。第1巻ではまだ物語の序盤しか描かれないけれども、それでも読みごたえは十分。あっという間にキャラクターに共感し、これから何が起こるのか期待して待つようになる。

ただし注意! 第2巻で受ける衝撃をネタバレさせないために、巻末の作者によるインタビューは読まない様に! もしも読んでしまうと第2巻の内容をネタバレさせてしまう。だから第2巻を読み終わるまでは読まないようにした方がいい。その事を知らなかった私は、先にインタビューを読んでしまいとても後悔した。誰のアイデアか解らないが、第1巻に盛大なネタバレとはまったくひどい話だ。

だがそれを別にすれば、私はこの作品を自信を持ってお勧めする!

ebooksgirl:☆☆☆☆☆
“素晴らしいストーリー”

最近この作品が好きだという人が多いけれど、私もアニメを見てこの作品にはまった一人です。

アニメは原作に非常に忠実だったので、あなたが普段漫画を読まない人なら(私もその一人です)、この作品を必ずしも漫画で読まなければならないという訳ではないでしょう。

※私はこの本をアマゾンで新品で購入したのですが、カバーが酷くくたびれた状態で届きました。もしかしたら2012年の発売から長いことアマゾンの倉庫に眠っていた在庫が私に送られてきたのかも知れません。もしも私が商品の状態を気にするコレクターだったとしたら、商品の状態にはとてもがっかりした事でしょう。

幸い、私はこの本を良い状態で保存する事よりも読み潰す事の方を楽しみますので、それほど気にしてはいません。


英語版の漫画を買うならキンドル版がお買い得! スマホやタブレットに入れれば通勤・通学時に読めて便利です。

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